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アテツマンサク 20210228 -- 1

2021.02.28(18:25)

20210225 小石川植物園 アテツマンサク遠景1ブログ用

 撮 影 日:2021.02.25
 撮影場所:小石川植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 アテツマンサクを、まずはやや遠方から。
 小石川植物園にある結構大きな木だが、この木には由来がある。

20210225 小石川植物園 アテツマンサクと青空2ブログ用

 平成20年11月まで、岡山県には「阿哲郡」という郡があった。
この年、阿哲郡を含む広域市町村合併があり、いまは新見市の一部となっている。
アテツマンサクの樹は、その新見市から市の発展を記念する樹木として小石川植物園に寄贈されたもの、とのことだ。
 牧野富太郎博士が大正3年に新見市の黒髪山にある青龍寺(真言宗醍醐寺派)旧本堂近くの株からタイプ標本を作り、新種アテツマンサクと命名した。
 小石川植物園の解説札によると、阿哲郡の辺りは、石灰岩地が発達したアジア大陸に共通した植物群が見られることが知られており、古くから直物地理学的に注目されている地域だ、とのことである。

20180207 小石川植物園 アテツマンサクの花芯3ブログ用

 撮 影 日:2018.02.07
 撮影場所:小石川植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 さて、過去のストック写真から、アテツマンサクとシナマンサクの花の花芯(中心部分)を比較してみよう。
 まずは上のアテツマンサクだが、マンサクは通常は萼4、花弁4、先が2本に分かれた雌しべ1、雄しべ4、仮雄しべ4があるそうだ。この写真でも仮雄しべまではよく見えないが、ほかははっきりとわかる。


《参考》シナマンサクの花芯

20180207 小石川植物園 シナマンサクの花芯4ブログ用

 撮 影 日:2018.02.07
 撮影場所:小石川植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

上の写真はシナマンサク。アテツマンサク以外のマンサクは、萼片が赤褐色である。
写真に撮ると暗くつぶれて見分けにくくなるので、少し明るめに加工してある。
シナマンサクでなくても、アテツマンサク以外であれば、萼片は暗い赤褐色なので、アテツマンサクだけが例外である。

同様の記事は2017年と2018年にも書いているが、アテツマンサクは全体に濁りがなく美しく見えるので、私は気に入っている。だからもう一度記事にしたくなった、という次第だ。


《参考》アカバナマンサクとマンサク

20170221 本牧山頂公園 アカバナマンサクの花芯5ブログ用

 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 上の写真、1枚目はアカバナマンサクである。
 近寄って花芯部分がよく見える花を、2017年2月21日に本牧山頂公園で撮影していた。
 2枚目の参考写真は、ふつうのマンサク。2016年1月22日に鎌倉の明月院で撮影した。
 どちらも萼片は赤褐色である。

20160122 明月院 マンサクの花芯6ブログ用

 写真のストックとしては、他にハヤザキマンサク、ニシキマンサクなどがあるが、花のよい時期に行き合わせるのはなかなかむずかしい。


コメント
アテツマンサクは当目に見てもすっきりして美しいですね。阿哲郡の名前は消えてしまったのですか。植物学の観点からは残して欲しかったですが、阿哲峡の名前が残っているようです。
【2021/03/01 17:17】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
こんにちは
マンサクの種類などまず楽しませ頂きました。
解説で各花をじっくり眺め美しさがわいてきました。
アテツマンサク
見事ですね。
【2021/03/01 11:11】 | ころん #- | [edit]
我が家のお嫁ちゃんは岡山です、それにルーちゃんも岡山から来ました
そんないわれのあるマンサクの木が見事に大きいですね
昨日写したアカバナマンサクはお茶の先生のお宅なのでフェンスがあって撮りにくかったです

またデジブラしながらマンサクの花を探します
【2021/03/01 10:17】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
おはようございます。

マンサクにも色々種があることが
わかりました。ぼんやりと見てい
たことも同時にです。たぶんこち
らの山野で見る一種と、まれに市
街地で見るものと言うくらいの感
覚でマンサクを見ていたのでしょ
う。

こだわりは特になく、マンサクは
春を告げるんだという程度の期待
しか無い程度でしたので..

阿哲郡

記憶が不鮮明ですが、妻の知人に
岡山県の人がいて、阿哲郡という
地名を聞いたことがありました。
不思議な縁です。マンサクからこ
んな...



【2021/03/01 06:31】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
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