2016.10.08(18:30)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2016.09.27 以下同じ
カリガネソウは、過去1回か2回出会った記憶がありますが、撮影に失敗。当ブログでは初めての写真掲載です。
くるっと伸びた長い雄しべ、雌しべと、青紫色の花との対比は美しいですが、逆に写真に撮るには細心の注意が必要で、きれいに撮すのは苦労します。
小石川植物園のカリガネソウは私の背丈くらいに伸びていましたが、通常は80cmから1m くらいの草丈とされているようです。ひょろっとしていると、風に揺れやすく、それも撮影の大敵となります。

カリガネは鳥の雁がね、つまりガンのことだそうですが、どこをどう見立てるとそうなるのか、私には理解できません。別名の「帆掛草」(ホカケソウ)のほうが理解できます、
写真ような奇妙な花の構造は「やさしいエンゲイ」から引用させていただきますと、「下の花びらが大きいのは昆虫が蜜を採るために留まりやすいため、白い斑点が入るのは蜜の位置を教えるため、雄しべと雌しべが湾曲するのは留まった虫の背中に花粉を付けるため(もしくは、付いた花粉を雌しべにくっつけるため)、とされています」とのこと。

写真のシベの中で、よく見ると、葯がなく先端がふたつに分かれたものがあります。それが雌しべということのようです。
日本、朝鮮半島、中国などに分布する多年草で、クマツヅラ科としている解説とシソ科としているものと、両方あるようです。
また、わが家でも育てたことのあるダンギク(段菊)はこのカリガネソウの仲間だということのようです。
小石川植物園で撮影しましたが、この植物は「薬草図鑑」には記載がありませんでした。
コメント
私もこの花はカリガネソウという名前よりもホカケソウのほうが合っていると思っています。横浜市歌をイメージしますね。
【2016/10/10 16:43】
|
多摩NTの住人 #rId1tC1Q |
[edit]
楽 さん、
撮影は9月27日でした。
つぼみがいっぱいでしたから、今ごろは花数がすごいでしょうね。
【2016/10/09 19:44】
|
ディック #22hNL7Yc |
[edit]
山ぼうし さん
>虫の重みでシベが垂れる
ということですが、花全体が下がってしまえば、下の花弁に乗っている虫も下がってしまう。
どういうからくりになっているのか理解できないので、次回見つけたときは、虫の代わりに指で押してみよう、などと思うのでした。
【2016/10/09 19:42】
|
ディック #22hNL7Yc |
[edit]
昨年の9月、武蔵丘陵森林公園に行ったときに初めて見ました。
自生しているのと花壇でも見ました。花壇の方は大きかったです。
お皿状に開いた花と、そこから伸びて湾曲するシベまで一体感があって面白いです(花なので一体で当たり前なんですけどね)。
どんな虫が媒介してくれるのか?けっこう大きくないと届きそうもないと思ったのですが、検索してみたら、虫の重みでシベが垂れるので楽勝でした。
【2016/10/09 14:21】
| 山ぼうし #- |
[edit]
カリガネソウ.
優雅なお花、ムラサキ色・・始めてみます・
きれいなお写真で拝見できました。
【2016/10/09 10:45】
| ころん #- |
[edit]
カリガネと聞くと「雁が音」の文字を思い浮かべました
できればほうじ茶ではなく煎茶を望む私です
Wikipediaで調べると
虫の重さで受粉しやすいように垂れ下がるようですね
おもしろいメカニズムに思います
【2016/10/09 06:59】
| FREUDE #6AWUBD.o |
[edit]
おはようございます。
うらやましいです。カリガネソウ。
こちらでは見ないです。今回写真
撮影したものは自生するものなの
でしょうか。関東地方に行けば
見られるかなぁ。
【2016/10/09 06:49】
|
地理佐渡.. #s/KLKpB2 |
[edit]
私も感性では、帆掛け船を連想できますね。
この花は、目黒の自然教育園で先月初め頃花数が少なかったので、咲き終わったのかな~と思っていましたが、今頃咲く花だったのですね。
【2016/10/09 06:14】
| 楽 #M8XIDdVw |
[edit]
コメントの投稿
トラックバックURL:
http://dickhym.blog9.fc2.com/tb.php/7658-649b3a01