気難しい女神アルテミス 2016.12.28

2016.12.28(18:15)

161211 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 2枚目も同じ

 写真のバラは「アルテミス」。病害に強く、花数も多いバラとして、育てやすいつるバラという定評があります。


161211 自宅庭 アルテミス2

 前回のナエマの記事に書きましたように、「ナエマ」はアルテミス以上に強健で、横へ広がるだけでなくさらに空へと高く伸び上がっていくので、「アルテミス」はナエマの樹勢に押され、ウッドデッキの柵の端、4分の1くらいのスペースに追いやられています。
 春のアルテミスは比較的早咲き。アルテミスが終わりに近付く頃、遅咲きのナエマが咲き始めます。紅白揃って咲いている日数は、予定していたほど長くはありません。


161213 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 アルテミスは、強い直射日光に当たると花の傷みが早いような気もします。ウッドデッキ付近はわが家で一番陽当たりがよく、どうもアルテミスを楽しめる期間が短いような気がしてならず、花数もさほど多いとは言いがたい。
 花数はまあ、誘引するスペースがナエマに押されて狭くなっているせいかも知れませんが。
 販売業者のセールス・トークよりは「気難しいバラ」の印象があります。


161215 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.15
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 しかし、冬バラは春とは違い、ごらんのように傷みも少なく、たいへん美しいです。
 女神の名がふさわしい感じがします。


161217 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


161224 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.24
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


161227 水浴するディアナ
 (写真はWeb Gallery of Art からダウンロードしたもの。著作権はパブリック・ドメインです)

 「アルテミス」というのはギリシャ神話の狩猟・貞潔の女神で、ローマ神話のディアナに当たります。英語名ではダイアナになります。
 上の写真はフランソワ・ブーシェの「ディアナの水浴」です。

 この絵の全体から匂い立つような色気に唸っていたわけですが、ブーシェはそもそもそれをウリにしていたロココ絵画の大家です。「男性の姿がない」と指摘する方もいらっしゃるだろうと思いますが、アルテミスは大の男嫌い。自分に仕えているニンフたちを引き連れ狩猟に明け暮れる毎日ですが、「純潔の女神」でもあるのです。
 真っ白ではなく、少しクリーム色がかかって色気を感じさせるバラのアルテミスに通じるように感じます。


水浴するディアナ(部分)

 なかなか気難しい女神で、自分に仕えていたニンフのカリストがゼウスが目を付けられ、処女を失ってしまったことに腹を立てると、カリストを牝熊に変えてしまう、という恐いところのある女神でもあります。
 バラのアルテミスと同様に、美しいけれどもちょっと気難しいのです。

 なお、紹介したブーシェの絵はロココ絵画の代表的な絵としてよく引用されますので、憶えておかれるとよいと思います。
 冬バラのアルテミスは花持ちもよく、傷みも少なく、長い間咲いてくれています。今年は冬バラの魅力をたっぷり味わいながら、数日後には新年を迎えようとしています。

コメント
白と赤と順次咲くばら。
日本神話のバラにたとえてみました。
綺麗ですお写真も・・
綺麗ないいお写真拝見できました・
良い新年をお迎え下さいませ。
【2016/12/30 16:15】 | ころん #- | [edit]
ご自宅の花壇のバラ

素敵です  孫も明日帰ります

昨日午後  ボウリング2ゲーム


疲れます(笑)
【2016/12/30 06:32】 | 安人(あんじん)です #5ddj7pE2 | [edit]
今年はお知り合いになれてよかったです。また来年もまたお付き合い継続の程よろしくお願い申し上げます。
【2016/12/30 06:13】 | ローリングウエスト #4rhKAmu. | [edit]
真冬にこんな綺麗なバラが見られて良いですね。ふだんのお手入れのい成果ですね。素晴らしいです。
【2016/12/29 18:40】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
FRUDE さん、
ブーシェは、女神だということを免罪符にして、画家として女性の裸体を堂々と描きたいし、そういう絵を欲しがる人たちがたくさんいて、需要も強かった、というだけのことだと思いますが、マネの動機は単純ではないでしょうね。絵画の描き方(手法)そのものが、当時としてはきわめて革新的であり、画家自身、それを十分意識していたはずですから。
【2016/12/29 09:25】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
楽 さん、
もともと撮影に作為はあまりなくて、
きれいに咲いてくれたアルテミスの姿をなんとか写真としてとどめたい、というだけなのですが、冬の低い陽射しが案外と強く、白飛びすると微妙な色合いが出なくなるので、いろいろと試行錯誤しております。
【2016/12/29 09:14】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
おはようございます。

毎度綺麗なバラです。しっとりとした
質感を感じます。こちらではこの時期
このような姿を見ることは無いですねぇ。

さて、年末年始6連休です。今日佐渡へ
行くつもりです。

【2016/12/29 08:27】 | 地理佐渡.. #0TfezBWQ | [edit]
1.2枚の暗い背景に浮かび上がる質感も好きですが、3枚目のような逆光で透けている花弁と、黒つぶれしそうな部分を持ち上げている写真のほうが好き。
【2016/12/29 06:36】 | 楽 #M8XIDdVw | [edit]
冒頭から息を呑む私がいます
光を巧みに操り、さすがはディックさんの作品
と再認識しております

男ですから女性の裸体には絵にさえ反応しますが
なぜ野山で裸なのか、子どもの頃から不思議でした
マネの「草上の昼食」でもたしか女性だけが風邪を引きそうないでたちです

担任に訊ねたことがあった、と思うのですが
明確な回答を得られなかったような気がします
知識不足から、の疑問でもあることでしょう

     マタイ受難曲を知れば知るほど、奥の深さに驚かれると思います
     音符の配置で十字架を表したり、B(2)A(1)C(3)H(8)→14を音符に隠したり、と
     JS.BACHの凄さを痛感します
【2016/12/29 05:51】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
アトムパパ さん、
>白が咲き終わってから、赤が咲いた~
そういうのって、実際に育ててみないとなかなかわかりませんね。
かみさんは黄色いチューリップの周りに青いムスカリを植えました。
あら不思議! 毎年チューリップが咲くのとムスカリが咲くのがぴったり一致。黄色と青のハーモニーが楽しめます。
【2016/12/28 23:31】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
花びらも豪勢で、美しいバラですね!

バラを組み合わせるのは、難しそうですね。
本に載ってない特性が、たくさんあるのでしょうね。

私の父は、昔チューリップで失敗しました。
白が咲き終わってから、赤が咲いた~(笑)
難しいものですね。
【2016/12/28 23:16】 | アトムパパ #ulYx6Mu6 | [edit]
なんだか蠱惑的な神様。姿もその名前も。身を持ち崩しそうな引力がある。
それを薔薇の名にいただくとは・・・なかなか
気難しい・・・は小悪魔的で気まぐれ。男を翻弄する、
そう解釈しますが、よろしいか。
・・・しかし男嫌いというのが気になるなあ。
日本の神話で言えば・・・だれだ。
【2016/12/28 22:04】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
今年は今まで気温が高くて余計にたくさんのバラが
綺麗に咲くのではないでしょうか。
それにしても美しいですね~

写真の撮り方はもちろんですが・・・
【2016/12/28 21:18】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
白いバラを本気で見ていて突然女性が
好きですから見ましたが急ぎ旅ゆえ
またゆっくりきたいです。
【2016/12/28 18:32】 | 自然を尋ねる人 #G0paPMig | [edit]
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