
撮影場所:Roma ボルゲーゼ美術館 正面
撮影日:2015.9.4
上の写真はローマのボルゲーゼ美術館、建物は、シピオーネ・ボルゲーゼが夏の別荘として建てたもので、この建物自体が歴史的な建造物です。

撮影場所:Roma ボルゲーゼ美術館 内部
撮影日:2015.9.4
上の写真はボルゲーゼ美術館の内部で、ベルニーニの「プロセルピナの掠奪」が展示されている部屋です。
フィレンツェのウフィツィ美術館、パラティーナ美術館なども訪れましたが、いずれも建物そのものが歴史的建造物で、上のような豪華な内装の部屋で、名画や彫刻を楽しむことができ、豊かな気分にひたれます。
しかも、現時点で上に挙げたどの美術館でも「写真撮影は自由」です。
一部の部屋で企画展をやっている場合は、企画展の部屋では撮影禁止。美術館の所蔵品ではなく、個人や教会などから借りてきた展示品だから撮影禁止になっている、と思われます。
日本の美術館の場合、企画展が主で常設展が従、となっているのが通常です。たとえば「国立西洋美術館では常設展示室の同館所蔵作品については写真撮影してもよい」ことになっているようです。
日本でもどんどん国立西洋美術館のやり方を採用してほしいものです。
ローマやフィレンツェの美術館では、それぞれの美術館の所蔵作品そのものが宝の山です。
わが国の美術館はその中のひとつふたつを借りてきて目玉作品とし、関連作品をかき集めて大々的な企画展を催しているのが現状です。つまり、ローマやフィレンツェの美術館では写真撮影できる作品の著名度が高く、分量も桁違いに多いのです。
まあ、一部の観光客が名画の前で自撮り棒を使って記念撮影したりしているのは興醒めなのですが。