クガイソウ(九蓋草) 2018.06.12 -- 1

2018.06.12(22:25)

180601 自然教育園 クガイソウ1

 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影日:2018.06.01
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 穂状の花序のかたちが似ている、というだけのことで、前回のトウフジウツギからの連想でクガイソウ(九蓋草または 九階草)を採り上げた。
 それはただの偶然だが、クガイソウはゴマノハグサ科クガイソウ属だったのが、オオバコ科クガイソウ属に変わった。前回のトウフジウツギがフジウツギ科からゴマノハグサ科に変わったのと似た話でおもしろい偶然だ、と思う。
 しかし、花序の中のひとつひとつの花のかたちは、トウフジウツギとはまったく違う。


180601 自然教育園 クガイソウ2

 なお、茎に輪生する葉が写真でもよく目立つが、その輪生する葉が層になって付く様子から、九蓋草または 九階草と名付けられたらしい。名前もそう憶えておくのが忘れにくい。


180601 自然教育園 クガイソウ3


180601 自然教育園 クガイソウ4

トウフジウツギ(唐藤空木) 2018.06.10 -- 1

2018.06.10(18:05)

180603 小石川植物園 トウフジウツギ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.06.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 フジウツギ科というのがあったらしい。APG体系ではゴマノハグサ科に含められ、科ではなくなっているそうだ。だからいまはゴマノハグサ科フジウツギ属だ。
 日本にはフジウツギとウラフジウツギが自生し、琉球・沖縄では古くから中国原産のトウフジウツギ(上の写真)が栽培されているそうだ。
 花として愛でるのはブッドレアで、園芸用のフサフジウツギのことらしい。

 まだ研究不足だが、ウツギ・シリーズをやっていたから、載せなければならないという使命感で掲載したい。
 今後フジウツギとフサフジウツギが首尾よく見つかって掲載できるとよいのだが…。


180603 小石川植物園 トウフジウツギ2

 トウフジウツギは別名リュウキュウフジウツギ。フサフジウツギと比較すると見てくれはよくない。魚を麻痺させるのに使う有毒植物であるらしい。
 ネットの写真は案外と多いので、比較的よく栽培されているのかな、と思う。


180603 小石川植物園 トウフジウツギ3

 じつは昨年から追いかけている。
 下に昨年の写真も載せたい。


170609 トウフジウツギ4

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.06.09
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ


170609 トウフジウツギ5

 植物の花期は案外と短い。だから、一番よい時季に見られるとは限らない。
 また、別の時期に見て、気が付かなかったことに気が付くこともある。
 私は2年、3年と追いかけて、ようやく「こんな植物なのか…」と納得することが多い。

ノリウツギ(糊空木) 2018.06.09 -- 1

2018.06.09(20:50)

【6月3日】

180603 小石川植物園 ノリウツギ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.06.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 ノリウツギ(糊空木)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木だ。
 したがって、この記事はアジサイの仲間としてはアジサイ・シリーズのひとつであり、「ウツギ」の名前が付けられている、という点では「ウツギ・シリーズ」の記事の追加でもある。


180603 小石川植物園 ノリウツギ2

 前回の記事のイワガラミは、装飾花が1枚だったが、ノリウツギは4枚なので、見た目がもっとアジサイらしくなるかというと、花序が円錐状になっている、という特徴がある。
 樹液を和紙を漉く際の糊に利用したため、この名がつけられたそうだ。


180603 小石川植物園 ノリウツギ3

 円錐花序はこの花の魅力のポイントで、ご覧の通り。
 園芸種として「ピラミッドアジサイ」というのがあるそうだが、私はまだ見たことがない。 
 「ピラミッドアジサイ」の名で市場に出回っている「ミナヅキ」は、ほとんどの花が装飾花となり、円錐花序全体が白色で覆われる、という。(カシワバアジサイとはまた別)

 山渓ハンディ図鑑4によると、果実が熟す頃になるまで装飾花が残り、赤く色づくそうだ。機会があればその頃にまた紹介できるかも知れない。
 なお、この記事の写真の中にも黒っぽいものが写っている写真があるが、それは前年の実の殻だ。


【5月20日】

180520 小石川植物園 ノリウツギ4

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.05.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 上は5月20日の写真。装飾花ができはじめた頃だ。
 参考のため、載せておこうと考えた。


【2017年6月9日】

170609 小石川植物園 ノリウツギ5

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.06.09
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012

 上は昨年の写真だが、広い範囲が写っているほうがイメージをとらえやすいかも知れない、と考え、載せることにした。


170609 小石川植物園 ノリウツギ6

 同じ昨年の写真だが、見ているとなんとなく、両性花がまだつぼみのうちに見るほうがこの花は美しい、と感じてしまう。記事のトップの写真(本年撮影)を見てもそう感じる。

イワガラミ(岩絡み) 2018.06.06 -- 1

2018.06.06(16:20)

【横浜市こども植物園】

180605 こども植物園 イワガラミ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.06.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 岩や木にからまって育つから「イワガラミ」だということらしい。蔓性でよじ登る習性があるのだそうだ。
 初めて見たのは高尾山周辺で、その様子は素朴で感動的だった。


180605 こども植物園 イワガラミ2

 一度見てしまうと、小石川植物園にもあるし、横浜市こども植物園にも、横浜市環境支援センターにもあるのに気が付いた。「栽培はされていない」と書かれている本を2冊も見たが、一度植えると繁殖力旺盛とも書かれている。


【横浜市環境支援センター】

180605 環境支援センター イワガラミ1

 撮影場所:横浜市こども環境支援センター
 撮影日:2018.06.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 小石川植物園は陽当たりがよすぎて、内側の両性花が開く頃には装飾花は茶色く変色を始める。
 こども植物園と環境支援センターは適度に日陰なので、そこそこ美しい写真が撮れる。
 ただ、地味な花なので、好む人とあまり好まない人がいるだろう。


180605 環境支援センター イワガラミ2

 アジサイ科イワガラミ属ということで、属は独立している。アジサイの仲間だが、イワガラミはヤマアジサイの亜種・変種でもなく、ガクアジサイの仲間でもない。
 装飾花が1枚だけ、というのが特徴的な外見を見せている理由だ。


【小石川植物園】

180520 小石川植物園 イワガラミ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.05.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 小石川植物園は強い日に照らされていて、「両性花が咲いていてしかも装飾花が傷んでいないところ」を捜して撮影しなければならなかった。
 あまり明るいと、イワガラミのよさが引き立たない。


180520 小石川植物園 イワガラミ2


180520 小石川植物園 イワガラミ3マクロ

 最後に、細部がよく見える写真を一枚入れてみた。


  1. クガイソウ(九蓋草) 2018.06.12 -- 1(06/12)
  2. トウフジウツギ(唐藤空木) 2018.06.10 -- 1(06/10)
  3. ノリウツギ(糊空木) 2018.06.09 -- 1(06/09)
  4. イワガラミ(岩絡み) 2018.06.06 -- 1(06/06)
前のページ 次のページ