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シャーリ修道院の廃墟

2014.07.11(17:00)

【シャーリ修道院の廃墟全景】

140616 Caaalis 修道院の廃墟全景

 シャーリ修道院の廃墟の全景です。
 左奥に現存する中世の建物「礼拝堂」が見えています。

 「シャーリ修道院」については、フランス語版の Wikipedia に公園の図面が掲載されていて、現存している建物部分が黒く塗りつぶされ、存在していた建物と、そのうち現在する建物部分とが、対比できるようになっています。
 6月16日時点では、この遺跡はどういう部分だろうかと単に想像していたに過ぎませんが、いまはフランス語版 Wikipedia のおかげである程度わかるようになりました。


【身廊の礎石跡】

140616 Chaalis 身廊の礎石跡

 キリスト教建築においては、ロマネスク様式、ゴシック様式ともに、教会の入り口を入ると正面に主祭壇があり、その主祭壇に向かって、長い中央通路が続きます。その部分を「身廊」と呼びます。その「身廊」部分はすっかり破壊されていて礎石しか残っていないようです。


【翼廊の崩れた壁から城館を臨む】

140616 Chaalis 廃墟翼廊の崩れた壁から城館を臨む

 入り口から「身廊」を歩ききると、十字型に横に直角に張り出した「翼廊」があり、左右の「翼廊」を横に見て真っ直ぐ行った奥に「主祭壇」があります。
 トップの廃墟全景写真のうち、背の高い部分は「主祭壇」、右へ張り出しているのは「翼廊」の壁の残っている部分です。

 上の写真では、その翼廊の崩れた壁の跡から「城館」を見ています。


140616 Chaalis 翼廊付近から身廊の礎石跡方向を臨む

 この写真では、反対側の「翼廊」付近に立って、「身廊」の礎石方向を眺めています。


140616 Chaalis 翼廊跡から礼拝堂を臨む

 この写真では、「翼廊」跡から「礼拝堂」を眺めています。


【主祭壇の表側】

140616 Chaalis 廃墟主祭壇部分表側全景

 「主祭壇」の全体を、建物の表側から撮影しました。


140616 Chaalis 廃墟主祭壇表側の部分

 主祭壇の建物表側の一部分です。


【主祭壇内側】

140616 Chaalis 廃墟主祭壇内側の一部1

 廃墟の中へ入り、「主祭壇」を内側から見上げています。


140616 Chaalis 主祭壇内側一部2


140616 Chaalis 主祭壇内側一部3


140616 Chaalis 主祭壇左と右翼廊跡の奥に見える礼拝堂

 上の写真は、左側が「主祭壇」の一部で、その右が内側から主祭壇に向かって右側の「翼廊」跡。そこから「礼拝堂」が見えています。

 フランス革命においても、明治維新と同様に、文化財の破壊が起きました。革命で数多くの修道院が破壊されたそうです。当時の建物で現存しているのはすでに紹介した「礼拝堂」だけ、ということです。

 余談ですが、全般的にフランスは管理がおおらかです。
 ぼくは自由に廃墟へ出入りしてカメラで撮影していますが、日本であれば、「廃墟が崩れて事故が起きたら管理責任を問われる」とか、「廃墟の石などの文化財を持ち出されてはいけない」とか、そういう考え方が先に立ち、厳重に管理されて、一般の観光客はこれほど簡単に出たり入ったりできなくなっているでしょう。


【日常の記録】

 7月10日、佐々木譲の北海道警シリーズ第6巻『人質』を読了。規模の大きな物語ではないですが、ストーリー・テリングの巧みさと、泣かせ所を心得た描き方は秀逸です。

コメント
ヨーロッパに行った折には、修道院や教会の建物もいくつか見ていますが、こういう廃墟は初めてです。
写真でもあまり見たことがないような…
明治維新でもそうですが、政治に巻き込まれて、多くの文化財が壊されたというのは、何とも言えません。
日本の廃仏毀釈は最低です。
【2014/07/11 17:22】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
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