2016.06.19(18:20)

撮影場所:横浜市こども植物園
撮影日:2016.06.17 以下同じ
6月17日の横浜市こども植物園を散策中、何やらざらざらと付近の葉に当たる雨のような音。
近くの植え込みを見ると、葉の上がこんなふうになっていました。

さらに付近の地面はこんな様子。

そう言えば、ここにはムクロジの大木があった、と見上げました。
どうやら、風が吹くたびに花が散っているようです。
低い枝をさがして写真を撮りました。
まだまだたくさんつぼみがあるようです。これらが全部開花して散ったらすごいだろうな、と思います。

近寄るとこんなふうですが、どうみても雄しべだけしかなく、雄花のようです。
帰宅して調べてみると、ムクロジは雌雄異株だそうで、秋まで待ってもここでは羽根突きの羽根に使われる実は実らないのですね。残念!
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《追記》訂正 YAKUMAさんのご指摘で池田書店の樹木図鑑などを調べ直しました。
ムクロジは雌雄異株ではなく、雌雄同株かつ雌雄異花でした。
よく見れば、4枚目の写真のまん中当たりにいくつかの雌花が見えています。
なお、Wikipedia には間違った記載がありました。権威ある図鑑などで確かめるよう反省しました。
さて、ということは、秋の実りも楽しめる、ということです。
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しかし、ムクロジの花を見たのはこれが初めてでした。
クマバチらしきハチのほか数多くの虫がたかっていまして、虫たちを惹き付けるよほどおいしい蜜があるのかな、と思いました。
《参考》神代植物公園の秋のムクロジ
撮影場所:神代植物公園
撮影日:2012.11.24
撮影機器:Olympus XZ-1 下も同じ
「何だ、つまらない」とおっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんが、ムクロジは秋の紅葉が素晴らしいのです。
2012年11月24日に神代植物公園で撮影したムクロジの黄葉の写真を参考のため載せておきます。

これがムクロジの実です。
果皮はサポニンという物質を含み、砕いて水に晒すと泡立ち、界面活性作用を持つので、かつては石鹸の代用とされたそうです。また、中の黒い種子は羽根突きの羽根の玉に用いられたことで知られています。
コメント
秋のムクロジ黄金色ですね。
素晴らしいです。
【2016/06/21 10:05】
| ころん #- |
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ムクロジは雌雄同株で、雌雄異花でしたか。
ムクロジの木があったことは覚えていますが、実がなっているのは見落としています。
秋には要観察ですね。
【2016/06/20 18:43】
| 楽 #M8XIDdVw |
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下等生物か小さな虫のような物体と・・・
綺麗に紅葉している木・・・
たわわにできた実・・・
これらが同じ植物とは思えません。
【2016/06/20 13:30】
| 小肥り #mQop/nM. |
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YAKUMAさん、ご指摘ありがとうございます。
Wikipediaが間違っていますね。
ちゃんと図鑑で確認しないと危ないですね。
【2016/06/20 12:21】
|
ディック #22hNL7Yc |
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地面に落ちた花の様が風情を感じます
しかし冒頭の画像は
それ以上にすばらしいですね
葉の上にたくさんの花、眼が釘付けになりました
【2016/06/20 09:45】
|
FREUDE #6AWUBD.o |
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ムクロジというのですか。
小さなお花がこんなにも咲いて落ちているのは面白いです。
この木は実がならないのですね。
【2016/06/20 09:14】
| hirugao #J7S1TTU6 |
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おはようございます。
ムクロジ。初めて見ますねぇ。
色々あるものです。
さて、やっと出張も終わり、
来週と再来週の週末がやす
みとなります。長かったです。
【2016/06/20 06:53】
|
地理佐渡.. #s/KLKpB2 |
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こんばんは
奇遇ですよね。
同じムクロジの花を載せるとは。
たくさんの花が落ちていますね。
私は下が草地だったので、あまり落ちた花に気付きませんでした。
ムクロジは雌雄異花です。
最後の花の写真、中央付近に子房の膨らみ始めた雌花が幾つかあるように思えます。
【2016/06/19 22:12】
| YAKUMA #0p.X0ixo |
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