ハマゴウの花と実 2017.09.29 -- 1

2017.09.29(20:15)

【熊野市七里御浜(しちりみはま)のハマゴウ】

170805 熊野砂礫海岸 ハマゴウ中距離

 撮影場所:熊野市・七里御浜
 撮影日:2017.08.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 以下同じ

 8月に長女夫妻・孫たちとともに、長男に連れられて熊野の海岸線を見て歩いたことを以前書いた。
 写真は三重県熊野市御浜町、紀宝町付近の七里御浜の砂礫海岸で撮影したハマゴウ(浜栲)だ。


170805 熊野砂礫海岸 ハマゴウ近距離

 いままで見たことのない植物なのにハマゴウという名前がすぐ出てきたのは、楽さんのブログ「楽のデジカメ散歩3」で見たことがあるのと、小石川植物園の薬草園に「ハマゴウ」の立て札があるのを憶えていたからだ。
 
 強い陽射しのため照り返しが強いのと、旅行に持っていったのが24〜105mmズームレンズであったため、花の細部の写りがいまひとつ鮮明でないのはご容赦願いたい。
 クマツヅラ科ハマゴウ属の常緑小低木で砂浜などに生育する植物である。
 自宅の参考書『里山のつる性植物』に詳しく掲載されているのを見て驚いた。
 浜で見たハマゴウは背丈30〜40cmくらいで、砂浜から直立していると思い込んでいたが、ふつうは浜を匍匐する木質化した枝から花茎が立ち上がっている、ということらしい。


170805 熊野砂礫海岸 ハマゴウアップ

 花は雄しべ4、写真では上の2本の葯が割れている。真ん中に葯のない花柱が伸び、先端が2裂しているのが認められる。下唇の上の白い2列の毛がかわいい。


【七里御浜の砂礫海岸の様子】


170805 ハマゴウと砂礫海岸と海

 ハマゴウの咲いている浜の様子はこんな感じだ。


170805 熊野 砂礫海岸

 歩いてみてびっくりするのだが、この浜は砂浜ではない。小石でできた砂礫海岸だ。
 台風が近くて波が荒かったが、それでも耳をじっと澄ませていると、引き波のときにさらさらさらと小石が転がる音が聞こえ、耳に心地よい。
 熊野古道伊勢路の一部で、熊野と新宮の間は七里御浜を通ったため「浜街道」と呼ばれていた、という。紀伊山地の霊場と参詣道の一部として「世界遺産」である。


【小石川植物園のハマゴウ】

170905 小石川植物園 ハマゴウの実

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.09.05
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 下の写真も同じ

 9月5日の小石川植物園で、サルトリイバラの実を見つけたと思ってカメラを向けたが、実の付き方がサルトリイバラらしくない。
 望遠レンズで撮影した写真を後から調べてみると、これはハマゴウの実だ。
 小石川植物園の薬草園の真ん中では、サルトリイバラとハマゴウが隣り合って植えられているため、絡み合っていて紛らわしい。
 「薬草カラー図鑑1」によると、乾燥した果実「蔓荊子」(まんけいし)と茎葉「蔓荊葉」(まんけいよう)を、神経痛、手足の痺れ、ひきつけに、「蔓荊子」を頭痛や風邪に使うそうである。


170905 小石川植物園 ハマゴウの花

 上のように、花もまだ咲き残っていた。
 ご覧のように、草本ではなく木本だ。


 ハードディスクの中に整理していない写真がたくさん残っている。
 別々の時季に別々の場所で撮影した写真を見直していると、それらが結びつき、ついでにいろいろと調べてみるとさまざまなことがわかっておもしろいのだが、他方、どんどん出掛けていかないと四季は飛ぶように移り変わってしまう。手足と眼と脳をもうワンセット欲しい。

 ブログの更新を休んでしまったが、26、27日の2日間、鬼怒川温泉のさらに奥深く、平家落人の里などで知られる「湯西川温泉」へ、San Poの会のメンバー計4人で行ってきた。
 そんな話題もまたそのうちブログに出るかも知れない。

コメント
ハマゴウの咲く海岸白波が綺麗です・
綺麗に撮られていて見事です。
海岸に咲く花、木質の感じがしました。
地理佐渡さまのブログ拝見しました。
凄くのびるのですね。。
びっくりしました。
薄紫の花可憐です。
【2017/10/01 20:07】 | ころん #- | [edit]
ハマゴウは植物園で見た記憶がありますが、野生のものは山では見られません。砂利の海岸は波の音が良いですね。私も聞きたくなりました。
【2017/10/01 15:39】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
YAKUMAさん、
小肥りさんから、砂浜の海岸と小石の海岸の、成り立ちの分かれ目が知りたい、と言われています。
何かご存じでしたら、教えてください。
【2017/09/30 22:48】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
小肥りさん、
NHKBSで数週間前にやっていた日本列島のでき方によると、紀州半島は海底からマグマの塊が上昇してきてできたそうで、だから海と山が迫っていて浜が少ない。
そういうことが関係しているんだろうな、と想像するのみで、よくわかりません。
地学はいままであまりよく知らなかったので、興味をもって勉強中です。
【2017/09/30 22:44】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
地理佐渡さん、
リンクのハマゴウの記事、拝見しました。
地理佐渡さんの写真のほうがハマゴウの特徴をずっとよくとらえていますね。
あんなふうに浜を這うように広がるのですね。
【2017/09/30 22:34】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
ハマゴウの花は印象に残っていますが、果実は記憶に残っていないです。
金沢区の人工海浜は、遠くないのでもう少し色づく頃、行ってみたいと思います。
【2017/09/30 18:53】 | 楽 #M8XIDdVw | [edit]
砂礫海岸と砂浜海岸とはどこで違いが生じるのだろう。
成り立ちの分かれ目が知りたい。
この砂礫が何万年も経ったら砂になるの?
【2017/09/30 10:25】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
他の方のブログでも拝見しました。
私は見た事はないかもです。
いい花の色ですね~
【2017/09/30 08:44】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
おはようございます。

http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/e/e86dc50735c766618407cf9c50e1ec68

当方のサイトで以前紹介した
ハマゴウです。
佐渡南部素浜(そばま)海岸での
風景です。

今は長岡住まいで、浜辺の植物は
なかなか見に行けません。気がつ
いたら明日から10月。困ったもの
です。

【2017/09/30 07:00】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
ハマゴウ詳しく有難うございました。
今の一連の紹介が終わったら 
軒しておいた室戸岬での撮影写真載せたいと思いますので
参考になりますし勉強できました。
高知に行ったのは、いつだったかしらです(苦笑)
アカソまで見てくれてありがとうございました。
きょうはオオハンゲです。
 皆様のうれしいコメントで頑張れますよね。
きょうもお元気でね。
【2017/09/30 05:53】 | ちごゆり嘉子 #h/LGstSw | [edit]
ハマゴウ、花を見てみたいです。
花後の姿は一度見ているのですが・・・
父の故郷、岩手の大船渡の海岸も小石の浜でした。波の引く音が綺麗ですよね。
【2017/09/29 22:34】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
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