これがノウゼンカズラだ!

2013.07.04(18:00)

【これはノウゼンカズラではありません】

アメリカノウゼンカズラ130704

 近所のマンションの植え込みです。崖の上なので、少し下から撮っています。
 上の写真は、どうしてもノウゼンカズラには見えません。
 ○ 蔓が垂れ下がらず、花がいきなりトランペットのように突き出ています。
 ○ 花の口径が小さく、それに比べて頸が長い。
 ○ 色がかなり濃い。
 ○ 唇が分厚いように見える。

 ひとつひとつは大した違いではないように思われるでしょうが、下の写真をご覧下さい。


【これがノウゼンカズラだ!】(この下全部の写真)

垂れ下がるノウゼンカズラの蔓130620

 ○ ノウゼンカズラは垂れ下がる蔓が美しい。
 ○ 一度垂れ下がった蔓から、斜め上向きに花が付きます。
 ○ 口径が大きく、その分、頸が長くは見えない。
 ○ 色が薄めです。
 ○ 唇が薄く見え、花弁が繊細な感じがします。


叔母の家のノウゼンカズラ130623

 よく品種の同定の際に言われるような、たとえば「花をめくってみると萼が反り返っている」とか、そういう細かいことを言っているのではありません。
 だって、見た目が違うではありませんか? こんなに違うのに、それを一緒にするほうがおかしい、と言いたいのです。
 
 正直に言えば、アメリカノウゼンカズラもしくはその仲間たちよりも、本来のノウゼンカズラのほうが好き! という好みがあるので、ついつい力説したくなるわけですが…(笑)


垂れ下がるノウゼンカズラ130629

 感覚的に言えば、「トランペット咲き」ではなくて「サクソフォーン咲き」とでも言いましょうか。

 それでも細かいことを言っているように思われるかも知れませんが、いったん垂れ下がってから花が持ち上がって咲くと、全体のラインもきれいになるのです。
 下の写真の左側のラインがこのように整うのは、蔓が垂れ下がってから花が持ち上がって咲くからなのです。
 アメリカノウゼンカズラには、このような優美さはないように思います。


ノウゼンカズラ 左のライン130704


ノウゼンカズラ全景130704正式版

 ご近所のノウゼンカズラなのですが、ここまでくると見事とすなおに誉めるか、少ししつこい、と言いましょうか…(笑)

 最近は、花の美しさを楽しむことを重視していまして、品種の違いとかにはあまりこだわらないのですが、見た目がこれだけ異なってくると、「ちょっと待って!」と言いたくなります。
 個人的な好みの話ですが、ぼくが好きなのは、垂れ下がってから咲く、大きめの花を付ける、サクソフォーン咲きのほう…。昔からノウゼンカズラと呼ばれている花のほうなのです。

 アメリカノウゼンカズラを贔屓にされる方からの、逆襲を歓迎いたします(笑)
 いいな、と感じられれば、そのよさを引きだした よい写真が撮れるだろう、と思います。
コメント
ノウゼンカズラのことを調べていて、ノウゼンカズラ棚の写真からこちらの記事へきました。
少し暑苦しい花だと思って見ることが多かったノウゼンカズラですが、6枚めの写真とその下のコメントを拝見して、大笑いしました。
これまで、とんとんさん経由こちらにお邪魔させていただいてましたが、今日、大笑いにのってコメントさせていただきました。
楽しませていただき、ありがとうございました。
【2013/07/11 00:19】 | mama-dog-melody #- | [edit]
小肥り さん、
ぼくも「カズラ」という言葉には身構えます。
カズラなんて名前の付く植物には、庭には侵入してほしくありません。
亡父はテイカカズラを生け垣にしていましたが、夏中、2、3日おきにカットしなければならず、金属フェンスに換えてしまいました。
「どくろかずら」なんて植物がほんとうにあったら、怖いでしょう。
【2013/07/06 12:43】 | ディック #- | [edit]
ななごうさん、
花を正面から見て真正面の奥の花弁に、めしべが1本、その左右に2本ずつ雄しべが寄り添うように貼り付いています。
一番見えやすいのが雌しべですが、雄しべが寄り添うと模様にようにも見えます。
雌しべの先端の様子は時期によって変わるそうです。
ただ、ぼくはまだノウゼンカズラの結実を見たことがありません。テイカカズラなんていうのも、結実はごく稀なようですし。
ぼくはまだ研究不足です。
【2013/07/06 12:40】 | ディック #- | [edit]
先日、仕事先で綺麗な花が咲いているなーと思って居た花が有りました。
記事を見て、あれがノウゼンカズラって云うのかと思いました。
花の中を見ますと、上部に白い模様らしきものが有り、あれはなんなの?だろうと思って居ます。
この写真にも、写っている白いものです。
【2013/07/05 16:10】 | ななごう #- | [edit]
こんにちわ~

先日わかっていて、ただ「ノウゼンカズラ」として
掲載しましたら「アメリカノウゼンカズラ」と
教えてくださいました

風情は日本的な方がいいですね。
私も撮り直して掲載の予定です(笑)
【2013/07/05 09:41】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
こんにちは
違いが一目瞭然ですね。
私もノウゼンカズラのほうが好きです。
【2013/07/05 09:40】 | mico #NkOZRVVI | [edit]
今から60年以上前。
小肥り少年は毎日夕方NHKのラジオを聞いてました。
「紅孔雀」ってしってます?
あの物語の中に出てくる「どくろかずら」という植物が怖かった。
怪奇のイメージで頭の中、いっぱいでした。
今でも「カズラ」という言葉には身構えます。
【2013/07/05 09:08】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
植物に対しても知識が疎い私は
ディックさんの力説文章の方に惹かれております
アメリカンだから違うのでしょうか

おおらかな国民性のように言われている国ですが
がさつなのは苦手です
繊細こそが日本国民特有の人間性と信じて疑わず、
ディックさんのこだわりに1票を投じます
【2013/07/05 06:28】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
そうそう、これこれ。
見つけたときは何かと思いましたよ。
やせ細ったノウゼンカツラで、栄養不足かと。(笑)

独特の艶やかな色合いのノウゼンカツラが、今満開ですね。
もうそんな季節かと。
↓のアガパンサスが素敵に撮れていますね。
庭でもさいているところですが、泣かなく蒔く撮れないのでアップはほとんどできません。(-"-)
【2013/07/05 06:12】 | とんとん #uvcXFM.c | [edit]
こんばんは。
アメリカと付くくらいですから、まず見た目が派手でなければなりません。
派手でなければフラワーではない、とにかく色は原色好み。日本との感覚の違い、まぁそれも良しとしましょう、弁護派?(笑)
【2013/07/04 23:13】 | 空見 #- | [edit]
地理佐渡 さん、
あまり書くとアメリカノウゼンカズラが好きな方に叱られそうですが、ぼくにはふつうのノウゼンカズラのほうがずっと上品できれいに見えるのです。
まあ、もともと派手な夏の花にはちがいありませんけどね。
【2013/07/04 21:36】 | ディック #- | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

さすがサクソフォーン咲きとは、言い得て妙ですね。
「ディックさま語録」が生まれました~!!
私もノーゼンカズラ派でして、風鈴風と呼びたくなります~♪

アメリカノウゼンカズラはこってり感にはまいりました。
いつも見ているのは、どっち!調べたくなりました。。。
【2013/07/04 21:17】 | 紗真紗 #- | [edit]
こんばんは
そうですね。
私も好きな花ほど、違いを強調したくなります。
ノウゼンカズラ、サクソフォーン咲きですね。
【2013/07/04 21:04】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
こんばんは。

自分が見ている花はどちらなんだろう。
佐渡でも見ますけど、どちらかが分か
りませんでした。今回の記事で教えら
れた次第です。気をつけて見ます。
垂れ下がってから上へと向いて咲くの
がノウゼンカズラ。元々上を向いてい
るのがアメリカの付く方ということで
すね。

【2013/07/04 20:45】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
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