東京ジャーミイ 〜 第76回San Poの会記録記事

2013.03.04(17:00)

東京ジャーミイ外観

 3月2日 第76回San Poの会 に参加しました。
 千代田線代々木上原駅に集合し、下北沢を歩いて羽根木公園、豪徳寺、松蔭神社を経て三軒茶屋駅というコースでした。
 今回はその記録記事の第1回、回教寺院(モスク)の東京ジャーミイです。
 東京ジャーミイは代々木上原駅から徒歩4分の礼拝場です。ジャーミイとはトルコ語で、一定以上の規模を持つ集会のできるモスク(Masjid al-jami)ことをいいます(詳細省略)。


東京ジャーミイ正門の木戸130302

 正門の木戸ですが、礼拝場を見学したいので、外階段を昇ります。


東京ジャーミイミナレット横130302

 礼拝堂の外から、ミナレットを見上げています。
 ミナレットと呼ばれる尖塔から礼拝の呼びかけ(アザーン)が行われる場面は、映画などによく出てきますので、ご覧になった方は多いだろうと思います。


二階礼拝堂入り口付近上部130203

 礼拝堂の入り口付近か上のほうを見上げて写真を撮りました。
 礼拝堂へ入るには靴を脱ぐこと、女性はスカーフで髪を覆うことを求められます。
 礼拝が行われていなければ、写真撮影は許されています。


東京ジャーミイ礼拝堂内部130302

 礼拝堂内部です。上の写真の右端、下の写真の左端に少し写っているのがミフラーブと呼ばれる壁龕です。
 ミフラーブはキブラ(メッカの方向)に設けられ、礼拝のとき、信者たちはそちらに向いて礼拝を行うことになります。


東京ジャーミイ礼拝堂内部2130302

 上の写真でまん中に見えているのがミンバル(説教壇)です。礼拝のとき、指導者(イマーム)は最上壇から説教やコーランの朗読を行うのだそうです。


東京ジャーミイ・ミンバル130302

 ミンバルを間近で撮りました。


東京ジャーミイ礼拝堂のドーム130302

 上と下は、礼拝堂中央の大ドームです。


東京ジャーミイ大ドーム横130302


東京ジャーミイ半ドーム130302

 壁際には、大ドームとは別に半ドームも見えています。


東京ジャーミイ礼拝堂ステンドグラス130302

 ステンドグラスを撮りました。


東京ジャーミイ中二階バルコニー130302

 バルコニーが見えています。
 ここは女性信者用の礼拝場所です。イスラム教では男女は別々に礼拝するということです。


モスクのお土産品130302

 東京ジャーミイはトルコ共和国在東京大使館の所属ということで、イスラム教やトルコ文化を紹介する「トルコ文化センター」が併設されています。紅茶のサービスがあり、見学の記念品も販売されています。
 イスラム教を解説するパンフレットなども、立派な内容のものが無料で配布されてます。
 トルコのイスラム教徒の大半はスンナ派だそうですが、トルコの現行憲法では「世俗主義」というのが標榜されていまして、いわゆる政教分離、信教の自由が定められています。
 3月2日日経新聞の記事の中で明大の特任教授山内昌之さんは「ある思想家の言葉を借りて言えば…」として、トルコは「自由と進歩を愛する東方のアメリカ」だ、と語っています。トルコはNATOの加盟国でもあります。
 東京ジャーミイは、たしかに、きわめてオープンな雰囲気が漂っていました。

 配布用のパンフレットをめくりますと、終わりのほうに「ジハード」と「テロ」について書かれています。
 ムハンマドは『真のジハードとは我欲との戦いである』と語っているそうです。「宗教上の命令を知り、それに従って生き、他の人にも教えること、善を行い悪を避けること、イスラームの布教に努めること、自らの我欲や外部の敵と戦うこと」がジハードだそうで、「武力を用いた戦いは正当防衛の場合、少数派であるムスリムが弾圧を受けた場合、結ばれた条約が敵によって一方的に破棄された場合にのみ発動されます」と述べられています。
 テロについてはイスラームでは厳しく禁じられているそうです。教えの根本は平和・融和・寛容にあるとし、「罪もない人々の血を流し人々を恐怖に陥れ、社会の秩序を乱す人類に対する犯罪であるテロはイスラームやジハードの概念とはまったく関係のないものであり、ジハードの概念にはテロとの戦いも含まれる」との解説がありました。

 (ウォーキング中につき、コンパクトデジカメでの撮影です。やや画像が粗くなっていますがお許しください)


【きょうのひとこと】

 ディック・フランシスという英国の作家がいました。
 ジョッキーや調教師など、なにかしら競馬と関係のある人物を主人公にして、一人称の語りのサスペンス・ミステリを年に一作のペースで書き続け、絶大な人気を誇っていました。「競馬ミステリ」として早川書房が毎年翻訳を出して人気でしたが、日本で「競馬」という言葉を出すと、それだけで「競馬はちょっと…」と敬遠する人が多かった。人はどうしても「思い込み」で物事の善し悪しを判断してしまうのですね。

コメント
東京ジャーミイ にコメントをいただいたみなさまへ
ぼくとしては、まずは、ここへ連れていってくれた San Poの会リーダーのNさんに感謝しなければなりません。
彼のおかげでぼくは貴重な体験をして、みなさんもそれを写真で疑似体験されたことになります。
雑誌 Pen のイスラム教特集とか、引っ張り出してきて調べました。
実体験と、写真記録と、事後調査と…、積み重なるとさすがにいろいろと憶えました。書いて記録する、ということは大切なことですね。
【2013/03/05 18:23】 | ディック #- | [edit]
イスラム教モスク。
立派な建築です。
ステンドグラスが鮮やかに
イスラムは良い文化を持っているのですね、
【2013/03/05 17:11】 | ころん #- | [edit]
おはようございます。

イスラム文化の高さがよく分かります。
絢爛豪華な中に質実剛健の雰囲気があり、すばらしいです。
上手なご紹介にお座布団を・・・。
【2013/03/05 08:23】 | nakamura #- | [edit]
モスクにはステンドグラスを始め、青が随所に配されているのですね
ウィーンへ行った時、関西からは直通便がないので
イスタンブールで乗り換えました
その時、青い配色が多かったことを覚えています

ギャンブルに不向きで経験のために1度だけ
京都競馬場へ話のタネに行ったことがあるのみです
着飾った女性たちが赴く姿を、イギリスの映像で見たことがあります
概念の相違でしょうね
【2013/03/05 06:48】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
コンデジで撮影されたとは思えないほどのお写真で、
素晴らしいモスクを見せていただき、
又、いろいろと解説して頂いてることが
大変勉強になります。。

トルコは「自由と進歩を愛する東方のアメリカ」 認識を新たにしました。
【2013/03/05 01:11】 | moon #1Cu4NBlg | [edit]
これは美しいです! 
キリスト教の教会とは異なり
ステンドグラスも天井の模様も
数学的で控え目。
融和、平和という言葉にうなずけます。

ディック・フランシスは大好きです。
この作家の描く競馬は
日本の競馬とは似て非なるものと思います。
【2013/03/05 00:00】 | takae h #A5.soH/6 | [edit]
こんばんは
東京にもこのようなモスクがあるのですか。
知りませんでした。
綺麗な建物なのですね。
中の様子も見られて勉強になりました。
宗教のことはよく分かりませんが、人を傷つけることは、許されていないのですよね・・・
【2013/03/04 22:42】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
現役時代はこの尖塔を毎日通勤電車から眺めておりました。
代々木上原のランドマークだと認識しております。
前を通過したこともある。でもイスラム世界、まるで無知です。
戒律が厳しく、偶像崇拝を戒めている。毎日何度か聖地に向ってお祈り、
コーランを唱える、豚肉禁止、ラマダン・・・・など、
子供でも知ってる知識ともいえないようなことしか知りません。
あとは映画の中とニュースの中の世界ね。
自由にモスクの中に入れるようですね。
【2013/03/04 22:15】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
こんばんは。
珍しいものを見せていただきました、綺麗ですね♪
テロによる「ジハード」というのも、都合の良いすり替えなのでしょうね。似たようなことは何処にでもあるような感じ。
【2013/03/04 21:22】 | 空見 #- | [edit]
こんばんは
イスラム教のモスクは初めてで感動しました。
こちらでは見る機会のないシーンを見せていただき有難うございます。
【2013/03/04 18:14】 | mico #NkOZRVVI | [edit]
こんにちは。
珍しいものをありがとうございます。
外装も内部も素敵ですね。
以前スペインに行ったときに、イスラムの遺跡も見ましたが、このストライプのような模様は、そこでもありました。

ディック・フランシスはけっこう読みましたよ。
イギリスでの競馬って、日本と全然ちがいますよね。
日本では、特に横浜なんかでは、日の出町のイメージ。
【2013/03/04 17:46】 | YUMI #2Qwf./yA | [edit]
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