写真は、すべて自宅庭で5月2日に撮影したものです。
【モッコウバラ】(白)

そろそろ終わりに近いので、最盛期のモッコウバラは近日中に別途記事にいたします。

【ソフィーズ・パーペチュアル】

古くからあるチャイナ・ローズです。
周辺部の濃い赤色の花弁と、中央部の薄いピンクの組み合わせが特色。
咲き始めにその傾向が強いので、いまが一番美しく見えるときです。

【ジュード・ジ・オブスキュア】

「ジュード・ジ・オブスキュア」(Jude the Obscure)は強い香りを持っています。わが家では低木として仕立てていますが、環境によってはつるバラにも仕立てられるそうです。
英国のデヴィッド・オースチン社の日本サイトからネットで苗を注文できます。

花の名称はトーマス・ハーディの小説の主人公ジュードから名付けられたと言います。amazonで中公文庫の「日陰者ジュード」上下巻を購入可能ですが、私は読んでいません。
Bookデータベースの解説によります「オックスフォードに行き、学問で身を立てることを夢見る青年、ジュード。貧困と結婚生活の失敗によって何重にも挫折していく若者を赤裸々に描き、発表当時非難の限りをあびたこの作品を最後に、ハーディは筆を折った」とあります。
【エンジェル・フェイス】

米国の Swim and Weeks というブリーダーが1969年に作出したフロリバンダ系のバラです。
花色の説明は、Weeks Roses というサイトに「Clear medium lavender blushes ruby」と書かれていました。
All-America Rose Selections(AARS)の 1969年受賞花だそうです。
【パット・オースチン】

「パット・オースチン」(Pat Austin)の2番目の花です。
花の名称はDavid Austin の奥さんの名前にちなんで名付けられました。わが家では大型の鉢に入れてシュラブ仕立てで育てています。
陽射しに輝く姿はすばらしいですが、一方で日本の強い陽射しには弱く、午前中に楽しむ花といったイメージです。しかしたいへん強健で、次々と咲いてくれます。
英国のデヴィッド・オースチン社が1995年に作出したバラで、数あるイングリッシュ・ローズの中でもとてもよく知られています。
【プリンセス・ドゥ・モナコ】

よく知られたフランスのハイブリッド・ティーローズです。
モナコ公国王妃となった故グレース ケリーに捧げられたという、フランス・メイアン社1981年作出のバラです。
まもなく開花しそうです。
【ルイーザ・ストーン】

ルイーザ・ストーンはシュラブ・ローズ(shrub rose)といって低木のバラ。「半つる性」という言い方をしている向きもありますが、それでは英語の意味からかけ離れてしまいます。
英語本来の意味は「低木」ないし「灌木」です。
ある意味、木立でもなくつる性でもないバラを一緒くたにシュラブ・ローズと呼んでいる場合もあるそうですから、それで「半つる性のバラ」という言い方が出てくるのかも知れません。
とても背丈が低く、香りが強い。イギリスのハークネス社が作出したバラです。
【レディ・ヒリンドン】

1877年に英国で作出されたとかいう古いバラ(オールド・ローズ)で、名称の由来などはわからなくなっているようです。通常はつるバラ仕立てにするらしいですが、わが家では鉢植えのままにしています。
咲いてから3日ほどたち、色が薄くなってきました。
バラはつぼみから開花時、最盛期、終わりに近づいた頃など、表情を変えるのを眺めるのも楽しみのひとつです。