観音崎公園の鳶 と ハナショウブ(肥後系・伊勢系)

2012.06.29(19:13)

【ハナショウブ】(肥後系・伊勢系とは…)

肥後系薫の君

 「観音崎公園の鳶」の記事を書くつもりでしたが、その前に「ハナショウブの肥後系・伊勢系とは?」ということで、せっかく勉強した蘊蓄を少し披露しておきたい、と思います。
 ハナショウブが栽培され始めた江戸時代に江戸で発達した系統が「江戸系」であり、それが肥後藩(熊本)へ送られて、さらに明治時代に改良されたのが「肥後系」、松阪藩(三重)に送られて発達したのが「伊勢系」、と前回書きました。
 もう少し詳しく説明します。
 「肥後系は鉢植えに向き、花を咲かせたものを座敷に置いて金屏風を背に観賞し、その優劣を競ってきたそうです。だから「江戸系」のような群生美よりも、個々の草姿、花の形や大きさを重視して改良されたそうです。
 内花被が発達して花弁が6枚あるように見えるものが中心。花弁が重なり合い、ほどよく垂れるのが多いけれど、雨に弱いそうです。


伊勢系磯辺120614

 「伊勢系」は「三英咲き」(内花被が発達しないので花弁が3枚のように見える)ものが中心。やはり鉢植え栽培を基本として改良されたそうです。花弁は外側がシワになって垂れるものが多い。草丈が低く、花の茎と葉が同じ?になるのだそうです。

 前回紹介した「江戸系は野外で群生美を楽しむために改良されてきました。このような違いがわかってくると、来年からまた楽しみが増えるのではないでしょうか。


タチアオイ120614

 「横須賀はなしょうぶ園」はけっしてハナショウブばかりではありません。この季節はアジサイのほか、上の写真の花がきれいでした。
 これをタチアオイという、ということでよいのですよね。

 …というわけで、6月14日「横須賀しょうぶ園」を後にしたぼくは自動車で「観音崎公園」に向かいました。
 前回見損ねた「砲台跡」などを見学するつもりでしたが、それはまたいずれ紹介するとしまして、本日は下記の写真を…。
 

【観音崎公園の鳶】

はるか上空から

 はるか上空から…

舞い下りてきて

 舞い降りてきて、


行くぞとばかりに…

 行くぞとばかりに


急降下

 急降下。


危な~い

 危な~い!

 鳩は慌てて地上をひょこひょこと逃げますが、鳶が上空へ去ってしまうと、何事もなかったかのように餌探しを始めます。ここにどうやら観光客の食べ残しとか、何か散らばっているようなのです。
 襲撃に失敗した鳶は、海へ向かって飛ぶと向かい風に乗り、はるか上空へと上昇していきます。そのままふわっと方向を変え山際へ近づいて、またやって来るのです。
 数分に1回の襲撃です。
 ただ、思い切りが悪いのか、風が強くて狙いが定まらないのか、あと50cm くらいで足が届くというところまで来ますが、結局また舞い上がる。「こりゃあ、何回やったって成功しないな」とぼくは見ていました。
コメント
多摩NTの住人 さん、
ハナショウブの蘊蓄、お役に立ててよかったです。
タチアオイ、やはりこの花は青空を背景に撮りたいですね。
【2012/07/01 07:09】 | ディック #- | [edit]
山ぼうし さん、
「江戸系」「肥後系」「伊勢系」は、菖蒲園なら基本のようですよ。いまはたくさん販売されていて、選り取り見取りのようです。
【2012/06/30 21:34】 | ディック #- | [edit]
YAKUMAさん、
30分くらい粘って上を向いたり、鳩を見たり。
そのあいだ、何枚も撮りました。使えないブレ写真の山を築きました。
【2012/06/30 21:33】 | ディック #- | [edit]
hirugao さん、
>立ち葵の花がてつぺんまで咲くと露開け
そうでしたか。
まだてっぺんまでかなりありますね(笑)
【2012/06/30 21:31】 | ディック #- | [edit]
樂 さん、
「蘊蓄」はタキイ種苗さんの情報誌のおかげです。
なかなか役に立つ本です。
【2012/06/30 21:30】 | ディック #- | [edit]
夏のそら さん、
鳶には機能美を感じます。舞い降りるときは羽を縮めて重力を利用して下りてくる…。鳥の体は合理的にできているなあ、と感心して見ておりました。
【2012/06/30 21:28】 | ディック #- | [edit]
nakamura さん、
>鳶は生きたものをおそわないと思います
でも、30分ベンチに座っているあいだに10回近くの襲撃がありましたよ。
>精悍な猛禽のくせに、人のそばで生きる・・・ですから、トンビという愛称が生まれた
なるほど…。
【2012/06/30 21:26】 | ディック #- | [edit]
FREUDE さん、
現代のさまざまな園芸種は江戸時代の方たちの力によるものが多いようですね。朝顔とかも、次々と新品種が創られたと聞いております。
【2012/06/30 21:24】 | ディック #- | [edit]
小肥り さん、
狙って撮れるわけがありません。30分くらいベンチに座ってまして、その目の前近くに舞い降りてくるのを何回もトライしました。
【2012/06/30 21:22】 | ディック #- | [edit]
紗真紗 さん、
こんな写真でごめんなさい。
たまには漫画タッチで攻めてみようか、と…。
【2012/06/30 21:19】 | ディック #- | [edit]
お加減はいかがでしょうか。
ハナショウブの蘊蓄をしっかり読ませていただきました。
勉強になります。
タチアオイは青空が良く似合う花ですね。
【2012/06/30 18:12】 | 多摩NTの住人 #rId1tC1Q | [edit]
肥後系、伊勢系は鉢植え向き!
ハナショウブにもいろいろあるのですね。
この辺りにもあるのかな~?

鳶の影!ホ~です。よく撮れましたね。
【2012/06/30 16:46】 | 山ぼうし #- | [edit]
こんにちは
鳶の写真いいですね。
動きがあるのに素敵です。
攻撃態勢に写るまでの様子が分かりました。
2枚めの太陽と鳶は特にいいと思います。
【2012/06/30 15:00】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
トンビの連続写真楽しく拝見しました。
なかなか近くにはいるようでも撮れませんので。

立ち葵の花がてつぺんまで咲くと露開けだそうですよ。
【2012/06/30 11:43】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
トビの写真はよく見ますが、最後の陰で表しているのは初めて。
カメラアイに拍手。

花菖蒲の・・・系には、こんな経緯と違いがあったのですね。
楽などは写真写りの良い花ばかり、狙っていました。
【2012/06/30 10:41】 | #M8XIDdVw | [edit]
立ち葵咲き誇ってますね。
こちらの公園の花壇にもこれが植えられる季節になりました。
日本の夏のイメージなので、ここで見るといつも日本に思いが飛びます。
鳶、美しい姿ですね、鳩の上に落ちるその影さえ勇ましい。
【2012/06/30 10:24】 | 夏のそら #dl2yYD66 | [edit]
おはようございます。

トビの連続写真、おもしろいですね。特に、影がすばらしい・・・お座布団。
なお、鳶は生きたものをおそわないと思いますが・・・。精悍な猛禽のくせに、人のそばで生きる・・・ですから、トンビという愛称が生まれたように思います。
【2012/06/30 09:15】 | nakamura #- | [edit]
鳶は何度も失敗か・・・
それでも「野生の王国」に似たような風景が見られるんですね。
鳩の群れの地面に羽根を広げた鳶の影が見事に写ってます。
すごいね。
狙い撮り・・・ですか。
【2012/06/30 07:04】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
こんな鳶の写真、撮れたことがありません
技術の差が歴然ですね

江戸時代、花を栽培する教養もあったと
聞いております
品種改良なども盛んに行われたのでしょうね
【2012/06/29 22:50】 | FREUDE #6AWUBD.o | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

優雅に咲きます、むらさきの^^です~!
しゃんとしています、タチアオイ!
毎年この元気な姿で、これからの夏を意識します!

青い空をさっそうと流す鳶、
これはやりそうな、すごそうな、飛びっぷり!
あっ~鳩さんたち・・・と思いきや、よかった。。。
見かけ倒しの鳶さんですが、上空からの画像に感動です!
いつもありがとうございます~♪(#^.^#)
【2012/06/29 22:07】 | 紗真紗 #- | [edit]
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