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ほうろく地蔵尊と高島秋帆の墓

2012.08.02(17:45)

ほうろく地蔵入り口120704

 7月4日の駒込散策の記事の続きです。
 駒込・六義園の横を通って → 富士見神社 → 吉祥寺 → 円城寺(八百屋お七の墓)と見てきて、さらにその辺りをうろうろとしていまして、すぐ近くに大圓寺というお寺を見つけました。
 案内板は大圓寺と同時に「ほうろく地蔵尊」と大きく書かれています。


大圓寺門と門内のほうろく地蔵尊120704

 寺の門付近の様子は上の通り。奥の右に「ほうろく地蔵尊」が見えています。


ほうろく地蔵尊全景120704

 寺小姓恋しさに放火の大罪を犯し処刑されたお七の罪業を救うため、熱した炮烙(素焼きのふちの浅い土鍋)を頭にかぶり、自ら焦熱の苦しみを受けたお地蔵様とされ、1719年にお七供養のため渡辺九兵衛という人が寄進したと言われているそうです。その後、頭痛、眼病、耳・鼻など、首から上の病気を治す霊験あらたかなお地蔵様として有名になったそうです。


ほうろく地蔵尊アップ120704

 ぼく自身には何の信心もないのに、このような寺や史跡を回って何を考えているのか、と思われる方もいらっしゃるでしょう。
 江戸時代の有名な事件に当時の人が何を思い、お七のことをどう考え、どのような信心が生まれて現在に至ったか、そうした人々の心の歴史に深い関心がある、とでもいいましょうか。


大圓寺本堂120704

 大圓寺というのは曹洞宗の寺院で、このようなお寺でした。


【高島秋帆の墓】

高島秋帆の墓120704

 驚いたのは、ここで高島秋帆の墓を見つけたことです。
 高島秋帆というのは江戸時代の砲術家です。愛読している科学雑誌Newton の編集長がえらくご執心でして、昨年ながながと高島秋帆の史跡を追う記事を連載していまして、ぼくはずっとそれを読んでいましたから、とても身近に感じてしまうのです。
 高島秋帆は幕府からも砲術の専門家として重用されて砲術の伝授に努めていたところ、これを妬んだ鳥居耀蔵に「密貿易をしている」と讒訴され、逮捕・投獄されて高島家は断絶されました。
 ところがそこへペリーが来航。Wikipedia の記述によりますと「海防が不整備ではアメリカとは戦えない」とし、再度の処罰を覚悟の上で「嘉永上書」を幕府に提出。これが認められて幕府の砲術師範として返り咲き、訓練・指導に尽力したという人物です。
 Newton の記事の詳細は忘れていましたが、こんなところで彼の墓と再会した、という次第でした。
 墓なんてものは、その人物に何か深い思い入れでもないとおもしろくもなんともありません。歴史の知識が豊富だからといって、とくに得になることもない世の中ですが、ふとしたことで心は豊かになるものです。


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 7日から11日までブログを休載するつもりでいるのに、いつまでも「庭の花」でごまかしているわけにはいかないだろう、という自覚はあります。
 明日は朝から夕方まで慶應病院で検査・診療があり、土曜日は体調が許せばSanPo会に参加し、月曜日には歯科診療を済ませて、火曜日から休みという計画です。本日は予約していた本を図書館から2冊とってきて、さて少し読んでから記事を書こうかなどと思っていたら、いつの間にか眠ってしまう。これが夏の暑さというものでしょうか。
 花の写真は、これぞと気に入った写真だけを出して、むしろ今回のような記事を書いていたい、というのが本音なのですが、写真も文章も多くなりますからなかなか手が掛かります。
 昨日は新横浜の病院へ義母を見舞いに行きましたが、入院中とは思えないほど元気でした。弟はまだICUの中のはずですが、7日頃にはきっと一般病室へ移り、平塚で再会することになるでしょう。ぼくは2回目で要領がわかっていますから、結構気楽に構えております。なんとなく気になるのは、オリンピックのサッカーはどういうスケジュールになるのかなあ、ということ。9時消灯ですし、ビデオはありませんしねぇ(笑)

 みなさんからいただいたコメントへの返信が間に合わない状態ですが、みなさんのところへおうかがいすることのほうを優先したいと考えております。
コメント
おはようございます。

>墓なんてものは、その人物に何か深い思い入れでもないとおもしろくもなんともありません

ははは・・・、なるほどそうですね。
ディックさんらしい記事でした。
【2012/08/07 06:06】 | nakamura #- | [edit]
おはようございます。

高橋秋帆。歴史上、特に幕末期の
人物ですよね。こうしてゆかりの
地を巡る。良いですねぇ。

さて、色々多忙のようです。
僕も日感じでサイト管理が
おろそかになっています(苦笑)。

【2012/08/04 07:00】 | 地理佐渡.. #s/KLKpB2 | [edit]
まったく知らないお地蔵さんでしたが、千羽鶴の様子からしても
皆さんに愛されているお地蔵さんなのですね。
重なっているお皿のようなものに願い事を書くのも珍しいです。

最初の画、材木屋さんでしょうか?
驚きました。鉄骨の組み方半端じゃないですね。
【2012/08/03 18:48】 | 山ぼうし #- | [edit]
色々と有る処なんですね。

私も御厄介に成ろうかなー。
首から上、あっちもこっちも良い処無しです。

にわか参拝では、ご利益は無理でしょうね。

ディックさんも体、大事にして下さい。

私、暑くて木陰で涼んでました。
毎日、あじーーーーっです。
エアコン、18度でもあつい。
【2012/08/03 18:16】 | ななごう #- | [edit]
あらら
どうしたのでしょうね。
コメント出来ませんでしたが・・・

お身体の方をいたわってくださいね。
【2012/08/03 10:58】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
東京のあちこちで江戸の風情や物語が楽しめて良いですよね。「こんなところにこんなものが」という発見が多くて面白いです。こちらの記事を拝見していて、さらに興味が増しました。
お身体ご自愛下さい。
【2012/08/03 08:06】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

ほんとうに思いがけないところで発見って嬉しいものですね。
首から上と聞きますと、
このほうろく地蔵さまにお参りに行きたくなっております。
それにしましてもよく探されますことに感服です。。。(#^.^#)
どうぞご無理をされませんように^^お願いいたします。。。
【2012/08/02 22:40】 | 紗真紗 #- | [edit]
焙烙って素焼きのお皿みたいなもんですね。
保津川で投げるカワラケみたいなものかしら。
首から上の病にご利益ありですか。
当然、頭の中もですよね。お願いしようかな。
【2012/08/02 22:09】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
こんばんは
お地蔵様にも、色々とあるのですね。
お寺巡りは興味があります。
なかなか行動に移せませんが・・・
【2012/08/02 21:31】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
世話になった老中水野忠邦を陥れようとしたり、
鳥居耀蔵は随分と悪評が残っていますね
儒学者の子として洋学者を憎んだことも
要因だったようです

ご多忙の時は無理をなさらないでくださいね
【2012/08/02 21:11】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
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