ハナヒョウタンボク(花瓢箪木) 2017.05.19 -- 1

2017.05.19(18:50)

170423 小石川植物園 ハナヒョウタンボク1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 4月23日に小石川植物園の正門を通り、広い上り坂を半分登った2人の右側、大きな木々の下へ入っていったら、枝にスイカズラのような花が咲いていた。
 一般に見られるスイカズラはつる性の低木だが、木の大きさは5、6m はあろうかという大きさで、枝を大きく張り出して陽光を遮っている。その大きな木の枝にスイカズラらしき花が咲いているが、木の大きさからしてスイカズラであるはずがない、と思った。
 名札を捜して確認すると、「ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)」とあった。


170423 小石川植物園 ハナヒョウタンボク2

 昨日までの記事を復習すると、
● スイカズラの別名は「キンギンカ(金銀花)」である。
● 同じスイカズラ属の正式名「キンギンボク(金銀木)」の別名は「ヒョウタンボク(瓢箪木)」である。
● 同じスイカズラ属の正式名「ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)」が、本日ご覧いただいている花である。
 書いていて、紛らわしくて嫌になってくる(笑)。


170423 小石川植物園 ハナヒョウタンボク3

 スイカズラ(別名:キンギンカ)とキンギンボクの違いは、実の付き方や実の色が違う、と昨日書いた。
 キンギンボク(別名:ヒョウタンボク)とハナヒョウタンボクの違いはどこにあるのだろうか。

 キンギンボクが「ヒョウタンボク」で、ハナヒョウタンボクにだけ「花」と頭に付く理由は、「葉や枝がキンギンボクほど毛深くないから」だという。
 そんなこと言われたって、いまさら後の祭り。
 葉や枝の毛深さの違いがわかるような写真を撮影しているほど私は用意周到ではない。 


170423 小石川植物園 ハナヒョウタンボク4

 小石川植物園のハナヒョウタンボクは、雨風のせいか、葯が落ちてしまっているものが多く、暗がりの中の木漏れ日での写真撮影はかなり困難だった。
 しかし、近隣では見られない花だし、絶滅危惧II類(VU)に登録されているらしいので、ともかくも記録しておきたい、と記事にした。


170423 小石川植物園 ハナヒョウタンボク5

 果実の時期にもう一度確認したいが、赤い実がなるらしい。「食べられる」と書いてある本と「有毒だ」と書いてある本があるらしい。あるサイトで「恐る恐るハナヒョウタンボクの実を口に含んでみた」と書いてあった。甘みはなくて、「食べられる」とはとても思えない、というのがその方の結論だそうだ。
 キンギンボク(ヒョウタンボク)の実は合着して瓢箪のような形になるが、ハナヒョウタンボクは2個並ぶけれども合着はしないそうだ。

 とりあえず、スイカズラ属の代表的な3種を記事にし終えた。今年はまだ、ウグイスカグラを記事にしていない。実は甘みがあり、食べられるそうである。

キンギンボク(金銀木) 2017.05.18 -- 1

2017.05.18(21:50)

170423 小石川植物園 キンギンボク1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 まず、こちらの写真はスイカズラではない。
 「金銀木(キンギンボク)」という。スイカズラ科スイカズラ属だ。
 スイカズラの仲間は往々にしてはじめ花が白いが、後に黄色くなり白と黄色が入り混じる。その様子を、キンギンボクと名付けた、ということらしい。
 しかし、スイカズラだって「後に黄色くなり白と黄色が入り混じる」のは同じだ。だからスイカズラには「金銀花(キンギンカ)」という別名がある。
 キンギンボクはスイカズラ(キンギンカ)とどう違うのだろうか。
 わざわざ別種をたてるのだから、何かが違うはずである。


170423 小石川植物園 キンギンボク2

 キンギンボクには「瓢箪木(ヒョウタンボク)」という別名がもうひとつある。
 「瓢箪木」の名の由来は、実がまるで瓢箪のように2つずつ並ぶということからきているそうだ。
 昨日の写真にあったように、スイカズラの仲間は花もつぼみも枝に沿って左右に2つずつ並んでいるのだから、「実だって当然のように並ぶだろう」と推測できるがどうだろうか。

 『樹に咲く花』によれば、キンギンボクの果実は2個並んで付き、基部で合着、ひょうたん型になる、と書かれているらしい。つまり、2つの実がくっついて、ほんとうに瓢箪のようになるらしい。
 次に実の色だが、キンギンボクは熟すと赤色だ。スイカズラは熟すと黒。
 スイカズラの実は薬効(解毒、消炎、利尿など)があるとされているらしいが、キンギンボクは有毒だ。赤くてきれいで、鳥は食べるとされているが、人やペットには嘔吐、下痢、麻痺を引き起こすらしい。


170423 小石川植物園 キンギンボク3

 さて、次回は「ハナヒョウタンボク」という樹木についての記事を書こう、と準備している。
 この花もスイカズラそっくりなのだ。


スイカズラ(忍冬) 2017.05.17 -- 1

2017.05.17(17:45)

170423 小石川植物園 スイカズラ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 Wikipedia によると、
 「スイカズラ(吸い葛、学名:Lonicera japonica)はスイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本。別名、ニンドウ(忍冬)。冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた」とある。

 4月23日、小石川植物園の深くて薄暗い林の中で見つけた写真の花は、おそらくふつうの「スイカズラ」だろうと思う。
 Wikipedia の花の構造の説明はよく書かれていて、写真と文章を比べながら納得できた。
 「花弁は筒状で、先の方は上下2枚の唇状に分かれ上唇はさらに4裂、はじめ白いが徐々に黄色くなる。そのため、一つの枝に白い花と黄色い花が同居することが珍しくない。後述の異名である「金銀花」はこれによる」


170423 小石川植物園 スイカズラ2

 写真のスイカズラはつぼみのピンク色が少し残り、雄しべの葯にはたっぷり花粉が付いているように、まだ花が若い。
 色が黄色くなってくるにはまだまだ時間が掛かるように思われる。
 私は正直言って、スイカズラの黄色くなった花を愛でる感覚がよくわからない。

 Wikipedia には「蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)という生薬で、ともに抗菌作用や解熱作用があるとされる。漢方薬としても利用される」という記述もあった。
 「金銀花」はスイカズラの異名であり、生薬だというのだが…。


170423 小石川植物園 スイカズラ3

 それでは同じ小石川植物園で先ほど区画割りされたコーナーで見てきた「金銀木(キンギンボク)」はいったい何なのだろう? と首を傾げた。
 「金銀木(キンギンボク)」については、また次回に。


170423 小石川植物園 スイカズラのつぼみと葉

 最後はスイカズラの葉とつぼみの写真に過ぎないが、このように片側にふたつずつ、反対側を向いてつぼみが付くのはおもしろいし、それがスイカズラの別名ヒョウタンボクや、次回に触れる「ハナヒョウタンボク」(別種)の名前の由来のようなので、ここに記録として掲載しておく。
 金銀花、金銀木、瓢箪木、花瓢箪木 などの名前にこだわりながら、スイカズラの仲間たちを調べていきたい、と考えている。

オダマキ 2017.05.16 -- 1

2017.05.16(17:30)

170523 小石川植物園 オダマキ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 オダマキには、日本原産のミヤマオダマキとヨーロッパ原産の西洋オダマキの2グループがあるそうだ。
 写真の花はかなりミヤマオダマキに近い姿をしているようである。

 何も知らずに見ていると、きれいな花だなあ、と思う。
 ところが、実態はかなり複雑な構造の花らしい。
 
 当たり前に見て花弁に見えているところは萼片だという。5枚ある。
 花弁は真ん中のところにまとまっている。花弁も5枚だ。
 写真ではちらりと雌しべらしきものがのぞいている。雌しべも5本だという
 雌しべは雄しべを低く取り囲んでいるらしいから、覗き込まないと見えない。
 上のほうを見ると、青紫色の尻尾がくにゃっと曲がっているのがわかる。これはスミレなどにもある「距」だそうだ。距は花弁の後ろから伸びているので、数はきっと5つだろう。
 
 オダマキは「苧環」と書き、「苧環」は麻糸を巻く糸繰りの「苧環」に似ているので名が付いた、というが、私はそんなものは見たことがないので、説明されても「ああ、そうなの?」としか言いようがない。
 花茎の先に細長い莢が5つ集まった果実を付けるという。できれば果実まで観察したい、と願っている。

 最後にオダマキはキンポウゲ科である。オダマキは交雑しやすく、だから花もさまざまな変化をしやすいらしい。
 オダマキの花にはじつにさまざまな形や色があり、さまざまな変種があるようだ。

  1. ハナヒョウタンボク(花瓢箪木) 2017.05.19 -- 1(05/19)
  2. キンギンボク(金銀木) 2017.05.18 -- 1(05/18)
  3. スイカズラ(忍冬) 2017.05.17 -- 1(05/17)
  4. オダマキ 2017.05.16 -- 1(05/16)
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