
撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.04.22
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012
亡父から引き継いだ荒れ庭をなおすとき、パーゴラはもう少し低くしてほしい、と注文したのですが、庭師の方は「いや、これでいいんです」と譲らない。バラを誘引してみたこともあり、一部はバラに使っているけれど、いまひとつ使い勝手が悪いままでした。
さて、3年前にかみさんが植えた白いフジ。植えた年に地上50cm で花を咲かせ、その年の夏にどんどん伸びてパーゴラの上まで達しました。
高すぎるパーゴラの上を、夫婦2人で蔓を誘引していくのがかなりたいへん。
昨年は一応数本の藤が垂れ下がり、今年はそれがパーゴラの3分の2くらいに広がりました。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.04.22
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
写真撮影は晴れた4月22日で、23、24日は曇り。白いフジは青空が背景でないと冴えません。
24日の夜からは雨。25日にはすっかり傷んでしまっていました。
この記事に掲載したフジはまだ下のほうが咲ききっていないのが心残りですが、結果的に22日が一番美しいときでした。

白いフジというのは、日が当たるとらぎらと光りすぎ、曇った日には何を写したのかわからないくらいにネムイ写りの仕上がりとなってしまいます。
そうはいっても、最後は雨が降って傷んだために、よいコンディションで撮影した写真は22日のみで、数多くはないのです。
四苦八苦して RAW現像を行い、どうも気に入らず、一昨日もその前の日も、仕上げた写真はすべてボツ!

昨日は、Photoshop CC だけに頼るのをやめ、CANON Digital Photo Professional の助けを借りて、仕上げてみました。
この CANON 純正のソフト、あれこれ使ってみると Photoshop よりも微調整が効いて、案外と役に立つ項目があります。
掲載した写真は、上から下へとスライドするほど、CANON DPP の関与の強い編集となっています。

いろいろと苦労しましたが、対象が繊細でどうしても白が光りすぎるとき、逆にネムイ写真になってしまうとき、そういうときはどうすればよいか。
CANON DPP と Photoshop CC の RAW現像と、Photoshop本体による調整と、それらを組み合わせた新しい編集方法を、自分なりに編み出すことができました。
結果オーライです。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2018.04.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ラスト2枚は4月24日、曇った日の写真。
ぼんやりした写真を CANON DPP の助けを借りつつ復活させることができました。

もともとがまあ、渋い好みのフジなのです。