バガテル公園(最終回)

2014.08.07(17:00)

140616 Bagatelle 建物の前のブッシュ系のバラ

 パリのバガテル公園に行ったから、さぞやすばらしいバラをたくさん見られただろう、と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
 たとえば、横浜に「横浜イングリッシュガーデン」という植物園があります。多種類のめずらしいバラを集め、ていねいに世話をして、たいへん質のよいバラを咲かせています。日本人の「ていねいな仕事」の賜物という印象です。
 フランス人はおおらかでして、さほど熱心に手入れをしている、という印象がありません。
 たとえば花殻はそのままで摘んでないし、見映えにさほどこだわらない。
 ドイツのバラもイギリスのバラも分け隔てなく植えて、さあどうぞ、ごらんください、というふうです。


140616 Bagatelle バガテル公園9

 パリは気温がイギリスより5度ほど高いですが、気候は安定し、植物はよく育つ。日本のように高温多湿にはならないので、病害虫の心配も少ない。細かいことにあまりこだわらなくても、植えればバラは育つのかな、という感じでした。


140616 Bagatelle ツバキに似たバラ10

 この翌日、わたしたちはロンドンへ移動するのですが、イギリスはまたフランスとは違います。
 バラの咲かせ方、見せ方にこだわりを感じます。フランス人よりもていねいに世話をして、配色などにも特別な配慮があり、「どうだ、きれいだろう」と言わんばかり。それがイギリスのガーデニングです。
 細やかな感性という点では、フランス人よりもイギリス人のほうが日本人に近い。


140616 Bagatelle 遠くの建物12

 ただ、フランス人には排他的なところがありません。
 「どなたもみんないらっしゃい! 歓迎しますよ」と世界中の観光客を集めています。
 芸術の都パリ、というのは、必ずしもフランスの芸術家が中心となっているのではなくて、世界中から集まったアーティストが切磋琢磨して、そこからエネルギーが生まれているのです。それがフランスの文化のあり方になっており、ガーデニングにもそんな雰囲気が感じられます。


140616 Bagatelle LPR2014 16

 このバラの記号は「LPR2014/16」です。まだ名前がありません。
 ルールがよくわかりませんが、おそらくは新品種開発中で、新種として正式に認められてから、名前を付けられるのでしょう。
 同じような新種開発中のバラもたくさんありました。


140616 Bagatelle 不明の植物13

 時間切れで入り口へ向かっています。
 バラ園を出ているので、いろいろな花が目に付きます。
 これは何でしょうね。


140616 Bagatelle 白いユリ14


140616 Bagatelle カンパニュラ15

 ほかにもいろいろと目に入ります。
 ドクダミが咲いていました。タケニグサはほぼ終わっていました。


140616 Bagatelle クリマチス16


140646 Bagatelle 入り口近くの美しいバラ17

 バラ園外にも、こんな美しいつるバラがありました。


140616 Bagatelle 魅力的な一角18

 魅力的な一角ですが、立ち入っている時間的余裕がありません。


140616 Bagatelle 魅力的な一角19

 ここも何やらよい雰囲気ですねぇ。

 さて、このあとバスはホテルへ向かいますが、ぼくとかみさんも含めて、大多数の方々はオペラ座付近でバスから下ろしてもらいました。
 次回のパリ旅行記は、「パリの夜の散策」です。
コメント
特に最後の2枚は映画のワンシーンを見ているようです。
国民性の違いなど、よい経験をされましたね。
私はどちらかというとイギリスの景観や国民性が合ってるようです。^^
【2014/08/10 17:17】 | とんとん #uvcXFM.c | [edit]
椿のような薔薇ですね~

名前の付いていないのはこの先どんな
名前がつくのか楽しみですね。

イギリスのお庭がまた楽しみです。
【2014/08/08 10:50】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
ガーデニングに国民性が出るのは面白いですね。
白い花は何でしょうか。ヤマブキショウマなどの仲間のようにも見えますが、日本にもある種でしょうかね。
【2014/08/08 08:03】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
お話をうかがっていて、イギリスの薔薇園がまたすごく楽しみになりました。

フランス人に対するディックさんの感覚、私が20数年前に行ったときとはずいぶん違います。
面白いなと思いました。
まあ、私はイギリスは知りませんので…
【2014/08/08 07:38】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
おはようございます。

地理佐渡です。ずいぶんサイト管理が滞りまして。
ご無沙汰しております。特に健康上の問題などは
ないのですが、仕事と家事に追われまして、まま
なりません。無理はしない。できるときにやる。
これを貫いていますので、行き届かぬこととなっ
ています。

それでもまぁ、こうして時には消息を知らせるべ
くお邪魔いたしております。

暑中見舞い。いやいや、豪雨お見舞い。こんな風
に言わねばならぬ地もありましょう。暑いか、猛
烈な雨。はたまた台風も。どうにも激しい夏の天
候に三塗りの日本です。



さて、フランスの庭園。落ち着いた風景で
ゆったりとした時間が流れていますね。
のんびりとしたくてもツアーでのたびとな
りますと思い通りになりませんね。



【2014/08/08 06:18】 | 地理佐渡... #s/KLKpB2 | [edit]
バラもさることながら
この建物の瀟洒なこと。石造りでありながら厳めしさを抑制して
軽やかさと品格がにじみ出ている。
こういうのが何気なくある・・・いいですね。
【2014/08/08 06:14】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
デイックさん お早うございます(*^^*)

ご無沙汰しています  この夏 始めて疲れが出ました
歳ですよね~(笑)

素敵なバガテル公園の写真有難う御座いました

外国には台湾以外行った事が有りません
良いな~(笑)
【2014/08/08 05:56】 | 安人(あんじん) #5ddj7pE2 | [edit]
ヨーロッパには行ったことがありません。
フランスとイギリスの違いが、お花の育て方でも
違っているんですね。
シャーロック・ホームズが好きで、イギリスには
行ってみたいと思っているのですがなかなか・・・(笑)
イギリス紀行も楽しみです!
【2014/08/08 01:28】 | イザワ #3/VKSDZ2 | [edit]
こんにちわ。

綺麗なバラですね~。
近所の公園では、よく花殻を積む方を見かけます。

日本の花壇は、手間がかかりますね。
【2014/08/08 00:22】 | アトムパパ #ulYx6Mu6 | [edit]
舞子さん、
この翌日、フランス出国、イギリス入国なのですが、出入国審査にも国民性が顕れていまして、いやなかなかおもしろいものです。
また記事にいたします。
【2014/08/07 22:07】 | ディック #- | [edit]
ディックさんの説明を聞いて、なるほどと思いました。
フランスのガーデンは横浜のイングリッシュガーデンとは違いますね。
それは気候とか国民性に影響しているのですね(^^
私は無造作の方が気楽に思います。

決め細やかさも、大らかさも長所短所ですね(^^
【2014/08/07 21:13】 | 舞子 #Z8dFisD. | [edit]
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