「和田の里」の庚申塚

2011.06.01(16:54)

観音像の庚申塔110518


 5月18日に荒崎から三崎口へ帰る途中、「庚申塔」を見つけたとして写真を掲載した。
 上がその再録写真だ。
 そもそも「庚申塔」とは何なのか?
 Wikipedia の説明書きがよくまとめられているので、以下に引用する。
 
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 庚申塔(こうしんとう)は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多い。塚の上に石塔を建てることから庚申塚、塔の建立に際して供養を伴ったことから庚申供養塔とも呼ばれる。
 庚申講(庚申待ち)とは、人間の体内にいるという三尸虫という虫が、寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くのを防ぐため、庚申の日に夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀って宴会などをする風習である。
 庚申塔の石形や彫られる神像、文字などはさまざまであるが、申は干支で猿に例えられるから、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を彫り、村の名前や庚申講員の氏名を記したものが多い。同様の理由で庚申の祭神が神道では猿田彦神とされ、猿田彦神が彫られることもある。また、猿田彦神は道祖神とも信仰されるため、庚申信仰が道祖神信仰とも結びつくこととなった。さらに仏教では、庚申の本尊は青面金剛とされるため、青面金剛が彫られることもある。
 庚申塔には街道沿いに置かれ、塔に道標を彫り付けられたものも多い。これは道祖神など他の路傍の石仏にはあまりみられない機能であり、庚申塔の特色とされている。

庚申塚110519

 和田城趾を見つけ損なったあと、次は和田義盛を祭神として祀った「白旗神社」を捜しに行ったが、農道を歩いていると、前日(5月18日) に引き続いて、上の写真のような光景によく出会う。
 一番左側に「猿田彦大神」の字が見えるので、これはおそらく「庚申塚」または「庚申塔」だろう。
 外国産の宗教であれ、何でも採り入れてしまう日本人だが、道教の思想まで民間信仰の風習として採り入れていたとは知らなかった。
 私のような都会人で、「庚申塔」ないし「庚申塚」の意味を知っている人間はどのくらいいるのだろうか。
 ( なお、ひき続き、「道祖神」についても勉強してみよう、と考えている)


【ヤマボウシほか、枝を伸ばす木々の花】

横に広がるヤマボウシ110525

 木々の緑が色濃くなり始め、長く枝を伸ばすようになった。のびのびと枝を伸ばし、すがすがしい白い花を咲かせている様子は見ていて気持ちがよい。
 上と下は根岸森林公園の東門付近のヤマボウシだ。

前へ垂れるヤマボウシ110525


ヤマボウシの枝110520

 こちらは根岸森林公園の南西の奥、ナツツバキ、モミジバフウの林の近くに数本植えられているヤマボウシだ。


近所のスイカズラ110520

 上は近所の崖の上のスイカズラ。
 最初のうちは貧相で写真を撮る気にはなれなかったが、いまではのびのびと蔓を伸ばしている。


近所のハコネウツギ110518

 こちらは近所のハコネウツギ。崖の上で、ここにハコネウツギがあるとは気がつかないでいた。
 三崎口へのハイキングに出かけた帰りの夕刻、坂を登っていく正面になるので、二色の花が目立っていた。


【わが家の庭の開花速報】

 ・サルビア・グラニチカ


コメント
miyata さん、
『蒼穹の昴』、かみさんが見ているのを途中で数回見た程度ですが、ああ、そういえば、あれは田中祐子さんですね。
浅田次郎の原作では、題名を変えて、西太后の物語がずっと続いているのですよ。
【2011/06/05 13:42】 | ディック #- | [edit]
蒼穹の昴・・・
そうですね

中国も微妙に見ています。混乱しますね。
BSでやっていました。やっている時間では見れませんので録画してみていました。
なんと最高権力者・西太后やくで田中裕子が主演でした。
【2011/06/04 11:03】 | miyata #- | [edit]
miyata さん、ありがとうございます。
検索ワードとして少し調べ見たいと思います。
知っているのは、『チャングム』以外は浅田次郎原作の『蒼穹の昴』ですが、これは舞台は清だから、中国ですね。
【2011/06/02 20:18】 | ディック #- | [edit]
朱蒙(ちゅもん)
蒼穹の昴 "そうきゅうのすばる"
淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)
太王四神記
善徳女王
チャングム・・・

みーんな見た
【2011/06/02 20:06】 | miyata #- | [edit]
hirogao さん、
ハコネウツギは雌しべがチャームポイントですね。
根岸森林公園内の「馬の博物館」にもありますが、剪定されて形を整えられたものは、なんとなく窮屈そうに咲くので、このようにのびのびと咲いてもらったほうが美しく見えます。
【2011/06/02 10:41】 | ディック #- | [edit]
nakamura さん、
緑の中で、花の咲いた枝が長く垂れ下がってくるというシチュエーションは、なかなかいいものです。
【2011/06/02 10:38】 | ディック #- | [edit]
ひろしさん、
私はただ、自分がまったく知らない分野があるというのが、自分で気に入らないだけなのです。
若い頃から、「あなたは器用貧乏で、いろいろなことに手を出すけれども、『これは…』と秀でたものがない」と言われ続けております。
【2011/06/02 10:36】 | ディック #- | [edit]
YAKUMA さん
「猿田彦」は道祖神との融合もあるので 100%「庚申塚」とは言い切れませんが、道祖神は猿田彦と女性の神様のペアで、男女仲良く手を繋いだ像が彫られた碑を伴うことが多いようです。
それがなくて、別途仏像が単独で刻まれていたりする場合は、「庚申塚」であろうか、と思われます。
横浜から三浦関東にかけて、「庚申塚」はとくに多いらしいです。まだ、私の知識もほんのとっかかりですが…。
【2011/06/02 10:32】 | ディック #- | [edit]
おはようございます

雨の中ヤマボウシもスイカズラも清らかに咲いています。
いい花ですね。
身近に咲いている花ですがハコネウツギも花色が楽しいです。
【2011/06/02 07:17】 | hirugao #J7S1TTU6 | [edit]
おはようございます。

垂れる形のスイカズラ、ハコネウツギも良いですね。
ひろしさんのご意見に一票!!
【2011/06/02 07:04】 | nakamura #- | [edit]
早速、新しい分野に嵌まり込みそうですね。
ディックさんの若い柔軟な脳を示しているようで、感心します。
私は自分を、本の中での知識にとどまっているだけの「老いた脳」の持ち主、と自戒しているのですが。
【2011/06/01 22:17】 | ひろし #FFrZaXh. | [edit]
こんばんは
庚申塚は、聞いたことはあっても、その意味を知ることは無かったですね。
うちの近所で境川を渡って、少し上流へ歩くと、川から登った坂道の途中に塚があり、猿田彦と書かれた石碑があります。
これも庚申塚なのですね。
今度見に行ってこようと思います。
【2011/06/01 22:06】 | YAKUMA #0p.X0ixo | [edit]
miyata さん、
なにしろ「チャングム」と「キム・サムスン」しか知りませんから、コメントしにくいです。琉球の歴史も「テンペスト」を読んで知りました。高句麗の歴史ドラマというのは、題名は何でしょうか。
【2011/06/01 21:43】 | ディック #- | [edit]
地理佐渡さん、
道教は名前しか知らず、その内容なんて調べてみたこともなかったので、こういう出会い方をするとは思っていませんでした。
もう少し深く、分け入ってみたい、と思っております。
【2011/06/01 21:37】 | ディック #- | [edit]
ころん さん、
庚申信仰は、現代的感覚からあまりにもかけ離れているので、ちょっとびっくりです。今後はウォーキング等で路傍の石仏など見つけるたびに、きちんと記録写真を撮って調べていきたい、と思います。
【2011/06/01 21:35】 | ディック #- | [edit]
中国より伝来した

面白いお話ですね。夜通し宴会がいいなあ。

ところで、ここのところ・・それ以前から高句麗や朝鮮のドラマにはまっているのですが、あのあたりの歴史というのは複雑怪奇で面白いですね。結局うだつのあがらないふうなキムチュンチュが3韓を統一したということが実に面白いです。900年の歴史をもつ高句麗が一度は滅んだということも面白いなあ・・・
・・・嘘だったら教えてください。
【2011/06/01 20:18】 | miyata #- | [edit]
こんばんは。

こちらでも時折見ます。
道教由来とありました。
道教はかなり古くから伝わってきて
いるようですよね。
高松塚古墳やキトラ古墳の中にある
四神像なんかも道教由来と聞いてい
ます。

【2011/06/01 20:13】 | 地理佐渡.. #i104y3BE | [edit]
「庚申塚」信仰の対象になったのでしょうか?
教えの指針にしたのでしょうか?
四国88ヶ所巡りでも時に、お寺さまの近くの田んぼで
見かけます。
同祖神か・?何かわかりませんが、、

やまぼうし なつつばき見事ですね・
今日公園で、初めて ハコネウツギを見ました。
二色ですね、小さな木でした。
【2011/06/01 19:57】 | ころん #- | [edit]
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