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バチカン奇跡調査官 2015.9.15 -- 2

2015.09.15(22:00)

150915_バチカン奇跡調査官の本

 藤木稟さんという作家さんが「バチカン奇跡調査官」というミステリ・シリーズを出していて、角川文庫で現在第10巻まで出ています。

 以下はこのシリーズの基本設定ですが、
 世界各地の教会などから、「こんな奇跡が起きました」という報告がバチカンに報告されてきます。
 たとえば「教会の聖母像から涙が流れた」とか「敬虔な神父の一人に聖痕が顕れた」とか「亡くなった神父が3日後に生き返った」とか…。
 バチカンには世界中の教会から寄せられる「奇跡の申告」に対して厳密な調査を行い、真偽を判別する機関があって、そこに所属する神父が「奇跡調査官」と呼ばれています。
 主人公は日本人で自然科学のエキスパート平賀・ヨセフ・庚と、イタリア人で古文書解読が得意のロベルト・ニコラスの両神父。取りまとめ役の上司がサウロ大司教で、彼らは「フランチェスコ会」に所属しています。

 2015.9.14 —3 の記事で紹介した「アッシジの聖フランチェスコ」が創設した「フランチェスコ会」です。
 私が「修道会」というものの存在を認識したのは、この「バチカン奇跡調査官」シリーズを読んでいたときでした。
 奇跡を申告した教会がたとえばイエズス会に所属していて、その奇跡が真正であると認定された場合、イエズス会の立場は強化され、世界各国から巡礼者がイエズス会の教会を訪れ、資金的にも潤う、という仕組みなので、奇跡調査官の仕事は、偽の奇跡を見破り、ときには陰謀を暴くなどということにもなり、小説としてもスリリングでおもしろく描くことができる、というわけです。
 このシリーズは現在第10巻まで出版されており、私は全部読んでいます。


150910_サンタマリア・ノヴェッラ聖堂ファサード1

 撮影場所:Firenze サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂 ファサード
 ファサードデザイン:アルベルティ
 撮影日:2015.9.10

 「修道会」というのは、尊敬を集め宣教に力のあった修道士が起こした組織で、ローマ教皇庁の認可を受けたものです。フランチェスコ会、ドメニコ会、イエズス会などと、修道会を起こした聖人の名前を付けている会が多いようです。
 2015,9.14 —3 の記事で紹介したのは「フランチェスコ会」のサンタ・クローチェ聖堂ですが、フィレンツェにはもうひとつ「ドメニコ会」の大きな教会があります。「サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂」(上の写真)です。
 イタリアの各都市を訪れたとき、ただ漠然と「大きな教会がきれいだった」というのではいまひとつ物足りません。
 どの修道会の教会を訪れたのか、日本人でもその程度の知識があると、興味は大きくなり、楽しい旅行となります。


150910_サンマルコ修道院 聖ドメニコ1

 撮影場所:Firenze サン・マルコ修道院 キオストロ(中庭の列柱部分)にて
 画家名:フラ・アンジェリコ
 撮影日:2015.9.10

 写真はイエスの十字架像に祈る聖ドメニコ。
 「ドメニコ会」のサン・マルコ修道院で撮影しました。
 昨日の記事 2015.9.14 -- 3 にひき続き、これで聖フランチェスコと聖ドメニコの二人の聖人 及び フランチェスコ会とドメニコ会 というふたつの修道会を紹介したことになります。
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