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葉っぱのふしぎ/田中修
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- 2008/05/26(Mon) -
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葉っぱのふしぎ 緑色に秘められたしくみと働き (サイエンス・アイ新書 (SIS-062)) (サイエンス・アイ新書 (SIS-062))これはおもしろい本でした。 科学的な生物学というのは、こういうふうに実験して、謎解きをしていくのか、と感心しました。 外見的な特徴から分類して、これはこちらの仲間、あれはあちらの仲間なんていうふうにやっていくのを博物学というのでしょうけれど、そういうのもある程度わかってくると飽きてくるし、葉の構造とか、頭から説明されて「ああ、そうか」なんていうのも退屈だし…。 つかみがよかった。夏に雨を伴わない台風が吹き荒れたとき、著者は秋にサクラが咲くと予言をして、見事的中するのです。なぜ秋に桜が咲くのか。 植物の中で葉が担っている役割を、いろいろと実験しながら解明していくという内容の本で、「ああ、なるほど」と、とてもよく理解できます。 「光合成によって葉は二酸化炭素を吸収し、酸素を生成する」と言われますが、CO2のO2を排出するわけではないのですね。葉から排出されるのは水から創り出された酸素なのです。そんなことは、いままで疑問をもったことすらありませんでした。 図鑑ばかりを眺めているのではなく、少し科学的に突っ込んでみよう、と思いました。むしろ、そういうことを通じて、植物の生態についての全体的な理解が深まるかも知れない。そんな予感がします。 科学解説書というと、従来は講談社ブルーバックスくらいしかなく、ぼくは物理学と天文学に偏った読書をしてきました。「生物学って、おもしろいんだ」ようやくそんな気持ちになりました。今後はこういう方向へ少し突っ込んでいってみよう。そう思っております。 この本はソフトバンク・クリエイティブ株式会社という会社の発行したサイエンス・アイ新書というシリーズから選びました。このシリーズは2006年の10月から刊行していて、ほかにもいくつか興味深い書籍があります。科学解説書が充実するのはぼくのような読者にとってとても嬉しいことです。 本書は当ブログの読者の皆さんにとくにお薦めです。 |
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