2017.06.22(18:00)
【普賢の華(フゲンノハナ)】(5月30日)
撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2017.05.30
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 撮影日は6月17日のものあり
植物学の考え方にあまり片寄らず、園芸種としての見方からアジサイを分類すると、
一般に、お寺や各家庭で楽しむために植えられているアジサイは、大まかに下のように分けられます。
1. ガクアジサイ系の園芸種
2. セイヨウアジサイ系の園芸種
3. ヤマアジサイ系の園芸種
4. タマアジサイ系の園芸種
5. コアジサイ系の園芸種
6. カシワバアジサイ系の園芸種
ここでは各系統の原種について深入りするとたいへんですので、とりあえず上のように分けておくことにして、
さて、きょうのテーマは「ヤマアジサイ系の園芸種」です。
横浜市こども植物園ではヤマアジサイ系の園芸種を多数揃えて栽培しています。
【紅(クレナイ)】(5月30日)
(6月17日)
写真を見ていただければ一目瞭然ですが、いずれも小型の品種でかわいい。葉も花も小さめで、ガクアジサイとはそこが大きく異なります。葉に光沢はあまりなく、楚々とした雰囲気です。
「どうだ、おれはきれいだろう?!」という押しつけがましさがありません。鉢植えにも向くように思います。
早めの5月30日に撮影した写真と、6月17日に撮影した写真があります。
早咲き、遅咲きのという区別のほか、品種によっては、咲き進むと装飾花の色が変化していることがわかります。
【乙姫(オトヒメ)】(5月30日)
(6月17日)
【伊予の薄墨(イヨノウスズミ)】(5月30日)
【伊予の盃(イヨノサカズキ)】(5月30日)
【伊予の十字星(イヨノジュウジセイ)】(5月30日)
【深山黒姫(ミヤマクロヒメ)】(5月30日)
(6月17日)
【大山小紫(ダイセンコムラサキ)】(5月30日)
【胡蝶の舞(コチョウノマイ)】(6月17日)
【筒井童子(ツツイドウジ)】(6月17日)
以上、近付いた写真なので大きく見えるかも知れませんが、ふつうのガクアジサイと比較すると、ひとまわり小さく、かわいい花ばかりです。
コメント
とんとん さん、
コアジサイ系の園芸種、私も見たいのです。
どこかたくさん集めて植えているところを見つけたら、片っ端から撮影して、このような記事にしてみたいですね。
【2017/06/23 14:41】
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ディック #22hNL7Yc |
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小肥り さん、
秋に紫色の実がなる園芸種「コムラサキ」はどっちなのでしょうね。
まあ「濃紫」と書いた方がかっこいい!!
このアジサイの漢字表記は、こども植物園の名前札の表記の通りとしました。
【2017/06/23 14:35】
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ディック #22hNL7Yc |
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多摩NTの住人 さん、
私もアジサイに深入りするのは今回が初めてです。
野生種と園芸種の境界付近をうろうろしてみる…、というのは、比較的得意なので、少し突っ込んでみようか、という気になってきました。
【2017/06/23 14:31】
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ディック #22hNL7Yc |
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自然を尋ねる人 さん、
アマチャはヤマアジサイの変種とされているようですね。「アマチャのほうがヤマアジサイの仲間」というほうが適切な表現だと思います。
アマチャの写真も小石川植物園で撮影してありますので、近日中に「アマチャ」として記事を書きたい、と思います。
【2017/06/23 14:27】
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ディック #22hNL7Yc |
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六つの分類のうち特に3と5に心惹かれます。
上から3枚目の紅色に元気が出そうです。
萼がパラパラとしていて、どれも涼しそうでいいですね。
コアジサイ系の園芸種、見てみたいですね。
【2017/06/23 09:25】
| とんとん #uvcXFM.c |
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紫陽花の花が盛りですね^
我家のはありきたりの西洋アジサイです。
後は小さないよでまりとアナベルにダンスパーティーは
以外と丈夫です。
クレナイはいい花ですよね
【2017/06/23 08:43】
| hirugao #J7S1TTU6 |
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アジサイは種類が多すぎて深入りできていません。と言うより無意識に避けているかも知れません。わかり易い分類で勉強になりました。いつもながらですが写真がとても綺麗ですね。
【2017/06/23 07:46】
| 多摩NTの住人 #rId1tC1Q |
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咲き進むと、花の感じが変わるのですね。
私が撮ったときは、伊予の薄墨が咲き終わり、装飾花が裏面を見せていました。
【2017/06/23 05:44】
| 楽 #M8XIDdVw |
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まずもって紫陽花にこれほどの種類があるとは
ちょっと驚き。
「ダイセンコムラサキ」
コムラサキは漢字のとき「小紫」の場合と「濃紫」の場合があって、
島倉千代子「りんどう峠」では
「リンリン竜胆は濃紫 姐サの小袖も濃紫」です。
この紫陽花の場合は両方あるみたいです。
【2017/06/22 21:44】
| 小肥り #mQop/nM. |
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山アジサイは甘茶の仲間と聞いていましたが
沢山の品種があるのですね。
葉っぱを煮詰めると甘いお茶になる話はどの品種になるのでしょうか。
気になる特集を見せてもらいました。
【2017/06/22 21:11】
| 自然を尋ねる人 #gBN0ot46 |
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