シャンティイ城の内部

2014.07.19(14:30)

140616 Chantilly 階段のある大ホール

 アンリ・ドルレアン(オマール公アンリ)というフランスの王族の方がいまして、彼がまだ8歳の時、名付け親だったコンデ公ルイ6世アンリが嫡子がないまま亡くなったため、シャンティイ城を含む膨大な遺産を相続しました。
 フランスはその後1848年に2月革命が起きて、オマール公アンリはイギリスへ亡命しました。18歳の頃です。やがてフランスへ帰国し、1870年代にシャンティイ城を再建。
 そして1884年、シャンティイ城を含むシャンティイの所領及び収集した美術品などをことごとくフランス学士院へ寄贈しました。
 シャンティイ城は、だから最初モンモランシー家のために建てられたプチ・シャトーがあって、それが革命で破壊され、最後にオマール公アンリが修理・増築・再建した、ということになります。
 
 フランスへ行く前に簡単な調査はしたわけですが、上のような複雑なことは到底憶えきれませんし、現地でひとめシャンティイ城を見たときに、事前調査したことなどは頭の中からどこかへ吹っ飛んでしまっていました。

 上の写真は中庭から入り口を入ったところの左側にある大ホールです。
 下へ階段が続いているのですが、このときはそれを撮っていません。
 正面の奥へ入って行くと礼拝堂があるのですが、このときはそれを知りませんでした。


140616 Chantilly 階段のある大ホールの天井

 大ホールの天井画です。
 さて、行く手は右と、左と、正面に別れています。
 左はこのように大階段のあるホールになっているので、そこは後回しと決めて、次に右。


140616 Chantilly 鹿のギャラリー全景

 ここは「鹿のギャラリー」といって、狩猟場面を描写したタピストリーが掛かっています。オマール公のディナー・ルームだったそうですが、そういう情報は、後から調べてわかったのでして、「なんだ、タピストリーか…」と、数枚写真を撮って奥のほうをはどうなっているかと調べなかった。
 じつは右奥へとたいへんな部屋が続くのですが、そのときは気が付かなかったのでした。


140616 Chantilly 鹿のギャラリー右壁


140616 Chantilly オマール公の図書室全景

 とりあえず正面へ進むと、そこは控えの間。左へ曲がるとすぐにこの「オマール公の図書室」がありました。
 この光景にはびっくりしてしまいました。1万3千冊の本があるのだそうです。


140616 Chantilly オマール公の図書室見上げ


140616 Chantilly 青い壁の室内装飾


140616 Chantilly 赤い壁の室内装飾

 そのあと「衛兵の間」「殿下の寝室」などと続いていくのですが、部屋の家具調度品があまりに豪奢なのに目を奪われ、先ほどの「鹿のギャラリー」のことなどはすっかり忘れてしまっていました。


〈追記〉
 「室内なのにきれいな画」とコメントをいただいています。
 たとえば「オマール公の図書室」は実際にはかなり暗いのです。ストロボなしで室内灯の明かりを頼りでの撮影ですが、みなさんにはある程度明るい画像を見ていただかないと、何が何だかわからない写真になってしまうので調整しています。
 そんな暗い部屋でも撮影できるカメラなので、多少なりとも窓からの明かりがあれば、かなりきれいに撮ることが可能です。
コメント
小肥り さん、
「ヴェルサイユ城には7度も連れて行ってくれたが、なぜここには1度も連れて来てくれなかったのだ?」と、初めてシャンティイ城を訪れたリチャード・ニクソンが言ったそうですが、「世界遺産」になっていないからかも知れません。
【2014/07/21 13:06】 | ディック #- | [edit]
素晴らしいお城ですね。
圧倒されそうな写真ばかりです。
明るく撮られているので、とても楽しめます。
【2014/07/21 11:01】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
ブログを見せていただいていますが
几帳面な方ですね。
真似をしたくてもできそうにもありません。

記録と記憶が後になってずいぶん役に立つでしょうね。
【2014/07/20 18:33】 | 自然を尋ねる人 #NLLsrfwI | [edit]
図書館がすごいわ。
ここの主はどんな本を読んでいたのでしょう。
天井画もすごいし、タピストリーもすごい。
世界遺産?
【2014/07/20 17:57】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
さすがですね・・・

ホールの絵のブルーの色もきれいに出ていますね。
室内の写真は撮りにくいのですがさすがですね。

写真を撮りに行けなくて・・・
【2014/07/20 10:21】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
舞子さん、
Wikipedia には遺産の総額は当時の価格で6億6千万リーヴルと書いてあるのですが、現在価値に引き直すといくらかわからないので、記事には書きませんでした。
【2014/07/19 23:01】 | ディック #- | [edit]
山ぼうし さん、
どこのことかなあ…。
壁紙に金糸か銀糸か、金箔か銀箔か、そんな素材で模様が付いているので光って透けたように見えているのでしょう。丸いところは穴があいてガラスが嵌っているのだと思います。
それと、写真は実際よりも明るめに処理しています。
【2014/07/19 22:58】 | ディック #- | [edit]
余りの豪華さに、どれだけの富があったのでしょね!

歴史を又学ばないと理解できないですね(^^
【2014/07/19 22:10】 | 舞子 #Z8dFisD. | [edit]
大ホールの天井に近い模様の壁はどうなっているのでしょう?
透けてるのかな?と思いましたが、壁ですものね。何だろう。

鹿のギャラリーや図書室。室内なのに、キレイな画です。
【2014/07/19 22:02】 | 山ぼうし #- | [edit]
大ホールの天井に近い模様の壁はどうなっているのでしょう?
透けてるのかな?と思いましたが、壁ですものね。何だろう。

鹿のギャラリーや図書室。室内なのに、キレイな画です。
【2014/07/19 22:01】 | 山ぼうし #- | [edit]
うーん、すごいですね。
ホールの天井画の色合いが好きです。
外国旅行は帰ってきて、ああそうだったのかということ多いですよね。
なかなか行く前では調べも難しいですね…
【2014/07/19 20:00】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
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