2017.07.20(22:15)

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2017.07.20
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM 下の写真も同じ
横浜市こども植物園の本部事務所前の休憩スペースで、休憩していてふと目を上げると…、
「ああ、こんなところにエゴノキがあったんだ」と、望遠レンズに付け替えて撮影した。
なかなかよい写真になったと喜びつつ、目を左隣りの枝に向けると、あらまあ!
同じ木なのです。

知っているからあまり面食らわずに済みますが、視覚的にはかなりどっきりではありませんか?
「エゴノネコアシフシ」については、昨年6月20日にも記事にしているし、今年は舞岡公園でも見ているが、こんなにたくさんぶら下がっているのを見るのは初めてだ。
ネコアシはおそらく形(猫足)から名付けられたのだろうと思われる。エゴノネコアシアブラムシの雌がエゴノキの芽を変形させ、いわゆる虫こぶが形成される、ということらしい。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所のサイトに発表された研究結果によると、「昆虫が植物の性質を改変し、究極の「巣ごもり」生活を実現」したものだそうだ。
このエゴノネコアシフシを採取して、内部にいるたくさんのアブラムシの雌を確認した写真が、ネットには多数ある。
私はやらないので、ご覧になりたい方はネット検索してください。
なお、写真ではバナナ型の袋の先端に穴があいている。7月になったので、「翅の生えた雌のアブラムシ」が袋から飛び出したのだそうだ。中のアブラムシを見たいなら、穴のあく前に採取しなければならないらしい。
コメント
これはずいぶんたくさんできていますね。初めて見た時は面白い果実だと思ったものでした。中の虫はまだ見たことがありませんし、できればこのまま見ないでおきたいです。
【2017/07/23 16:19】
| 多摩NTの住人 #rId1tC1Q |
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楽 さん、
虫こぶの有無はともかく、アブラムシの仲間は植物によいことはありませんね。
ガーデニング上も、被害はとても大きいです。
【2017/07/21 16:33】
|
ディック #22hNL7Yc |
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最初にこの虫こぶを見たときは驚きました~。
ちょっと触れにくい対象です。
ただ、若い(?)虫こぶはキレイな色をしていました。
【2017/07/21 12:49】
| 山ぼうし #- |
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私は今年初めて気がつきましたが、こんなにたくさん出来ていたのは気づいていませんでした。
若芽がムシコブで、成長が阻害されるのだから、あまり見たくありません。
【2017/07/21 11:59】
| 楽 #M8XIDdVw |
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ネゴノキの実にも、虫コブが出来るのですね。
見たこと無いですね~。
でも、中は、見たくないです(笑)
【2017/07/21 07:23】
| アトムパパ #ulYx6Mu6 |
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エゴノネコアシフシ、初めて知りました。花に対する深い観察、いつも感心します。いよいよ梅雨明けですね。こんな暑い時期は、クーラーきいた部屋でマッタリと過ごしているのが一番で最近は厳しい暑さの夏はアウトドアしないようにしておりますが、今年は1回も登山してないし梅雨明けしたので今週末に山デビューしてみる予定です。(苦笑)
【2017/07/21 06:21】
| ローリングウエスト #4rhKAmu. |
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YAKUMA さん、
垂れ下がったひとつの枝を撮影しましたが、木全体ではかなり数がありました。
実がたくさんある枝には虫こぶはなく、虫こぶがたくさんある枝には実があまりない。
このアブラムシに取り付かれるのは、エゴノキにとってはマイナスなのではないか、と思いました。
【2017/07/21 00:20】
|
ディック #22hNL7Yc |
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たくさんの虫こぶが付いていますね。
これだけある姿は見たことがありません。
私も中の様子を見たことはありませんね。
【2017/07/20 23:17】
| YAKUMA #0p.X0ixo |
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