【日蓮上人辻説法跡】

第91回 San Poの会は2月22日午前10時30分鎌倉駅集合でした。
鎌倉駅からまず若宮大路に出て、「大巧寺」の境内を抜けて「小町大路」に出ました。
左折して小町大路を北へ向かうと、東側に写真の「日蓮上人辻説法跡」が見えました。
石碑しかないではないか、と言ってしまえばそれまでですが、日蓮の辻説法は語り継がれてきたほどに有名で、たとえば、日本画家 下村観山の「日蓮上人辻説法図」がつい先日まで横浜美術館で展示されていました。
【東勝寺跡】

小町大路をさらに北上し、案内に従って右折、少し歩いてその先の細い山道を登ると、「東勝寺跡」がありました。ここは北条氏の菩提寺でしたが、新田義貞の軍勢が攻め寄せたとき、北条高時ら一門は東勝寺に立てこもっていましたが、結局自ら火を放って自刃した、と言われています。
【腹切りやぐら】

さらに少し登ると通称「腹切りやぐら」があります。
自刃した北条氏一門 総数870人とか、その骨はどうなったか、とか、もはや伝説化していて、真相がわかりませんが、このやぐらが東勝寺の戦死者と何らかの関係があるとされてきたわけです。最近は「心霊スポット」として騒がれているようです。
【宝戒寺】

小町大路に戻ってさらに北上すると、「宝戒寺」があります。ここは執権屋敷跡であったため、足利尊氏が北条高時の慰霊のために造営した、と言われています。
花好きの人たちのあいだでは「萩の寺」として有名です。
上の写真は San Po の会リーダーのNさんが撮影されました。
《参考》クリックしてください → 2010.4.25 の宝戒寺
クリックしてください → 2011.9.25 の宝戒寺の花々
「宝戒寺」を出たところの「筋替橋」交差点を渡り、突き当たりを右へ右折して「金沢街道」(六浦道)を東に歩きました。途中裏通りへ出て「滑川」(なめりかわ)沿いに歩いて行き、約15分、「杉本寺」に到着です。
【杉本寺】

「杉本観音」(杉本寺)は本堂を工事中。その本堂に工事資材を上げるため、観光客に知られている苔むした石段には板の蓋がされ、資材のリフト用通路として使われいました。
San Poの会で杉本寺は初めてというメンバーが多いのに、たいへん残念です。
《参考》2010.4.25 の杉本寺の苔の石段

2014.4.25 Olympus E-3 にて撮影。
《参考》2010.4.25 の杉本寺・本堂

2月25日は本堂に工事用シートがかかっていたので、San Poの会メンバーのため、本堂の写真を掲載いたします。
2014.4.25 Olympus E-3 にて撮影。

写真は、杉本寺・本堂の下側にあるやぐらです。雪解け水が多すぎて、やぐら内へ通じる飛び石まで水に隠れてしまっていました。
杉本寺は創建が734年で鎌倉最古の寺である、と言われています。
杉本寺を出て、バス亭「浄明寺」まで、ひたすら歩きます。
バス亭の右側が「報国寺」、左側が「浄妙寺」ですが、今回の記事はここまで。
なお、San Po の会参加の際は、Olympus XZ-1 というコンパクトデジカメにて撮影しています。
【日常の記録】
2月24日、上野・東京都美術館にて「世紀の日本画(前期)」という展示を観てきました。
日本美術院再興100年記念の特別展 ということです。
上野までの往復で福井晴敏さんの『人類資金Ⅵ』を読了。