Sissinghurst Castle Garden と National Trust

2013.09.23(20:43)

メインハウスとタワー130622

 Sissinghurst Castle Garden の3回目です。
 Rose Garden から Main House(左)と Tower を見ています。
 まず一枚目に上の写真を出しておきまして、以下 National Trast の話題が続きます。


煉瓦塀と紅いバラ130622

 英国には ナショナル・トラスト (National Trust) という名前で知られている団体があります。
 歴史的建築物の保護を目的として英国において設立されたボランティア団体。正式名称は「歴史的名所や自然的景勝地のためのナショナル・トラスト」(National Trust for Places of Historic Interest or Natural Beauty) ということのようです。


タワーと塀と花壇130622

 Sissinghurst Castle Garden もそうですが、貴族および gentry の階級層が農村に所有していたカントリー・ハウスが、経済的な負担から維持できなくなり、荒れるに任せるということになると、自然や歴史的建造物が国民の財産として次世代へ引き継ぐことができなくなりますから、この団体がそれらを保全しようというケースが増えているそうです。
 日本にも同様の団体ができていますが、あまり知られていない。伝統的な文化遺産を大切に守ろうという民間の意識は英国ではたいへん強く、「ナショナル・トラストと言えば英国」と言われるくらいになっています。


メインハウスの壁のバラ130622

 Sissinghurst の歴史は13世紀に遡ります。歴代の所有者であった貴族たちなどが、それぞれの時代にいまも残っている建物を建てたりして使用してきました。
 1930年頃、Vita and Harold Nicolson 夫妻が庭園をここに造ったところ、新聞などを通じて名前が知られるようになった、というのが、Sissinghurst Castle Garden の始まりです。Tower, Main House, Priest's House などの古い建造物は、それ以前の各時代の所有者が建てさせたもので、それらを上手に利用しているのです。


紫色の花と壁130622

 手元にある英文パンフレットは、Adam Nicolson という人物が書いたもので、Haroldさんの孫に当たる方のようです。所有・管理はナショナル・トラストへ移っていて、Adam Nicolson 夫妻は寄贈者兼住人としてナショナル・トラストと協力関係にあるそうです。


観光客と塀際の通路130622

 パンフレットに記載されている建物は、Main House, Library, Priest House, South Cottage などがあり、それらに囲まれ、あるいはそれらを囲むように、さまざまな庭園が散在しています。
 観光的にもっとも有名になったのは White Garden で白バラのほか、白い花ばかりが集められています。


白バラの庭130622

藤130622

 バラのほかには白いフジが目に付きます。日本のように藤棚から垂れ下がるのを愛でるのではなく、横に広がる低木としてデザインされているようです。


壁と藤130622


白い花と建物縦130622

 かみさんがイングリッシュ・ガーデンめぐりへ出かけたのは六月中旬ですが、英国には野生のツタ植物があまり見られない、ということでした。日本では少し放っておくと、クズやヤブカラシ、ヘクソカズラなどの野草が蔓延って大変なことになりますが、気候の差でしょうか、そういうところをまったく見ていない、ということでした。


中庭130622


野趣溢れる庭縦130622


塀際の花々130622


縦に切り取った庭130622


タワー130622


ある中庭130622


バスの中から130622

 帰りのバスの中から撮影したようです。
 ところどころバスのガラスの曇りがありますが、豊かな自然の様子がわかります。

 追記: 前文を訂正します。
    タワーの上から撮影したものだそうです。タワーのガラス窓が曇っていたのだそうです。


 本日(23日)は、山手の木々 さんがトロンボーン奏者として参加されている METT管弦楽団の第36回定期演奏会を楽しんできました。場所はなかのZEROホール、メインはグリーグのペール・ギュント組曲と、ベートーヴェンの交響曲「運命」でした。
 開演前に 山手の木々 さんとお話しでき、また 終演後は ななごう さんとコーヒー・タイムを楽しみました。
コメント
ディックさま^^こんにちは~♪

もう、うっとりため息ばかりです。
さすが本場のガーデンは違います。。。
これが奥さまのご撮影というところが素晴らしいです!
素敵なご夫妻です。
白藤も国により楽しみ方が違うのですね。。。
特に、2枚目4枚目のお写真が心に沁みこみました。
いつもありがとうございます~♪
【2013/09/24 15:58】 | 紗真紗 #- | [edit]
ナショナルトラスト。
こういう話を聞くと「円熟した国」という感想をもちます。
【2013/09/24 14:09】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
もの凄いです。圧倒されます。
改めて、緯度的には高いはずなのに種類が多いですね~、と思います。

藤棚や野生のツタのくだり、所変われば・・・なのですね~。
【2013/09/24 12:56】 | 山ぼうし #- | [edit]
まあ、素敵なお写真!!

さすがディックさんの奥さまですね。
イギリスの花紀行を楽しまれてきっとお家に
帰られてそれが役に立つのではありませんか。

もう少ししたら秋バラの季節ですね~
【2013/09/24 10:43】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
奥様がカメラに興味がおありかどうかの話題が
私の記憶になかったのですが、
構図などを拝見し、センスの素晴らしさを感じております

ななごうさんとコーヒータイム、羨ましいです
類は友を呼ぶ、と申しますが
素晴らしい方々が周囲にいらっしゃいますね
【2013/09/24 05:55】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
ナショナル・トラスト運動は、以前授業でとりあげたこともあるのですが、最近はあまり聞きませんね、日本では。

さすがのイングリッシュガーデン。
奥様が見に行かれたのもわかります。
でも、ディックさんも行きたかったのでは?
【2013/09/24 05:33】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
これは本当にすばらしい。
堂に入ったイングリッシュガーデンです……って、当たり前ですね(笑)。
やはり本場はすばらしい。
自然と人工物の競演というべきか、いやいや、
house自体が地面から生え出たようです。
純粋にあこがれますね。
素敵なお庭を見せていただき、ありがとうございました。
【2013/09/24 00:04】 | takae h #W9Av6jSc | [edit]
ななごうさん、
間違えてこちらのコメントを削除してしまいました。ごめんなさい。
ちゃんと読ませていただいております。
きょうはコンサート鑑賞と、その後と、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
【2013/09/23 21:58】 | ディック #- | [edit]
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