FC2ブログ

剱崎灯台から岩礁地帯を歩く

2011.06.18(16:00)

剱崎灯台110603

 一昨日の記事のつづきだ。
 三浦半島の「剱崎灯台」にきている。
 下の地図で、灯台から岩礁地帯へ下りて、海岸の岩礁地帯を歩き、Aの辺りへ到着したら、きょうはそれ以上は無理だから剱崎のバス停まで道路を歩いてから帰ろう、と思っている。
 灯台の右側には、東京湾を通って行く舟が見えている。


大きな地図で見る


剱崎から漁港を見下ろす

 剱崎の灯台から、間口漁港のほうを見下ろしている。空はどんよりと曇り、たまに薄日が射す程度だ。
 この灯台は1866年(慶応2年)の江戸条約に基づき、明治政府がその5年後に設置したもので、房総半島の洲崎灯台の対で、東京湾の入り口を表していた。
 剱崎の名の由来は、海南神社の神主が岬の突端から剣を海に投じて龍神の怒りを鎮めたからだ、という。

剱崎灯台付近から岩場を見下ろす110603

 一昨日の、岩礁を見下ろす小径へともどってきた。
 これからあの岩礁を目指して下りていくのだ。


岩礁地帯へ下りていく110603


群がり咲くセイヨウミヤコグサ110603

 海が近くなってくると、セイヨウミヤコグサ (訂正 → 正しくは「ミヤコグサ」のようだ)やハマボッスが群がり咲いている。


たぶんセイヨウミヤコグサ110603

 ミヤコグサとセイヨウミヤコグサの区別この位置から撮るとわかるというのだが、上の萼片の先端が隠れてしまった。ミヤコグサの図と比較すると、全体に萼片が短いから、たぶん「セイヨウミヤコグサ」だろう。
 追記: 上のような総苞の様子から、ほぼ「ミヤコグサ」に間違いないと思われるので、6月20日付にて訂正する)


ハマボッス110603

 こちらがハマボッス。どちらも2回目なので、観察する側のぼくも馴染んできた感がある。


岩礁地帯を歩き始める110603

 岩礁地帯を歩き始める。
 海水が足元にまだ残っている。左側からは岩に砕ける波の音。脳裏には三陸の海岸に押し寄せる津波の映像がある。1m 程度の津波がきてもここは足元をすくわれてしまうだろう。
 以前なら考えもしなかったことだが、とても怖い。


目指すは正面の岬だ110603

 正面に見える、あの岬をさらに回り込んで行かねばならない。あの突端はちょっと厭だなあ、と思う。くびれた辺りを越えて行ければそのほうがよいのだが…。

 このあと、5分後、ぼくはカメラをリュックにしまった。だからしばらくのあいだ写真はない。
 絶景が続くが仕方ない。両手を空けて手を使わないと足元が危ないのだ。海水か湧き水か知らないが、岩には藻がへばりつき、濡れている。こんなところで足を滑らせたらたいへんだ。たまに磯にいる人を見かけるが、まだ誰ともすれ違っていないのだ。
 もう少し生きていたい、とそう思った(笑)

コメント
nakamura さん、
以前よりは時間がありますので、調査研究の執拗さが出てきました(笑)
【2011/06/21 07:01】 | ディック #- | [edit]
こんばんは。

男性的な風景ですね。
こういう場所にしばらく行っていません。
なお、お気を付けて・・・。

オッと、ミヤコグサの研究は、ディックさんらしいですね。
【2011/06/20 22:08】 | nakamura #- | [edit]
mico さん、
花はきれいでも、危険がいっぱいのハイキングでしたよ(笑)
【2011/06/19 16:41】 | ディック #- | [edit]
nekocchi さん、
>葉や茎に毛がある
これは元画像でないとわかりにくいのですが、毛があります。
ただ、毛があるとかないとか、「どんな毛か」までは書いてなかったし、そう行っている図鑑にマクロ写真は載っていないし…。
【2011/06/19 16:39】 | ディック #- | [edit]
YAKUMAさん、
若ければ平気なのでしょうが、この先どうやって進もうか、と考えて進まなければならない場面もありまして…。
この方面へくるときは、潮の満ち干を考慮しておかないと、引き返さねばならない、ということもあるようです。
岩がかなり滑るので危険です。
【2011/06/19 16:36】 | ディック #- | [edit]
hirugao さん、
上から見ているときれいなので下りていきたくなりますが、海が近くなると怖いですよ。1m 水位が上がっただけで、たいへんなことになります。まともには歩けません。岩をよじ登ったり下りたり、潮だまりを避けたりしながらなので、時間も掛かります。
【2011/06/19 16:33】 | ディック #- | [edit]
地理佐渡 さん、
歩いていて、岩礁地帯が狭くなり、海に近くなってきますと、波の音が怖いのですよ。以前だったら「楽しいハイキング」なのですが、これも震災の後遺症でしょうか。
地層がはっきりしていて、露出して盛り上がっているところなど、絶好の景色ですが、なんとなく気が急きます。早く通ってしまおう、と。
【2011/06/19 16:29】 | ディック #- | [edit]
空見さん、
手元にある図鑑には、横から見て「萼の長さを確かめよ。短いものはセイヨウがつく」と。
またもう一冊には、「萼や茎に毛が生えているか確かめよ。生えていればセイヨウがつく」と。
一応、どちらも当てはまるのですが。
「横から見て確かめよ」とも書いてあるので…。
正直言いまして、下りて行くにつれ、とっても怖くなってくる場所でして…。あまりゆっくりと花を確かめる気分にはなれないのでした。
あ、もうひとつ、ある一冊の図鑑には、花弁に赤味が混じるのは「ニシキミヤコグサ」という別種であると書いてありました。
【2011/06/19 16:25】 | ディック #- | [edit]
miyata さん、
岩礁地帯を歩く、というハイキング・コースになっているのですね。たまにポールが立っていて、右○○岬、左××港とか、書いてあります。
しかし、あの津波の映像を一度見てしまうと、警報をたとえ聞いても岩礁地帯を延々と歩かなければ高いところへ逃げられない、というのは、怖ろしいです。
えー、「そんなに放射線レベルが高かったとは、気がつきませんでした」なんて平気で後から言う人たちですから、ごまかされて予定外のリスクを負ってしまわないよう、くれぐれもご用心ください。
【2011/06/19 16:16】 | ディック #- | [edit]
セイヨウミヤコグサとハマボッスの群生が目を惹きそうですね。
白亜の灯台、岩礁の磯、など樂しませていただき有難うございました。
磯の香が届きそうです。
【2011/06/19 06:22】 | mico #NkOZRVVI | [edit]
ミヤコグサとセイヨウミヤコグサ・・・
紛らわしいですね~^^:
花数多く、葉や茎に毛がある。
と思って区別してきましたが…
セイヨウミヤコグサに一票^^
【2011/06/19 00:26】 | nekocchi1122 #4v6QK5lk | [edit]
こんばんは
岩場へ降りていくこの道、以前一度だけ行った覚えがあります。
ディックさん、無事に帰ってきてよかったです。
【2011/06/18 21:25】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
こんばんは

久しぶりに灯台を見ました。
愛知県の渥美半島にある灯台を思い出しました。
しかしなかなか険しい場所ですね。
ハマボックスは初めて見ました。
黄色い花のほうはその辺りで見られるのと同じなのかわかりませんが・・・
【2011/06/18 21:24】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
とそう思った(笑)・・・

笑っていられるうちはよいのですが、そのようなところは危険ですね。昔はよくそんな所へいって貝だとか蟹だとかとって遊んでいましたが、たしかに津波は恐いですね。福島いらい身近なことになってきました。
最近、福島出張のための同意書を書かされました。
【2011/06/18 20:43】 | miyata #- | [edit]
こんばんは。
ミヤコグサかセイヨウミヤコグサか・・全体の景では西洋に見えますが、単体の様子では違うような?ミヤコグサか?単体のもっと正面の画像はありませんかねぇ。
・・これはハッキリ言って前回より余計に判らなくなりました(汗)

以前にも当方の記事(ミヤコグサとセイヨウミヤコグサの違い)を見ていただきましたが、今回は2008年のセイヨウミヤコグサを置いてゆきます↓(私も初めて出合った頃で名前を知りませんでした)ご面倒でしょうが、今一度ご確認をお願いします。
※西洋の方は花弁の先が赤っぽくなることもあります。ディックさんのミヤコグサは磯で咲いているので、何らかの個体変異があるのでしょうか。
全くどうでもいいことですが、後ほどご意見などをお聞かせいただけると有り難いのですが。

http://blog.goo.ne.jp/decollo07/e/67479470f9c37baf39cf04fb8ef58208


【2011/06/18 19:58】 | 空見 #- | [edit]
こんばんは。

良い風景です。三浦。また行きたい地です。
学生時代には二度ほど行きました。
さて、海岸沿いに険しいルートをたどって
いただいています。地層の美しいこと。
さらには海食洞やら、海食台やらの発達が
顕著です。
【2011/06/18 19:22】 | 地理佐渡.. #i104y3BE | [edit]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://dickhym.blog9.fc2.com/tb.php/4087-9a2f48f3