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比叡山・阿弥陀堂と法華総持院東塔

2013.09.04(18:00)

【ここを登れば阿弥陀堂】

ここを上れば阿弥陀堂130529

 比叡山を観光しようとすると、ほとんどの方は訳がわからぬ思いをするだろう。
 まず区域が三つに分かれている。「東塔エリア」「西塔エリア」「横川エリア」の三カ所で、だいたい読み方がよくわからない。
 それぞれ「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」と読むのであって、知らずに妙な読み方で道を尋ねると恥ずかしい思いをする。
 「東塔」は「延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域」だそうだが、それではなぜ「東塔」というのか、説明がない。
 阿弥陀堂の隣りに「法華総持院東塔」というのがあり、これが名前の由来かとも思うが、この建物は東塔エリアの中心的な建物ではないのだ。


【阿弥陀堂前から法華総持院東塔を望む】

阿弥陀堂と法華総持院東塔130529

 ついでだから、続ける。
 「西塔」は「本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です」とある。西塔区域の本堂ということであって、比叡山全体の中心はやはり「根本中堂」らしい。このエリアには「西塔」とよぶべき塔は見当たらず、単に「東塔」と区別するために「西塔」と呼んでいるとしか理解できない。
 「横川」は「本堂にあたる横川中堂を中心とする区域です」とあり、この本堂も横川区域の本堂という意味だ。西塔から北へ4キロほども行ったところにあり、深い山の中なので、東塔から西塔へは歩いても横川へはうかつには歩けない。
 この辺りを「横川」と呼ぶのは、何か地名の理由があったと記憶しているが、詳細は忘れてしまった。


【法華総持院東塔全景】

法華総持院東塔全景130529

 三地域の中では「東塔」が一番観光客が多く、「東塔」→「西塔」→「横川」の順に、さらに奥深いところへきたぞ、という気分が味わえる。
 それで、今回は東塔の語源であろうかと思われる「法華総持院東塔」と隣の「阿弥陀堂」の紹介だ。
 上の写真は「法華総持院東塔」の全景だ。


【阿弥陀堂と法華総持院東塔を結ぶ廊下と楼門】

東塔と阿弥陀堂をつなぐ回廊130529

 上の写真は、左が「法華総持院東塔」、右が「阿弥陀堂」で、このふたつはご覧のように楼門と廊下で結ばれている。
 「阿弥陀堂」は昭和12年に建立された、壇信徒の先祖回向の道場だそうだ。


【東塔下で雨宿り】

東塔下で雨宿り130529

 東塔下で雨宿りをしている。
 「法華総持寺東塔」は昭和55年に阿弥陀堂の横に再興された。
 比叡山のホームページの説明によると、伝教大師最澄は日本全国に6か所の宝塔を建て、日本を護る計画をされたが、その中心の役割をするのがこの東塔になる、とのことだ。
 伝教大師との言葉が出たが、昨日の記事で「大師」の意味を書いてある。


【東塔前から阿弥陀堂を臨む】

東塔前から阿弥陀堂を臨む130529

 二枚目の写真とは逆に、「法華総持院東塔」前から「阿弥陀堂」を見て撮影している。
 ご覧のように、この日は雨と霧で、全体が見渡せるようなまともな写真はほとんど撮れていない。

 なお「根本中堂」「戒壇」「大講堂」はすでに記事にしたので、これで「東塔」区域の写真紹介はすべて終えた。次回は「西塔」エリアまで歩いて行く。


 さて、二晩つづけてSFのことを書いてきたので少し続けたい。
 まだ暑いので、季節もちょうどよい。というのは、SF小説のベスト・テンというと必ず1位に食い込んでくるのが、ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』という作品だ。アイデアが豊富で、かつロマンティックなストーリーが人気だが、猫好きの方にも愛されている。主人公の飼い猫にピートという猫が出てくるのだ。
 犬好きの方にはディーン・R・クーンズのSF小説『ウォッチャーズ』を奨める。
 アインシュタインという名の賢い犬が出てくる。
 わが家の先代のボーダー・コリーは、最初アインシュタインと名付けようかと思ったが、呼びにくいのでやめ、スパンキーは『ちびっこギャング』の男の子の名前からいただいた。
 現在の愛犬スキップは、映画『マイ・ドッグ・スキップ』からもらって命名した。したがって、スキップは呼び名であり、正式な名前ではない。スキップは動詞で、正式名は「はねる」ではなく「はねる者」のほうだ。
コメント
一枚目の画像では、ひやりと湿った空気に頬を撫でられたような気がしました。

霧に浮かび上がる朱塗りのお堂には
時代を超えた美しさがあります。
今でも時から隔絶した感があるのですから、
かつてここで修行した僧たちは、
どんなにか心細かったでしょう。

そういえば幼名、美女丸の源賢僧都は、
最後には比叡産で修行をしたのでした。
なるほど、こんなところなら腕白のしようがない気がします。
【2013/09/06 00:30】 | takae h #A5.soH/6 | [edit]
こんにちは。
歴史では横川が一番有名ですけどね。
霧の中のお写真、すごく風情がありますね。
【2013/09/05 14:25】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
靄の中のお写真これは晴天でバッチリより
魅力がありますね。
いいなあ~です。
涼しくなりました。
俺からいろんなお写真を楽しみにしています。

私はどちらかというとわんこ派なので
秋の夜長、お薦めの「ウオッチャーズ」を
読んでみたいです。

そうでしたニャンコ派もですので
「夏への扉」是非読んでみたいです。
【2013/09/05 10:21】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
再び、霧の叡山の登場ですね。
雰囲気のある素敵な写真です。
「とうどう」の読み方は知りませんでした。
【2013/09/05 08:26】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
お住まいから遠く離れた地の歴史を
住人たちよりも詳しくご存じで、
さすがディックさんだな、と尊敬の念に絶えません

重ねてこれらの作品、
ハイキーにならないままに垂木の一本、一本まで
見事に描写なさっていらっしゃいますね

いつも勉強させていただき、感謝しております
【2013/09/05 05:49】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
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