根津神社

2012.08.29(18:30)

 さて、7月4日のウォーキングの最後の「根津神社」を紹介します。
 日本武尊が1900年近く前に創祀したと伝える古社で、東京十社の一つに数えられているそうです。
 ご祭神は須佐之男命・大山咋命・誉田別命。

根津神社社殿120704

 西門すなわち社殿の囲い横に付けられた門からはいってしまいますと、すぐにこの大きな社殿が目に入ります。
 社殿は宝永3年(1706年年)の創建で、宝永2年(1705年年)江戸幕府五代将軍・徳川綱吉が養嗣子六代将軍家宣のために屋敷地を献納して天下普請したもの。
 社殿が華美で大きいことにびっくりします。古い神社を見慣れていますと、ふつうはまず拝殿があり、その奥少し高いところに本殿があって、その間が廊下に屋根を書けたようなもので繋がれていたりするのですが、根津神社の建て方は「権現造」と呼ばれます。


根津神社左側から見上げ120704

 玉井哲雄さんの「図説・日本建築の歴史」にならって書きますと、本殿に対してやや規模の大きい拝殿を並べて建て、そのあいだを棟が直交する建物で繋ぐ形式です。つなぎの部分を石の間といい、京都北野天満宮が古代からこの形式だったとされています。ほかに有名なところでは日光・東照宮。だからこの形式を「権現造り」というわけです。
 権現造りはとても華美で大袈裟な感じがします。


根津神社拝殿左下から見上げ120704

 カメラマンとしては、華美は華美なりに、そのよいところを撮りたいですが、陽射しが強く、一枚目など、社殿のきらびやかな装飾をきれいに撮ろうとすると、屋根から上は白く飛んでしまいます。かといって、屋根をきちんと撮ろうとすると、社殿は真っ黒になって、何が何だかわかりません。
 そこでHDR撮影というのを試して見ました。一回のシャッター押し操作で連続三枚、露出の異なる写真を撮ってカメラの中で合成します。手持ちですから、カメラが動いてしまったり手ブレが大きいとうまくいきません。また、自然の中での撮影はまず無理。建物だとカメラで合成しやすいようです。一枚目はそのようにして撮った写真ですが、さらに白飛びを抑える加工をしなければなりませんでした。


根津神社社殿天井120704


根津神社拝殿正面右寄り120704

 ぼくはどうもこの正面の「唐破風」というのがあまり好きではありません。装飾過大に走る建築様式の代名詞のような気がします。
 ほかに気のつくところを言えば「卍紋」が目立ちますね。根津神社の神紋として使われているということのようです。


茅の輪から楼門を臨む120704

 社殿本来の正門である「唐門」を出ると、「茅の輪」があり、その向こうに楼門が見えていました。
 しまった、本来楼門の向こうから順に入ってくるのが正式なお参りだったか…、と気がつきました。


根津神社茅の輪くぐり120704

 「茅の輪」の横の立て札を読みました。
 「一度くぐり左へ回り、二度目は右へ回り、三度くぐって本殿にお入りください。心身の清浄と無病息災を祈る古い神事です」とあります。しまったぁ!と後悔。もうお参りしてお賽銭を上げてしまった。
 形だけでもくぐっておこうかと、みなさんの真似をしました。


根津神社楼門120704

 「楼門」の外側まで行きました。ここから入って、「茅の輪」をくぐり、ひとつ上の写真に見えている「唐門」をくぐり、それから社殿の前へ行くのが正式なやり方です。神社に裏口から入ってはいけません。


根津神社神楽殿120704

 楼門の写真の右側に見えているのは神楽殿です。
 神楽殿だけを撮ると、このような感じになります。

 日光の東照宮へ行ったのは、ずっと昔の小学生の頃だと思いますが、記憶ではこちらよりもさらにきらびやかだったような気がしますがどうなのでしょうか。
 今年は一月に伊勢神宮へもお参りしましたが、一口に神社といっても千差万別。建物も雰囲気も違いますね。

コメント
コメントをいただいたみなさんへ
たくさんのコメントをありがとうございました。
気の付いたことをいくつか少しだけ。
ななごうさん、古いままのはずがない、よく改修されているのではないか、と思います。材は一部漆が塗られているように思いました。
紗真紗 さん、個人的な好みを書きまして申し訳ありません。そうは書きつつも、目にきれいに映りますから、できるだけそのきらびやかさを再現したいと頑張りました。
山ぼうし さん、単に塗りの違いでしょう。上で書きましたが、根津神社の色は乙女稲荷神社のように雨ざらしではなく、材が漆で塗られている部分があって出ている色だと思います。
【2012/09/01 13:45】 | ディック #- | [edit]
根津神社の様子がたいへんよくわかりました。
有り難うございました。
もし私のほうの散歩会で行くことがあれば、表門からのルートにするように幹事に言っておきます。
【2012/08/31 08:57】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
本当に立派な建物ですね~~・・
以前、日医大病院へ入院した知人の付き添いで4回ほど病院へ行ったのです。 目と鼻の先にある根津神社一度行きたいと思っていましたが、とうとう行きそびれてしまいました。ディックさんのお写真拝見すればするほど、一度見てみたいと思いました^^
【2012/08/30 18:30】 | nekocchi1122 #4v6QK5lk | [edit]
きらびやかな装飾が素晴らしく権現造りというのだと
初めて知りました。

実は日光も行ったことが無いのです。

茅の輪も大きくて見事ですね。
いつまでも置いてあるのでしょうか。
【2012/08/30 10:51】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
我が悪友がこのすぐ近くで画廊をやってまして
何度かお邪魔しました。
一回だけこの神社にお参りしました。
夕方の静かなときでした。
【2012/08/30 09:31】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
根津神社の名前は聞いたことがありますが、行ったことがありません。
個人的好みでは、質素でシンプルな方が好きですね。
【2012/08/30 05:37】 | #M8XIDdVw | [edit]
キラッキラの装飾が(写真で見る)東照宮の感じですね。
最近、装飾がないような小さい神社しか見ていないので
家でいえば豪邸のような、こういう神社が眩しいです。

↓乙女稲荷神社の材の色は朱色ではなく、オレンジに近いのですね。
 何か意味があるのでしょうか。
【2012/08/29 23:32】 | 山ぼうし #- | [edit]
本当に豪奢な造りですね

ファインダーの狭い視野の中で移動していると
つい、私もやらかしてしまいます
通れた訳ですから、それもありかなと
自分を丸め込んでおります
【2012/08/29 22:46】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
本当にきらびやかです。
時代によってでしょうか、狛犬が黒ずんでいるのに対し、
社殿は真新しいかのように美しい。
よほど手入れが行き届いているのでしょうか。
それに桜門には、金剛力士像ではなく人の像が置かれているようですね。
一般によく見る神社とはまったく雰囲気が異なって、興味が湧きます。
いつか行きたいものです。
【2012/08/29 22:28】 | takae h #A5.soH/6 | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

根津神社には、まだ訪れたことがありませんが、
ヴィジュアル的にも楽しめる神社ですね。
私は、スミマセンです・・・、
この唐破風千鳥破風造りが昔からなぜか気に入っておりまして。。。
橋、桜門、茅の輪そして、唐門のシンクロした画像にうっとりです。
いつも、ありがとうございます~♪
v-22
【2012/08/29 22:13】 | 紗真紗 #- | [edit]
こんばんは
学生の頃、近くは何度も行きましたが、この神社には行ったことがありません。
名を知るばかりです。
豪華な雰囲気がしますね。
権現造りですか。
権力者が造ると違いますね。
【2012/08/29 21:38】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
こんばんは、根津権現というと有名ですね、名前だけ知っていました。
茅の輪は神社でよく見ますが、最近はラーメン屋さんの入り口にも(笑)
一応、あればくぐってみたくはなりますよね^^; 
【2012/08/29 21:11】 | 空見 #- | [edit]
絢爛豪華とまでは、行かないかも知れませんがきらびやかな装飾で有りますね。
改修工事でもされて居たんでしょうか?
建築当時からの経年風景が日光東照宮だと思います。たしか3年前程に行った時はかなり色落ちした状態でした。眠り猫に至っては早く改修工事をしないと観光に来る外国の方もがっかりするのではないかなと云うのが本音です。

写真で見たものと実際に自分の目で見たものとの違いが、時々顕著に表れるのが観光地かなと思います。
【2012/08/29 19:56】 | ななごう #- | [edit]
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