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ヤエムグラ(八重葎) 2023.04.04 -- 1

2023.04.06(20:25)

20230404 こども植物園 ヤエムグラの花と葉ブログ用

山ぼうし さんのブログ「きれぎれの風彩」を閲覧していたら、北本自然観察公園でヤエムグラ(八重葎)を撮影した写真が出てきた。北本自然観察公園は、野草が豊かで、自分も近くにこんな公園があったらいいな、と憧れている場所だ。

ところで、山ぼうしさんの写真はマクロ撮影に適したカメラでは撮影していないので、細部が見えにくい。これは是非とも久しぶりに自分で撮影してみたい、と思った。

ヤエムグラにこだわるのは、「百人一首が好きだから」という理由だ。恵慶法師の詠んだ歌は「八重葎 茂れる宿のさびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり」だ。ここでヤエムグラはおそらくは生い茂る雑草の代表として詠まれ、秋の寂寥感を強調するのに使われている。

「河原院にて、荒れたる宿に秋来るといふ心を 人々よみ侍りけるに」と「拾遺集」の詞書にあるそうだ。

苦労して撮影したが、撮れた写真はフォーカスが甘いので、Photoshopのシャープネスを使って、花が見やすくなるように修正している。細部がやや強調されているが、ヤエムグラ(アカネ科ヤエムグラ属)は近寄ってみると、葉がざらざらとしていて、葉の先が鋭く尖っている、という特徴がある。

花は4個の雄しべとふたつに分かれた柱頭があるというが、あとから無理してシャープネスで強調し、花が咲いているのがわかるようにしたので、この写真では花の細部までは確認できない。

しかし、私はむしろ、この葉の様子に魅力を感じている。「自分は百人一首に詠まれた、荒れ果てた場所に生える雑草です」と言っているかのように思えるからだ。



2023年04月06日

  1. ヤエムグラ(八重葎) 2023.04.04 -- 1(04/06)