【バター・スコッチ】

きょうは午前10時少し前に ななごう さんがお見えになり、ちょうど咲きはじめたわが家のバラをご覧に入れることができました。
というわけで、今晩はわが家で咲きはじめたバラたちを紹介します。
まず最初は「バター・スコッチ」です。四季咲きのクライミング・ローズ(CL)です。米国で1986年に作出されたバラ。六会の日大生物資源科学部のバラ園で出会い、ぜひともわが家のバラに加えるようかみさんにリクエストしていたものです。

このバラの特徴は独特の色合いにあります。開花の度合いや陽射しの具合によって、色が茶色から黄色までのあいだで変化するように見えます。


上の写真はどれも朝のうちに撮りましたが、同じ花が午後になると開花が進み、陽射しが変わり、違う花かと思われるほど変わります。午後の「バター・スコッチ」はいずれまた、紹介しましょう。
【シャポー・ド・ナポレオン】

「シャポー・ド・ナポレオン」です。「ナポレオンの帽子」ですね。
このバラは、なんといっても開ききる前の状態に魅力があります。「ナポレオンの帽子」という名称もそこからきているそうです。
バラは現代的なハイブリッド・ティーローズ(HT)か、そこから生まれたフロリバンダ系(FL)のものが多く栽培されていますが、それよりも古いオールド・ローズと呼ばれる系統の品種です。

【ピエール・ド・ロンサール】

「ピエール・ド・ロンサール」です。ピエール・ド・ロンサールはルネサンス期のフランスの詩人から名前がとられたのだと思いますが、そちらはよくわかりません。クライミング・ローズ(CL)です。
わが家は西側にコンクリートの擁壁があるので、この無味乾燥な擁壁を覆い隠すようにバラを育てたい、という遠大な構想がありまして、バター・スコッチもピエール・ド・ロンサールもいわゆるつるバラ(クライミング・ローズ)というわけです。

つぼみは白っぽいのですが、開花が進むにつれて内側からピンク色が見えてきます。バター・スコッチも同様ですが、バラの魅力のひとつは、つぼみから開花が進むにつれて花の色もかたちも変化するところにあります。
こちらも5月6日朝 9時頃の写真です。
【センチメンタル】

「センチメンタル」ではないか、と思われます。というのは、購入したのは何年も前で名札を紛失、かみさんの記憶に頼っています。「そんな名前だった」という記憶なのですが、ネットで検索したところでは、「センタメンタル」ではないか、と思われます。
鉢植えにされて枯れ死寸前だったのを、昨年改造した庭の花壇に地植えにしたところ、昨年秋から勢いをつけて、ご覧のような状態です。この花の魅力は、赤と白の絞りの具合が花によってかなり変化するところにあります。赤が多くなったり、白が多くなったりします。花の咲き方(つぼみの付け方)を観察すると、フロリバンダ系(FL)のバラのようですので、その点でも「センチメンタル」が有力候補です。だとすれば、1997年に米国で作出されたバラ、ということになります。
【ルイーザ・ストーン】

「ルイーザ・ストーン」です。まだ小さな株です。「花心が淡いアプリコット色で外になるにしたがってアイボリー・ホワイトになります。まだほとんどつぼみですので、大きく開花するのが楽しみです。
フロリバンダ系(FL)、1997年に英国で作出されたバラです。
【クイーン・エリザベス】

このバラは父から受け継いだバラです。
伸びすぎたのを強く剪定したところ、息を吹き返してきました。花の色と葉の色、強健度合い、などを慎重に検討した結果、「クイーン・エリザベス」ではないか、という結論です。
四季咲きのハイブリッド・ティーローズで強健です。ほうっておくと真冬でも花を咲かせようとします。1954年に米国で作出されたバラです。
【ナエマ】

「ナエマ」です。ぼくはまだ、この花の魅力がよくわかっておりません。「今年の一番花はどんな風に開花するのか」と期待していたら、ほとんど写真の状態のままで終わってしまいました。ちょっと早すぎたので、寒気にやられてしまったのかも知れません。フランスのデルバール社のバラとして知られているようです。つる性です。
ウッドデッキの柵に誘因中で、今後が楽しみです。
【アルテミス】

「アルテミス」です。ドイツのタンタウ社が2009年に作出したつるバラです。「ナエマ」と同様にウッドデッキの柵に誘因中です。一見して白いバラですが、じっと眺めると中心部に黄色みがあり、クリーム色といった感じです。やはり陽射しの具合で色が変わって見えます。
かみさんによりますと、こういうのは「オフホワイト」というのだそうです。

【オールド・ブラッシュ・チャイニーズ】

「オールド・ブラッシュ・チャイニーズ」です。ネットで検索すると「オールド・ブラッシュ・チャイナ」となっています。中国原産のオールド・ローズです。blush というのは「顔を赤らめる」という意味なので、「なるほど…」と思いました。咲き方を見ると、いかにも強健な感じがします。「暖かい気候の下では絶え間なく咲き続ける」と、あるバラの販売会社のサイトには書かれています。
バラは開花の度合い、陽射しの当たり方などにより、色合いやかたちが変化する、と書いてきました。
上の写真は、5月4日〜6日の午前中早い時間に撮ったものばかりです。
たとえば、同じバラでも、本日の午後出かける前、午後1時半頃の花はかなり違っています。というわけで、また数日後に続きます。