早朝の東大寺へ ~ 大仏様を拝みに

2011.10.13(18:00)

興福寺菩提院大御堂111002

 奈良での二日目は早朝7時30分にホテルを出ました。
 昨日の反省を踏まえて、興福寺の階段前の坂道を東へ、ゆっくりと昇って行きます。
 途中通りの右側に「興福寺菩提院大御堂」を見つけました。 美しい佇まいに心惹かれますが、ここは公開されていません。ちょっと門から覗くだけです。


春日大社一ノ鳥居111002

 春日大社「一ノ鳥居」に着きました。ここは左(北)へ曲がってまっすぐに大仏殿の方向へ向かいます。
 参道の奥のほうまで眺めても、まだ人影はまばらです。
 追記訂正: 左(北)の方角へ曲がってまっすぐ行くと県庁に出てしまうので、広大な奈良公園の中を斜めに東北の方角へ向かい、国立博物館の南を迂回しながら東大寺方面へ向かいます。


早朝のなら公園の鹿たち111002

 早朝で観光客は少ないため、鹿たちものんびりとしています。


早朝の東大寺南大門111002

 昨日は写真を撮らなかった東大寺南大門です。
 Wikipedia よりますと、南大門は国宝で、平安時代の応和2年(962年)8月に台風で倒壊後、鎌倉時代の正治元年(1199年)に復興されたもの。東大寺中興の祖である俊乗坊重源が中国・宋から伝えた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう、天竺様・てんじくようともいう)を採用した建築として著名、だそうです。
  東大寺は広くて、先は長いです。ゆっくりと歩きます。


東大寺中大門111002

 中大門に到着です。大きな屋根はその先にある大仏殿の屋根が重なって見えています。大仏殿に入るには西(左)の端の入り口へ回らねばなりません。中大門を通してくれるわけではありません。


初めて目に入る大仏殿全体111002

 だから、中へ入って最初に見える大仏殿の全体は、このように左斜め前から見るかたちになります。
 全体を見渡した写真は、「なんだ、大したことはない」と思われるかも知れません。でも、正面へ回った写真には人物が写っています。この巨大な建造物の大きさが実感されると思います。下の写真をご覧ください。


香炉のある大仏殿正面111002

 すでにご紹介した興福寺五重塔の高さは約50m、この大仏殿の高さは約48~49m だそうですから、横幅ほか全体を勘案すると、とんでもなく大きな木造建造物です。何回も炎上したりして、現在の大仏殿は江戸時代に再建されたものだそうです。


大仏殿前の灯籠111002

 途中にあるのは灯籠でしょうか。使用するときは、鍵を解錠して開いて使うのかな。
 この灯籠もこのように見上げなければなりません。凝った細工です。ほぼ同様のものが興福寺の宝物殿にも展示されていました。
 いま調べてみました。
 写真の灯籠は国宝であり、「金銅八角燈籠」と称するようです。


見上げる大仏殿縦111002


やっと拝めた大仏様111002

 ああ、ようやく大仏様に会えました。
 ちなみに、大仏の正式名称は「盧舎那仏坐像」、大仏殿の正式名称は「東大寺金堂」です。(本尊を安置する寺院の仏殿のことを「金堂」といいます)
 姿はよく見られる如来像と区別が付きませんが、東大寺は華厳宗を学ぶため創建されたお寺ですから、本尊は盧舎那仏(るしゃなぶつ)ということになります。
 今後の記事の中で、奈良のお寺の特色について、すこしずつ書いていきたい、と考えております。
コメント
mico さん、
>「興福寺菩提院大御堂」
>通りすがりの方が「入って見学可能ですよ」と教えてくれて見学してきましたよ。
えー! うーん、朝と夕方で、誰も通りかからなかったし…。
損したような…。
東京出張って、よくあるんですよね。入れ替わりに現地へ行ったりすると残念ですね。
【2011/10/14 20:02】 | ディック #- | [edit]
「興福寺菩提院大御堂」私も何度か覗くだけでしたが
通りすがりの方が「入って見学可能ですよ」と教えてくれて見学してきましたよ。
早朝の東大寺あたりは人も少なくて良かったですね。
「金銅八角燈籠」東京に出張していましたね。
【2011/10/14 19:33】 | mico #NkOZRVVI | [edit]
小肥りさん、
奈良のお寺は大きいとは聞いていましたが、ぼくの頭の中の基本は鎌倉の寺ですから、その何倍かという程度のことだろう…、と。
京都の寺も多少は知っていますけれど、まさか奈良のお寺がこんなに広くて、建造物まで巨大なものばかりだとは…。
1日目の興福寺の五重塔の次がこの東大寺大仏殿で、午後には薬師寺でまたびっくりしてしまうことになります。
創建時の大仏殿がさらにもっとおおきかったということは聞いております。時代を考えると、すごいことですねぇ。
【2011/10/14 18:24】 | ディック #- | [edit]
昔の人は偉い。
よくこんなデカイ仏様を作ったなあ。
その入れ物もすごい。
創設時はこれより横幅3割ほど大きかったそうですね。
手塚治虫氏の「火の鳥」でもドラマチックに描かれていました。
感動ものでした。
【2011/10/14 11:34】 | 小肥り #nLnvUwLc | [edit]
hirugao さん、
朝7時半過ぎにホテルを出ても、東大寺の中大門に到着したときは8時をかなり回っていました。東大寺も混雑を予想していて、8時から大仏殿を開いています。
この日は日曜日、前日の土曜日の夕刻に「日曜日の朝にしよう」と決断したのは正解でした。土曜日はすごい混雑でしたから。
紅葉が進む10月中旬以降は、奈良のホテルは予約が取りにくくなるようです。兵庫県からなら、一泊して東大寺は翌朝というのがよいでしょうね。
【2011/10/14 10:45】 | ディック #- | [edit]
紗真紗 さん、
設計された方(用語はわかりませんが)は当然真正面から眺めた美を一番意識されているでしょう。正面に門があって、そこから眺めるのでしょうから。
しかし、写真に撮るとなると、大きすぎて広角になる。不自然です。
人間は自分で動いて行ったり来たりして、頭の中で、正面から眺めた美しさと、圧倒されるような大きさを自分で再構成できますが、それをカメラは一枚の画面ではとらえきれないですね。
結局は、紗真紗さんのように組み写真で全体を構成するのが有効でしょう。
ぼくはそこまで面倒でやる気がないから、「時系列構成」で並べて、読む人の想像力に委ねます。
【2011/10/14 10:37】 | ディック #- | [edit]
YAKUMAさん、
>こんなに大きな木造建築物は、今となっても造るのは大変な作業なのでしょうね。
重機が使える分だけ重いものを持ち上げる作業は楽なのでしょうが、腕のある宮大工さんの数とか、何よりも材料(太く大きな良質の木材)がなかなか見つからないでしょう。そして、資金熱めが大変。
この資金の問題は、この日の午後の、「薬師寺」の記事のところで触れたいと思います。
【2011/10/14 10:30】 | ディック #- | [edit]
奈良ではやはり東大寺が第一でしょうね!

こうして泊まって奈良を見るのも本当にいいものですね。
早朝のお寺の様子はキリットしていいものですね。南大門もいつも人が多く大仏様も人の姿がいっぱいというところです。
これからは奈良もいい時期に入ります。
【2011/10/14 09:05】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
空見 さん、
パンチパーマ型の髪形が仏像が初めて作られたクシャーナとか、そういう地方で流行っていたということはなさそうですね。上流階級の髪形だったという説はあるようですし、お釈迦様が天然パーマだったという説も囁かれたりしますが、誰も見てきたわけではないから真相はわからない。
確実なことは、現存する古い仏像の頃からそのような髪形だったということです。
仏教の本はわが家にたくさんありますが、仏像の髪形については書かれていませんね。

興福寺の南側を走る車道が、春日大社の一ノ鳥居に正面からぶつかっているのです。たぶん、この交差点が境界なのでしょう。左折して車道を行くと県庁にぶつかってしまうので、奈良公園の中を斜めに横切って東大寺へ向かいます。
【2011/10/14 08:50】 | ディック #- | [edit]
またこんばんは。

>パンチパーマについてはいろいろな人がおっしゃっているようですが、当時流行っていたのではなくて、仏像が最初にできた西の方の影響のようですよ。

その西の方で流行っていたのですかねぇ・・?

お写真2枚目に信号が写っていますが、何でしょうか。。。修学旅行生のように見ています(笑)
【2011/10/14 00:29】 | 空見 #- | [edit]
ディックさま^^こんばんは~♪

早朝のすっきりとした空気が漂ってくるようです。
さすが東大寺、国宝のオンパレードです。
灯篭などディテール至るまで目が追いつきません。

さすが大仏殿には、圧倒される厳かさを感じます。
私は、お寺については「正面の美学」といいますか~
何となくそのように眺めるのが好きですので、
堪能させていただきました。
中大門などガイドブックにはない温かなご案内に感謝しております。
【2011/10/14 00:12】 | 紗真紗 #- | [edit]
こんばんは
ここには国宝がたくさんあるのですね。
こんなに大きな木造建築物は、今となっても造るのは大変な作業なのでしょうね。
【2011/10/13 22:26】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
空見さん、
>早朝7時半から、これ一日中歩くんですか?
この日の夜中の2時頃目が覚めました。足が強ばって痛いのなんの…。翌朝はホテルの狭い部屋でストレッチをやりました。
それでなんとかなるのは、スポーツクラブで多少なりともストレッチなどやっていたおかげでしょう。

パンチパーマについてはいろいろな人がおっしゃっているようですが、当時流行っていたのではなくて、仏像が最初にできた西の方の影響のようですよ。
【2011/10/13 22:14】 | ディック #- | [edit]
地理佐渡さん、
ふつうに考えると、観音菩薩が雲に乗ってあらわれて、何か助けてくださるところでは? 観音様は女性形の姿態で描かれることが多いようですから。仏像はインド・スタイルが残っていればいるほど、腰がくびれて人間らしさが感じられます。
【2011/10/13 22:08】 | ディック #- | [edit]
こんばんは。

早朝7時半から、これ一日中歩くんですか?
さすが東大寺って感じです。るしゃなぶつ・・写真俳句の世界でも「るしゃな」と名乗っている方が居ますが、有名です(笑)
それにしても大仏の髪型は昔から不思議ですよね、パンチパーマのようなのが当時は流行っていたのでしょうか、なんて。
【2011/10/13 19:53】 | 空見 #- | [edit]
こんばんは。

これは良い図柄で有名ですが、
何だっけかなぁ。いずれにせよ、
東大寺と言いますと天平という
二文字がどうしても出てきます。

人民の苦しみと一方で文化的な
開花を感じる時代です。

【2011/10/13 18:49】 | 地理佐渡.. #i104y3BE | [edit]
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