ウォラトン・オールドホール 〜 バラに関するさまざまな用語について 2016.05.17 -- 1

2016.05.17(18:00)

【ウォラトン・オールドホール】

160516 自宅庭 ウォラトン・オールドホール

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.05.16

 「ウォラトン・オールド・ホール」(Wollerton Old Hall)もまた、David Austin社のバラだ。
 たとえば「ジュード・ジ・オブスキュア」もそうだし、アプリコット系のこの種のバラが、わが家にはどうも多いように思うが、かみさんは香りを重視して買っているのかも知れない。
 同社の説明によると「イングリッシュローズの中でも最も香り高い品種のひとつで、はっきりとしたミルラの強香です。赤いストライプの入るふっくらとしたつぼみは、開くにつれてコクのあるバターイエローから、徐々にやわらかなクリーム色へと変化します。花が完全に開いても丸みのあるゴブレット型がくずれにくく、株元からたくさんのシュートが出て、丈夫によく茂ります。比較的まっすぐ伸び、トゲが少ないのも特長です。濃厚な香りを楽しみやすい場所に植えると良いでしょう。「ウォラトン・オールド・ホール」とは、シュロップシャー州にある美しいプライベートガーデンで、16世紀の建物を囲むように、イングリッシュローズがたくさん植えられています」とある。

 「ミルラの香り」というのは、どうも没薬(もつやく)のことらしい。Wilipediaによると「ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の各種樹木から分泌される、赤褐色の植物性ゴム樹脂のことである。 外国語の転写からミルラ(あるいはミル、Myrrh)とも呼ばれる」とある。
 実際に嗅いだことがない限り、「こういう香り」というのは説明が難しいだろう。


【ジェントル・ハーマイオニー】

160516 自宅庭 ジェントル・ハーマイオニー

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.05.16

 「ジェントル・ハーマイオニー」(Gentle Hermione)もまた、David Austin社のバラだ。
 同社の説明によると「典型的なオールドローズの特徴を持つ、完璧に整った花姿の品種です。ふっくらとしたチャーミングなつぼみは、開くに連れて完ぺきにアレンジされた花びらのシャローカップ咲きへと変化します。透きとおるようなピンクの花は雨にも打たれ強く、外側になるほど淡い色合いへと変化していきます。病気に強く、弓なりの枝を持つバランスの取れた中丈のシュラブになります。ミルラを思わせる典型的なあたたかみのあるオールドローズの濃厚な香りです。ハーマイオニーはシェークスピアの「冬物語」に登場するリオンディーズ王の献身的な妻の名から付けられました」とある。
 「シャローカップ咲き」というのは、カップ咲きの中でもカップが浅い、ということだ。
 何枚も写真を出して、あちらがディープカップ咲き、こちらがシャローカップ咲きと例をたくさん知れば、ああ、こんな咲き方、とわかってくる。そんな程度の話だが、バラの世界ではこんなふうにしてコミュニケーションを図るのが習慣になっているようだ。


【ウィリアム・シェイクスピア2000】

160515 自宅庭 ウイリアム・シェイクスピア

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.05.15

 「ウィリアム・シェイクスピア2000」(William Shakespeare 2000)もまた、David Austin社のバラだ。
 同社の説明によると「ベルベットのような深みのあるクリムゾン色から、味わいのあるパープルへと変化する、気品に満ちた花を咲かせる品種です。咲き初めはディープカップ咲きですが、あっという間にシャローカップのクウォーター咲きになります。温かみのある濃厚なオールドローズの香りは、意外と見つけるのが難しいと言われる深紅のバラそのものの香りです。乾燥気味の気候でよく育つ傾向があります」とある。
 David Austin社 はストラットフォード・アポン・エイボンにあるシェイクスピアの生家にこのバラを植樹したそうだ。
 上の説明で、咲き始めはディープカップでシャローカップのクウォーター咲きに変化するとある。この変化がまたバラのおもしろいところなのだ。なおクウォーター咲きというのは、花の中央が4つに分かれたような(あるいは4方向に引っ張られたような)開き方をする咲き方をいう。
 なお、「クリムゾン色」というのはマゼンタとレッドの中間の色だ。染料はコチニールという虫の雌を乾燥させたものから採取される。


【ハンス・ゲーネヴァイン】

160516 自宅庭 ハンス・ゲーネバイン

 「ハンス・ゲーネバイン」(Hans Gonewein)は2009年ドイツ・タンタウ社作出のバラだ。2005年バーデンバーデン金賞受賞だそうだ。年号がおかしいなどと言ってはいけない。
 大概の場合、どこかへ出品してお墨付きの賞をもらい、それから名前が決まり、登録が行われたりしているようだ。
 フロリバンダなので、すでに小さなつぼみをふたつ伴っている。


【ジョージ・ベスト】

160515 自宅庭 ジョージ・ベスト

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.05.15

160516 自宅庭 ジョージ・ベスト

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.05.16

 「ジョージ・ベスト」はベルファスト出身の元サッカー選手。北アイルランド代表。ポジションはフォワード(ウイング)。マンチェスター・ユナイテッドにおいてボビー・チャールトン、デニス・ロー等とともに「聖なる三位一体(ホーリー・トリニティ)」あるいは「黄金のトリオ」と呼ばれて1960年代に一時代を築いたとのこと。
 このバラはジョージ・ベストに因んで名付けられた、と思われる。
 英国・ディクソン社のバラ。

コメント
FREUDE さん、
バラを注意深く見るようになったのは2010年頃ですから今年で7年目、ようやくある程度バラの世界が見えかけてきたところです。
歴史が長いので、知ったかぶりも簡単ではありません。ただ、そういう意識で調べると、とても勉強になります。
【2016/05/18 12:19】 | ディック #22hNL7Yc | [edit]
花の代表格であるバラには
いろんな逸話があることでしょう

先日、Facebookにオレンジ色のバラを投稿なさる
友人がいました

「これはウンシュウですな?」などと
受け狙いの知ったかぶりをしてやろうと
貴ブログの過去記事をあれこれ拝見しながら参考、
それに留まらず、オレンジ色のバラとしてネット検索したところ
63種類も登録されていて
徒労に終わったのであります A^^);
【2016/05/18 07:52】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
バラの世界・・奥深いものです。
見事です。
香りを楽しむバラ・(吉海バラ公園)(愛媛で・
バラの香りのソフトクリーム開発してたの思い出しました。
【2016/05/17 18:49】 | ころん #- | [edit]
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