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生田緑地の散策 ~ 日本民家園、枡形城趾、生田バラ園

2011.11.05(18:30)

【川崎市立 日本民家園】

旧佐々木家住宅111029
 (↑ 旧佐々木家住宅 : 千曲川沿いの名主の住宅、1731年)

 10月29日の第53回「SanPoの会」は11時20分集合でした。いつもは13時30分なので、早めに集合して途中でお弁当という予定にしています。
 日が短くなり、15時を過ぎる頃から急速に陽が翳りますが、せっかくのよい季節なので、少し集合を早めようということになったのでした。
 小田急線向ヶ丘遊園駅を出て生田緑地のプラネタリウムを真っ先に楽しむ予定でしたが、プラネタリウムが改装中で営業中止のため、二番目の予定の「日本民家園」へすぐに入ることになりました。


旧野原家住宅111029
 (↑ 旧野原家住宅 : 富山県、合掌造り、18世紀後期)

 「日本民家園」は川崎市立ですが、日本各地(種として三重~神奈川県)の農家や漁村の網元の家など、古民家を解体・移築・保存しているもので、なんと23棟も集められています。


屋内サンプル111029

 地域の違い、建築の仕方の違いなどよくわかるように工夫され、中へ入って覗き込むだけでなく、床上へ上がってよいとされている家々も多くあります。おおまかに、宿場、信越の村、関東の村、神奈川の村、東北の村というふうにわけられていますが、さまざまなタイプの民家が集められています。


ボランティアの方が囲炉裏を囲む111029

 ボランティアの「炉端の会」のみなさんが、こんなふうに囲炉裏で火を焚き、民家の保存に一役買って、さらに民家の案内もしていただけます。「どうせなら、それらしくコスプレしてほしい」という意見もありましたが…(笑)


神酒口作品展展示例111029

 日本民家園のベンチで各自お握りなどの昼食をとりました。
 神酒口(神酒口とは、正月にお神酒徳利の口にさす装飾のこと)の作品例の展示会が開かれていまして、その繊細な細工も楽しめました。


日本民家園のサザンカ111029

 園内ではサザンカが咲き始めており、四季の花も楽しめるようになっているよい施設です。
 山の斜面を利用して作られています。ややきつい階段を登りきると、最後は三重県志摩市大王町船越の漁村にあった「舞台」を見学することになります。「奈落」があり、奈落内で人力で「回り舞台」を回転させる仕掛けまであるという大がかりなものでした。(船越の舞台は撮影していません)


【枡形城趾】

枡形山展望台からの風景111029
 (↑ 中央右ビルの陰、第二京浜多摩川大橋が見えます)

 「日本民家園」を出たあとは尾根伝いに歩き、最後は枡形山の枡形城趾の展望台に上りました。
 展望台に上ると、周囲360度が写真のように見渡せます。たいへん見晴らしがよい。それもそのはず、ここは鎌倉幕府で源頼朝の信頼を得ていた稲毛三郎重成が山城を構えていました。
 この付近の事情・歴史にたいへん詳しい(たぶんボランティア)の初老のおじさんから詳しい説明を聞きまして、91年12月の朝日新聞記事のコピーまでいただきました。


枡形山展望台からの風景2111029
 (↑ 新宿高層ビル街でしょうか…)

 その記事とおじさんの説明によれば、稲毛重成は坂東平氏でしたが、北条政子の妹を正室に迎え、頼朝の信頼を得、稲毛十六郷主として一代を築いたそうです。枡形城はは多摩川の北を見渡すことのできる鎌倉幕府の防衛ラインとして、戦略的価値が高かったと言われているらしい、とのこと。
 稲毛重成の最期は、例によって、執権北条氏の謀略により謀殺されたといいます。(北条氏の歴史は、以前「和田の里」の記事でも書きましたが、呆れるほどに謀略の話題が多いのです)
 枡形城は戦国時代には「後北条家」の城となりますが、戦が鉄砲主体となるにしたがい、山城は流行遅れとなって、やがて戦略的価値を失っていった、といいます。


【生田緑地ばら苑】

生田バラ園永盛撮影2111031

 枡形城趾のあと、長者穴横穴古墳群見学の予定でしたが、「生田緑地バラ苑」へ近道しようという意見が出ました。近道とはいってもこれがかなり急な上りで、結局はかなりたいへんでした。
 「生田緑地バラ苑」は、小田急向ヶ丘遊園の閉園に伴い、園内に整備されたばら苑を、存続を求める市民の声に応え、2002年に川崎市が引き継いだもの。運営はボランティアのみなさんが主体だと聞いています。
 なお、上の「生田緑地バラ苑」の写真は、「San Po の会」のリーダーNさんから提供していただきました。

 バラ園の後は、例によって宿河原駅付近の銭湯「宿河原浴場」で汗を流し、登戸にて夜の懇親会というコースとなりました。

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 上の「San Po の会」前の一週間はあまり心臓の調子がよくなく、困っていたのですが、この前日の28日から昨日11月4日まで、心房細動発作ゼロの日が続いています。新記録です(笑)。
 この日も急な上り坂のあと、じつは少し危なっかしい状態だったのですが、ここでなんとか持ち直したのがこの一週間の安定へ繋がってきています。
 なぜこうなるのか、理由がもう少し解明できれば…、と思うのですが。

 明日はコスモスの咲き乱れる美しいお寺「法起寺」をお楽しみいただく予定です。
コメント
ころん さん、
「日本民家園」へわざわざ移築するような民家といいますと、農村なら名主クラス、漁村だと網元だとか、やはりよい暮らしをしていた方たちの家が多くなります。
しかし、神奈川県の家になりますと、もう畳敷きは寝る部屋だけで、あとは割竹の上にむしろを敷いている程度だったり、かなり厳しい生活のようです。一般庶民はどんなだったか、現在の心地よさからはなかなか想像が付きません。
【2011/11/06 20:41】 | ディック #- | [edit]
よく保存されていてボランティアさんが一役されていていいことですね。
垣間見えます調度品や、建具が立派です。
竹細工も見事で良い暮らしが見えてきました。
【2011/11/06 16:04】 | ころん #- | [edit]
kawazukiyoshi さん、
昨日土曜日、スポーツクラブへ運動に行きました。風邪気味で不調でしたが、心臓は無事。連続9日間心房細動発作なし。新記録更新でした。
【2011/11/06 15:35】 | ディック #- | [edit]
炉端が、経験がないのに、懐かしいですね。
調子が良かったとは、ずっと続くと良いですね。
私の方は、少しずつ、元に戻っていくようです。
今日もスマイル
【2011/11/06 15:31】 | kawazukiyoshi #- | [edit]
hirugaoさん、
hirugaoさんのお写真にもよく古い家が残っている様子が写っているので、こういうところへ住んでいる方は意地がたいへんだろうなあ、などと想像しています。
【2011/11/06 12:41】 | ディック #- | [edit]
紗真紗 さん、
いろいろなところをほんとうによくご存じです。ひたすら感心いたします。
>「○○くんちは、ヒャーまる見えだね!」
>「○○くんは、こんな暗いところで勉強したんかな!」
こういう感覚が大切ですね。感情移入して、ひとの立場で考える、そういうことができるようになります。
【2011/11/06 12:38】 | ディック #- | [edit]
nakamura さん、
向ヶ丘遊園は2002年に閉鎖されました。バラ苑は川崎市とボランティアのみなさんの力で存続となり、いま近くに藤子不二雄ミュージアムが開館しました。
【2011/11/06 12:34】 | ディック #- | [edit]
作りが立派ですね!

そしてこの民家を維持していく上でのお手伝いがいいですね。
咲いたまで旧高橋家の民家で数珠玉を頂いたり昔遊びをして孫と遊んできました。
此処でもボランティアの方がいました。
【2011/11/06 11:43】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
ディックさま^^こんにちは~♪

百合が丘に叔母がおりましたので、遊園地には何度か~、
この茅葺き屋根の家を前にしますとリンとしてきます。
これ程建ち並びますと、周りがいがありますね。
この時、小学生の団体と一緒になったのですが、
「○○くんちは、ヒャーまる見えだね!」
「○○くんは、こんな暗いところで勉強したんかな!」
○○家を○○くんちと~~
感覚の冴えた会話が聴こえてきましたこと思い出しました。

白いサザンカがポツンといい雰囲気のなかで、素敵なふぉとです~!
【2011/11/06 10:36】 | 紗真紗 #- | [edit]
おはようございます。

よいものですね~、炉端の会のみなさんが蝋人形かと・・・楽しい老後ですね。
自分のためにも、人のためにもなっておられます。
そういえば、向ヶ丘遊園はまだやっているのでしょうか?
【2011/11/06 10:08】 | nakamura #- | [edit]
miyata さん、
先日川越を見てきましたが、「蔵の町」として観光資源になっているとはいえ、現代にあのような家で暮らしていく不便はたいへんだ、と思います。こちらは古い文化財を移築しているわけですが、究極的には残すべき遺産をきちんとピックアップして決めて、住民との合意の上で税金を使っていくしかないでしょう。

家の外壁や屋根の補修には相当な資金が必要です。その分長期的に積み立ててこなくては、なかなかできることではありませんね。お気の毒ですが、いずれはやらなければなりません。
【2011/11/06 08:35】 | ディック #- | [edit]
小肥り さん、
馬と同居する民家は何軒か見ましたが、竹細工の馬は気がつきませんでした。
ウォーキングの会の記録なので、駆け足の紹介になりましたが、細部を見ていくと、こんなことをしていたのか、と驚いたり、おもしろがったり、人々が長年のあいだ続けてきてさまざまな工夫の数々に感心します。
【2011/11/06 08:28】 | ディック #- | [edit]
一休さんが飛び出してくる・・・
そんなことをつい思ってしまう写真です。
この辺でも山の方へいくと見られますし、保護されているようですね。
しかし、あんたちは文化遺産だから建て替えないで下さいと言われても、大変でしょうね。・・・そんなことないか。
そういえば今日昼から、家の外壁・屋根の補修について施工会社が来ます。また金がかかります。
【2011/11/06 07:59】 | miyata #- | [edit]
向丘遊園の民家園は面白い。楽しい。
農耕馬が同居するタイプの農家もありました。
本物の馬はさすがにいなくて、竹細工の馬(本物の大きさ)が飾ってありました。
【2011/11/06 05:56】 | 小肥り #mQop/nM. | [edit]
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