スベリヒユとコニシキソウ

2012.08.30(18:28)

【スベリヒユ】

スベリヒユ全景120828

 スべリヒユは昨年わが家の南向き玄関前のレンガ敷きで咲いているのを見つけました。
 次の日にカメラを持ちだして撮ろうとすると閉じています。その次の日も、その次の日も。いったいつ開くのだろうとずいぶん迷いました。朝、陽が強く射しはじめてから咲いて、どうも2、3時間程度で閉じてしまうらしい、と気がついて、ようやく撮影に成功しました。
 
 そのレンガ敷きを別の石敷きに変えるなど、庭の全体構造をすっかり変えてしまったのが、今年の1〜3月。
 あのスベリヒユは今年はもう咲かないかも知れない、と思っていました。
 まさか上の写真のように大きくなるとは知らなかったので、水遣りして気がつくまでスベリヒユとして気がつかなかったのでした。


スベリヒユ120828

 なにしろ小さな花で、上から撮っていても腰と背中が痛くなります。
 しかも Olympus のカメラが苦手な黄色で、色飛びさせてしまいやすく、焦点も合わせにくいのでした。


スベリヒユ2120824

 葉は分厚く、夏の暑さに強い。野菜として食べられるそうです。
 フランスでは食用に改良されている、と朝日新聞社の『花おりおり』に記事がありました。


駐車場のスベリヒユ120830

 庭のフェンスの外、隣の駐車場と道路の境のところ、前からこれはなんだろう? と思っていましたが、今朝、これもスベリヒユだったことに気がつきました。
 これはとんでもない大株です。コンクリートの隙間でろくに土もないはずなのに、強いですね。


【コニシキソウ】

コニシキソウ全景120828

 スベリヒユと似た感じで、庭で各所に葉を這わせているもっと小さな植物。
 もしかするとコニシキソウかも知れないと思いつつ、確認しないで放置していましたが、草むしりのときなど「ええい、面倒だ!」とばかりにむしり取ってしまうことが多くなり、そろそろしっかり確認しておこうと、写真に撮って図鑑で調べました。
 やはりコニシキソウのようです。


コニシキソウの花120828

 「雑草や野草の暮らしがわかる本」の岩槻秀明さんによりますと、上下のマクロ写真で白い毛の生えた丸い玉のようなものは、花が咲き進んできたときに花序の外側に垂れ下がる子房だそうです。
 その脇に見えているのが花。といっても白いエプロンがくっついているように見えるのは花弁ではなく付属体だそうです。付属体の意味がよくわかりませんけど…(笑)
 その四枚の白いエプロンに囲まれた黄色の部分が腺体。ここから蜜を出して蟻などを呼ぶのだそうです。
 こういう妙ちくりんな構造の花序を持つ植物は、ご存じトウダイグサ科の特徴です。


コニシキソウの花2120828

 朝日新聞社の『花おりおり』には雌雄異花とありましたが、膨らんでいない子房が見えるのが雌花だとしても、雄しべを持った雄花というのがどれなのか、エプロンの付いたのがそうなのかも知れませんが、そうすると雄しべはどうなっているのか…、トウダイグサの仲間は謎めいています。
 タカトウダイの構造を分析した とんとん さんの記事を最近拝見しましたが、それにならえば、腺体のある構造物とは別に雄花があるのだと思われますが、なにしろコニシキソウは小さすぎて、なかなか鮮明には撮れませんでした。

 なお、葉に斑紋があるのがコニシキソウだという区別の仕方があるようですが、写真のように斑紋が薄くて見えない葉もたくさんあるようですので、気をつけたほうがよさそうです。
コメント
コメントをいただいたみなさんへ
たくさんのこめんとをありがとうございました。
返事が間に合いませんので、きのついたことをいくつか書きます。
FREUDE さん、ぼくもどうしても大関小錦を連想します。大相撲ファンですから(笑)
山手の木々さん、変わった名前ですが、園芸種のポーチュラカの仲間です。
この2種をまだ見たことがないとおっしゃるみなさんへ。
ぼくもそうでしたが、案外といろいろなところにありまして、見ていても見逃している可能性大、だと思います。地面を見て歩きましょう(笑)
【2012/09/01 13:47】 | ディック #- | [edit]
スベリヒユは畑によく映えていますね。
このようにアップしてみるとやはりポーチュラカの仲間だと分かりました。

子にしきそうも畑に生えるのでなかなかぬきにくいのですよね。

このように拝見すると別物に見えるので不思議です。
【2012/08/31 20:49】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
スベリヒユも栄養が行き届くと、こんな大株になるのですね。
開花時間が判らず、いつ咲くのかと思っていましたが、日の出後2~3時間でしたか。
早朝に見に行きます。
【2012/08/31 19:12】 | #M8XIDdVw | [edit]
ずいぶん大株のスベリヒユですね。
これは食べ応えがありそうですね。(私は食べたことがありませんが。)
当方では、朝早くてもこうして花が咲く株がとても少ないんです。
長いこと、植物観察を続けていますが、スベリヒユの花を確認したのは、つい最近のことでした。
【2012/08/31 08:54】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
スベリヒユとはまた変わった名前ですね。
雑草のようですが、ずいぶんと特徴があるんですね。

とくに、フランスでは食用に、というところが気になりました。
こういうことを聞くとすぐ試したくなるもんで(笑)。v-271
【2012/08/31 06:53】 | 山手の木々 #- | [edit]
スベリヒユ、これは案外抜きやすいですね。
コニシキソウ、これは抜く時に毎回苦労してます。地を這う様に根を伸ばして居ますので根本を抜くのが面倒です。
しかもこの草、途中で切れると白い汁が出まして服に付くと落ちにくいやっかいものですね。

普段、ただの雑草と思って居ますがこの様に大きく写るとまた違った雰囲気が有りますね。
【2012/08/31 03:25】 | ななごう #- | [edit]
ディックさま^^こんばんは^♪

スベイヒユは、少しだけしかお顔を見せてくれないのですか。
葉に写った影がなんともいい感じですので、実物を見たくなりました。
コニシキソウにはまだ逢えなくて、
こんなに可憐な色合いして、産毛もまたいいですね。。。
今日も暑かったですね、まだまだ続くそうですのでご自愛くださいませ。。。
【2012/08/31 00:40】 | 紗真紗 #- | [edit]
こんばんは
コニシキソウもスベリヒユも小さな花がよく撮れていますね。
スベリヒユは畑の中で大きく育っているところも見かけます。
確か乾燥に強い仕組みを持っていたはずです。
これぞ雑草という2種ですね。
【2012/08/30 23:06】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
>腺体のある構造物とは別に雄花があるのだと思われますが、・・・
タカトウダイの場合分かり難いのは、雄花の雄蕊の数が一本だけというところ。
これを雄花と思えと言われても、と言いたくなってしまいます。

コニシキソウは小さいうえに毛深いので、どうにもお手上げですね。v-239
【2012/08/30 21:49】 | とんとん #5E0wk48w | [edit]
コニシキと言えば巨漢の関取でしたが
コニシキソウはこぢんまりとした草なのですね

スベリヒユの名前は何度か耳にしました
こうして見ていると、
金のなる木に似たようにも思います
【2012/08/30 21:07】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
こんばんは。

本当に珍しくもない普通の草花。
ところが小さな世界もこうして
大きくしてみますと面白い。写
りも良いですから、説明もすうっ
と入ってくる感じです。

【2012/08/30 19:47】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
ややもすると雑草扱いです^^
マツバボタンと同じく、お花がとてもかわいいですよね♪
【2012/08/30 18:40】 | nekocchi1122 #4v6QK5lk | [edit]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://dickhym.blog9.fc2.com/tb.php/4901-c6b6bf21