台北近郊・三峡の清水祖師廟(つづき)

2013.11.11(18:00)

【拝殿から本殿を臨む】

拝殿から本殿を臨む131023

 台北近郊の三溪・清水祖師廟の記事の続きです。
 ぼくはいったん外へ出て「三溪老街」の町並みをみてから一人で「清水祖師廟」へと戻り、コンパクト・デジカメとはいえ構図とかいろいろと工夫しつつ、「清水祖師廟」の撮影に再挑戦したのでした。
 とはいえ、残り12、3分でしたけど(笑)。


【本殿】

中庭131023

 便宜的に「拝殿」と「本殿」などと書いていますが、日本人に一言でわかりやすく、ということです。
 中庭のようなところを挟んで、その奥に本殿があり、神様が祀られています。


本殿内部131023

 本殿の中にも入ることができます。


本殿天井131023

 本殿の天井です。


【拝殿と本殿の二階】

二階への階段を上がる131023

 二階への階段を見つけましたので、喜んで上ります。
 拝殿と本殿が渡り廊下でつながれているので、変化のある光景が楽しめます。


二階の柱131023


【二階から見下ろした本殿】

二階から本殿前縦131023

 装飾過多な点は確かにあるのですが、それよりも驚かされるのは、石の柱などの「徹底的に精緻な作り込み」でした。日本の若いアーティストでも、最近は何やら細部に凝って、細かいところまで精緻に描き込んだイラストなどが出てきます。ぼく自身そういう絵に惹かれます。
 確かな技術がなければできないことですし、労力を惜しんでいないと感じさせますし、ディテールまできちんとデザインしていなければ描けない絵となると、やはり「おおっ!」と感嘆してしまいます。
 その「感嘆」と、「ああ、いい絵だなあ」という感動とは、少し違う感じがします。


二階から祭壇前131023

 日本の伝統的な美的感性は、描くべきポイントはしっかり描き、ほかはさらっと描いたすっきりした絵を好む傾向があります。デフォルメという言葉がありますが、本物そっくりに描くのではなく、誇張すべきところは誇張して、対象の本質に迫ろうとし、余分な部分は省略しようとする方向性が、日本人の美的感性には常に働いている、と感じます。
 日本の美術作品も、「装飾」であることを前提にして育ってきていますから、「清水祖師廟」の建物の「装飾としての彫刻やレリーフ」という点と、何ら変わりはありません。「どういう装飾のあり方が美しいのか」という感性の問題のようです。


本殿柱の上の彫刻131023


【屋根飾り】

屋根飾り131023

屋根飾り2131023


【レリーフ】

レリーフ131023

 三峡・清水祖師廟の記事は以上です。
 お楽しみいただけたら、幸いです。

 追記:昨晩の記事の一枚目の写真ですが、「金牛角」という看板が見えています。
    牛の角のかたちをした、クロワッサンのような形のパンが有名で、とてもおいしかったです。
    三峡の名物として知られています。

コメント
takae h さん、
>しかし、実際にこの目で見ない限りは、安易な判断は下さないようにしておきます。
それで正解です。
たとえばウォーホルのシルクスクリーン、現物を自分の目で見るまで、ぼくは評価を謝っていました。
【2013/11/12 23:19】 | ディック #- | [edit]
うーん、うーん……
確かにすごいです。
精緻なのに全体の構成もすばらしい。

でも。
ディックさんの評に深くうなずいてしまいます。

しかし、実際にこの目で見ない限りは、安易な判断は下さないようにしておきます。

最後のレリーフは好きだなあ……
【2013/11/12 21:52】 | takae h #A5.soH/6 | [edit]
残りの時間に以外とたくさん写されましたね。

私も何も食べずに写真にお目り込みそうです。
細やかな装飾はやはり台湾ならではでしょうか。
行きたいな^病が重傷化しそうです。
【2013/11/12 11:05】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
FREUDEさん、
台湾では「要らぬものを写さぬ」のはかなり無理があります。日本人は多少周囲の環境に気を遣って雰囲気を壊さないようにしていますが、台湾では商魂が勝っていて、配慮がないと感じました。
逆手にとって、どんどん写してしまうくらいのつもりでいないと、写真を取り損ないます。
【2013/11/12 08:34】 | ディック #- | [edit]
1枚1枚がため息の出るような光景ですね

観光地での撮影は要らぬものを入れないよう、
絶えず構図に悩みますが、その時間が惜しいと思うほど、
次々とフォトジェニカルな光景に出会います

結局はセンスなのでしょう、
即座に構図や設定を決められるかにかかってきますね
【2013/11/12 06:21】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

黄色い瓦屋根が目を惹きます。
特徴でしょうか、高貴な色なのでしょうね。。。
どこに目をやりましても、重厚感に圧倒感、
とてつもないエネルギーが宿っているようです。
この一枚岩に透かし彫りされた迫力と精緻さをこの目で見てみたいです。
わざわざお戻りになられてのご取材ありがとうございました(・。・;~!!
【2013/11/11 21:38】 | 紗真紗 #- | [edit]
個人的には、絵だけでなく描くべきポイントはしっかり描き、ほかはさらっと描いたすっきりしたというのが好きかもしれません。
でも、小説はそれでは面白くありませんね。
屋根も凄いですね。
先日自分の記事にクロワッサンの話を書いたとき、台湾に以前行かれたブロ友さんがやはり「牛角」のこと書かれてましたよ。
【2013/11/11 20:43】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
こんばんは。

台北。一度旅行していますが、
たぶんここは来ていないなぁ。
とは言いつつ、台北市内は適当に
行動しました。
何か良い感じだなぁ。今一度
台湾は遊んでみたい気がします。

台北近郊とあります。すごいお
寺ですねぇ。でまた、南都の
寺を写すかのように重厚な雰囲
気を出すように撮影されます。

【2013/11/11 19:47】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
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