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中野ブロードウェイ 〈サブカルチャーの聖地〉~ 第66回San Poの会 記録

2012.08.20(19:33)

中野サンプラザ120804

 8月4日第66回「San Poの会」のウォーキング記録です。
 午前中は相変わらずの夏日でしたが13時にJR中野駅に集合したときは雨がぱらついていました。
 駅を下りたところが「中野サンプラザ」前(上の写真)です。もともとは公益事業として1973年に開業したそうですが、やがて閉鎖。2003年に民間に売却されてからイベントホールとして復活。かなりの人気だったそうですが、仕事一筋だったぼくはあまりそういう認識はあまりありません。
 今後は隣接する中野区役所と一体開発のため取り壊し方針だとか…。その中野区役所前に碑がありまして、よく撮れていないので碑の写真は省略しますが、碑のある中野区役所付近を中心に、五代徳川綱吉が将軍だった頃、ここは野犬保護施設があったことで有名、「犬屋敷」の名前で知られています。最盛時敷地三十万坪、八万数千頭の犬がいて、十五年間存続したそうです。


まんだらけ付近120804

 さて、雨が降り出したので、アーケードになっている中野サンモール商店街を通って、そのまま中野ブロードウェイへ入りました。早稲田通りと交差する辺りです。
 ここは元々は高級住居兼商業施設のビルで、通り抜けはできなかったとのことですが、現在はサンモールからそのまま早稲田通りまでお店が続いていますので、ビルの中へ入ったという実感があまりありません。地元勇姿の発案で通り抜けできるビルを建てたのですが、開発業者の資金難ほかいろいろと障害があり、80年~90年代にかけて集客力が落ちて、どうしようもない状態に陥りました。
 それを救ったのが上の写真の「まんだらけ」です。当時はマンガ古本専門だったのが、原作者のサインやマンガグッズとか、アニメのセル画などから、古いホーロー看板、レトロなミニカー、おまけグッズなどへ商品を拡大したそうです。これが人気となって「まんだらけ」へ集まる客層を狙い、いわゆるマニア専門店がビル内に次々と開業。「サブカルチャーの聖地」と言われるようになったのだそうです。
 コンパクトデジカメによる室内写真となるため、ご覧になりにくいかも知れませんが、雰囲気だけでも味わってみてくださいませ。


綾波レイのフィギア120804

 少し自分の思い出を書きます。
 すでに十数年前のことになります。某大銀行のお偉いさんも経験された当時の同僚に連れられまして、秋葉原へ行きました。当時は『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイなどのフィギア(上の写真の少女)が人気を呼んだ時代でした。
 フィギアというのは「塗装」が大切で、「塗装」には下地造りにこれを磨き上げることが大切です。彼は、女性フィギアの塗装のための下地造りに、忙しくてとくに取ることもできない休日のうちの数時間をかけたのだ、という話を聞かされました。
 秋葉原へ連れて行かれて、当時は有名だったというそのフィギア・ショップも教えてもらいました。
 フィギア・メーカーとして有名だったのが「海洋堂」。一時は一世を風靡してしていたものですが、しかし、どうやら、秋葉原はいまでは変わってきていて、いまは「中野ブロードウェイ」こそが「サブカルチャーの聖地」のようです。
 古本漫画店、アニメ、セル画、フィギア、ゲーム、ミニカー、鉄道模型、コスプレ、ホラー映画、ミリタリーグッズ(服装からモデルガン、サバイバルゲーム・ギアまで)といった世界へ深く深く潜り込んでいく気持ちを、ほんのちょびっとでもいいから共感ないし理解していないと「ここっていったい何?」ということになるでしょうが、みなさんはいかがでしょうか?
 この「San Poの会」のウォーキングのあと、映画『下妻物語』を知っているかいないか、という話題が懇親会の席上で出ましたが、原作者の嶽本野ばらさんも言わばサブカルチャーの世界の方です。
 「ロリータ・ファッションへの耽溺」というようなことを理解できないと、やはり「この映画はいったい何?」ということになるでしょう。(ちなみに、ぼくは深田恭子よりも共演の土屋アンナのほうが好きでしたが…。)
 ぼくも含めて「San Poの会」のおじさんたちは鉄人28号関連グッズに感動していました。
 しかしフィギア全盛時代は鉄人ではなくて『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダム』などのアニメを経て、いまでは『ルパン三世』や『ワンピース』などへ変わってきているようです。 


まんだらけ付近2120804

 San Poの会のリーダーN君の印象を転記してみましょう。
 ----当初「オタクビル」、「魔の巣窟」、「日本の九龍城」 などの異名を持つとのことで、かなり身構えていたのですが、実際に見てみると思いの他健全ではないかとの個人的な印象を持ちました。
 入っているお店の分野としては、まんだらけに代表されるコミック誌の売買店、 古書店(だだし学術書ではなく、江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』などの特定の分野の本です。少年怪奇全集なるものも展示されています。フィギア系の店(これも最近のコミック系のフィギアから鉄人28号まで、それぞれの店によって特色あり)、一部の店では30~50cmの裸体の美少女人形がずらりと並び、一体十数万円の高値が付いているのには少しびっくりしました。確かに顔立ちはエヴァンゲリオンの綾波レイ系の美少女でよくできています。体はちゃんと関節が曲がる様になっており、多分裸のままで置いておくのではなく、いろいろな場面を想定して着せ替え人形の様にして愛玩するのかと思います、それ用の服もちゃんと揃えてあります。
 他には鉄道ファン系、ミリタリー愛好者用(これも、モデルガン、服、フィギアの店でそれぞれ分かれています。パワーストーンの販売店や手相占いの店、アニメのセル画の販売店、秋葉系ではメイド姿の足もみ店もあります。
 全体に照明も明るく、ビル内の案内図も置いてあるので安心して歩けます。本当はもう少しおどろおどろしい怖い雰囲気かと思っていたのですが、これであれば、子供は別として成人であればちょっと変わった刺激のある場所の散策ということで行っても先ず問題ないでしょう----

 ということで、ぼくの写真にはお子さんの後ろ姿も写っています。


ホラー映画のフィギアなど120804

 上の写真はたぶんホラー映画ファンの店。ぼくの友人には大のホラー映画ファンがいまして、JASON(『13日の金曜日』シリーズの殺人鬼の名前、上の写真の左から3番目)のニックネームでブログを運営しています。

 というわけで、新井薬師、北野神社などのコースはまた次回といたします。

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 当ブログの読者にはこの世界は理解しにくいだろう、との前提でたくさん書きました。疲れました(笑)
 本日はウォーキングはお休み。三井記念美術館で「日本美術デザイン大辞展」を楽しんできました。名品の数々と力の入った技法の解説に感動しました。二時間半もかけてじっくりと遊んできました。
コメント
とんとん さん、
> 通学途中にあった。
そうですか。こういう San Poの会でもやらないと、都内のいろいろなところを知らないまま過ごしてしまうと思っていましたが、みなさん案外いろいろとご存じですね。
【2012/08/22 17:17】 | ディック #- | [edit]
hirugao さん、
San Poの会は町歩きも含めますので、7、8月は都内など、比較的楽なコースを設定して活動しています。
これはぼくの入院の3日前のウォーキングでした。
【2012/08/22 17:13】 | ディック #- | [edit]
多摩NTの住人 さん、
中野坂上の職場で数年間過ごしましたが、JRの中野には足を踏み入れることがありませんでした。
ぼくにとっては近くて知らない街でした。
【2012/08/22 17:11】 | ディック #- | [edit]
小肥り さん、
30年前? う〜ん、それではきっと様変わりにびっくりされるでしょう。
ブラタモリで犬屋敷について放送していたのはぼくも見ています。あれがないと、区役所前の碑だけではさっぱり実感が湧きません。
【2012/08/22 17:07】 | ディック #- | [edit]
takae h さん、
いい街にお住まいですね(笑)
以前にも横須賀の猿島へ行った San Poの会でコスプレ撮影会に遭遇したことがありました。そのときぼくだけは心臓の調子が悪く撮影会をやっていた海際へ下りなかった。
惜しいことをしました。
【2012/08/22 17:05】 | ディック #- | [edit]
中野ブロードウェイができたのは私が高校生の時。
通学途中にあったので、本屋さんに寄りました。
都心のショッピングモールより小じんまりした感じでそれなりの雰囲気がありますね。
【2012/08/21 16:29】 | とんとん #uvcXFM.c | [edit]
散歩の会は8月もあったのですね!
我低山散歩の会は昔から7,8月はお休みだそうです。
高架下というのかこういうアーケード街は
なんだか懐かしいものが多いのでしょうね。

最後の写真のはあまり好きではありません~。
【2012/08/21 10:04】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
中野は懐かしい風景です。
10年以上前になりますが、社宅がこの先の南長崎にあり、哲学堂や中野は良く通りました。この商店街はいろいろ楽しめてカミサンが好きでした。
【2012/08/21 08:09】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
まず30年は行ってないだろうなあ・・・。
「犬屋敷」はブラタモリで放送してましたね。
中野駅北口の商店街はウッスラ覚えてる。
ウス汚いクラシック曲喫茶店や蛇屋さんがありました。
【2012/08/21 05:30】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
本当ですね、サブカルチャーはオタク的と思っていましたが、明るい健全な感じがします。
実は私の住む街には、土、日ともなるとフィギアのようなコスチュームを身につけ、化粧を施した女の子たちが大勢やってきます。男の子に扮した子もいて、思い思いの場所でポーズを取ってカメラに収まっています。コスプレだそうですね。最初は驚きましたが、もう慣れました。化粧を取ったら、ごく普通のかわいい女の子たちです。画像の中のディックさん、楽しそうです!
【2012/08/21 00:11】 | takae h #A5.soH/6 | [edit]
紗真紗 さん、
横浜美術館で2008年の正月に「ゴス展」というのがありまして、ロリータ・ファッションの世界にゴスロリというのが加わったらしい。「ゴスロリ・ファッションで入場すれば団体料金」でした。「ホラー+ロリータ」に近い感覚でした。
【2012/08/20 22:21】 | ディック #- | [edit]
紗真紗 さん、FREUDE さん、
片足のくるぶしくらいまでは突っ込んでます(笑)
ぼくは守備範囲が無駄に幅広いので「なんかすごいな」という感じに見られるかも知れませんが、この世界に浸っている方たちからみれば何にも知らないも同然。でも一方で、別世界の方から怪しく思われる程度には足を突っ込んでいるのです(笑)
【2012/08/20 22:11】 | ディック #- | [edit]
ブログを間違えたのか、と思うような投稿に
少なからずのスリルを味あわせていただきました

おそらくご存じない世界、かなり調べて書かれたのではないでしょうか
ちなみに私にはほとんどわからない世界であります

深田恭子さんと土屋アンナさん、
お名前は聞いたことがありますが
顔が思い浮かびません
【2012/08/20 21:56】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪
この記事はスゴイです。
よほど通でないとここまでは書けません・・・です。。。
それにしましても、
深田恭子ちゃんのロリータファッションは可愛いかったですね。

ホラー映画とオカルト映画は怖くないのですが、幽霊の映画は苦手です。
いつも、ありがとうございます~♪
v-22
【2012/08/20 21:18】 | 紗真紗 #- | [edit]
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