小石川植物園の中ほど、新しくできた温室の、延長部分がある辺りの手前に、ツバキやサザンカばかりが集められた椿園がある。ツバキはどれも大きく育って、鬱蒼として、中はかなり暗い。
この椿園の西側のフェンス、つまり温室の延長部分の手前に、何種類かハルサザンカらしき種が植えられている。しかし、そこは立入禁止だし、花は椿園のフェンスからはやや遠く、ツバキの木々が鬱蒼として、カメラを構えにくい。どの花も「背景は異様に明るく、手前の花が暗い」このように最悪のコンディションになるので、これまでは撮影を試みたことすらなかった。
2月14日、「今日はSONYのカメラと望遠レンズで撮影してみよう」と決心して出掛けた。
以下は、その立入禁止区域の花々を、鬱蒼とした椿園の中から撮影を試みたもので、SONYの高画素のカメラと望遠レンズ、それと Photoshopの新ヴァージョンがあったからこそ、なんとか見られる画像になった、という何枚かの写真だ。
中部地方に多い、ハルサザンカだそうだ。
愛知産で、濃桃色の八重の花。12月~4月頃まで順に咲く、という。ハルサザンカはサザンカよりも開花時期が遅いので、紛らわしくてもある程度の見当は付けられる。
【羽紅(うこう)】
一見してサザンカのようだが、これも開花している時期からしてハルサザンカと思われる。情報がネットに見つからず、この花についての詳細はさっぱりわからない。
【昭和侘助】

上の花々と同じ区画に植えられていたが、この花は、ハルサザンカではない。
名の知られた侘助の一品種で、ネットに販売広告が多い。薄くピンクが差すことが多いそうだ。別名が多く「昭和侘助」の他にも「柳葉侘助」、「初雁」などの名がつけられている。
以上、小石川植物園では初めて撮影を試みた区画の花々である。

写真は2023年2月1日の夕刻16時48分に根岸森林公園で撮影したものだ。
数えたことはないが、感覚的にいうと根岸森林公園にはこの7倍~10倍のカラスが群れている。今年生まれた子ガラスたちが成長して加わっているのだ。
夏~秋にかけて食べ物は豊富にあるのだが、秋も深まる頃になると、公園の管理者は徹底した草刈りを始め、草の種、落ちた数多くのどドングリなどを徹底してかき集め、片付けてしまう。
困ったカラスたちは、明るいあいだは付近の自治体のごみ集積所などを狙って出掛けていく。迷惑千万であり、「夏のあいだ公園が育てたカラスたちなのだから、最後まで責任を取れ」と言いたくても、カラスに名札は付いていないから、苦情の申し立てようがない。
夕方になると、根岸森林公園にもどってくる。
犬の散歩など人が歩いていれば芝生の広場には出てこないが、寒い日の夕方人出が少ないと、芝生にはカラスたちが数多く広がって餌を探している。
写真は iPhoneで撮影したもので、このような写真はただレンズを向けて写真を撮るだけでよいから楽だ。
iPhone で撮影した写真は、自宅の WiFiに繋いで写真アプリを起動したとき、自動的に原データを iCloud.com(Apple社のクラウド・サービス) に転送するよう設定してある。私は この写真をブログに掲載するために、iCloudから原データをダウンロードして、それを Photoshopで加工して使っている。
iPhoneのメモリーに余裕を持たせる一方で、ブログに掲載する写真の解像度を少しでも改善するためだ。iPhoneのメモリーには、「iPhoneの小さな画面で見るには十分、という程度の写真データ」が残されているわけだ。

上原ひろみ さんはニューヨークを起点に活躍している日本生まれ、米国在住のJAZZピアニストで、私はずっと注目して聴き続けてきた。
Apple Musicに「上原ひろみがアニメ映画のサウンドトラックを制作した」とそのアルバムが彼女の新作として登場した。
映画名は 「Blue Giant」である。
「そんなマンガがあるのか?」と Amazonを検索した。Amazonでは2月23日夜23:59まで、無料で10冊まで読むことができる。
読み始めたらおもしろい。JAZZのことなど何も知らない主人公(高校生)が、「聴いてみたらこれはすごい」と惚れ込んで、高校生生活を投げ出してテナー・サックスの練習に没頭する、という始まり方で、そのシリーズが4冊、アメリカへ飛び込んでいく第2シリーズの冒頭部分が3冊、JAZZ環境のまったく異なるドイツへ行くシリーズの始まり部分が3冊。
私はおもしろくて夢中になり、無料部分は全部読んだ。
Amazonは「たとえ10冊無料にしても、試し読みした読者はどうせやめられなくなり、残りを買ってもらえれば十分に儲かる」と計算しているのだ。私はその罠に飛びこんだ「飛んで火にいる虫」(夏の虫 と書くにはちょっと寒い)である。
なお、写真は12月14日に小石川植物園で撮影したヤツデとハエだ。


ハルサザンカに「梅が香」という品種がある。八重咲きで、なんとくふわふわ、なよなよとしていて、色も薄い。小石川植物園の正門のかなり近くにあって、日本庭園方面へ行こうとするとその前を通る。12月中旬頃にいくときは必ず撮影するようにしている。
小石川植物園ではサザンカ、ツバキの類は事実上放置状態にあり、とくに手入れもしていないので、「きれいな感じ」にはなかなか咲いてくれない上に、「なんとなくふわふわ、なよなよ」としているので、撮影するのにとても苦労するのだが、今回がもっとも美しく撮れたかも知れない。(撮影日 2022.12.14)
双子の孫たちがテレビを見ているので、いまがブログへ載せるチャンスだと更新した。
ブログはまだ休載継続です。いろいろとトラブルが続き、今週一杯はブログ管理できる状態ではありません。
今日は孫たちの母親がいるので、多少の余裕があり、この記事を載せております。

ケンポナシ(玄圃梨)は、クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木。
梨の味がする美味しい果柄部分は萎んでますが、果実が見えています。こういう状態の写真撮影(12月14日)はこれが初めてです。
白いのは、種皮が剥けて胚乳が露出した状態かも知れません。
このような時季の撮影は初めてですし、あまり突っ込んで調べている時間の余裕はないので、詳しくご存じの方は、コメントにて補足してくださるようお願いいたします。

突然ですが、事情があって、5~7日間ほどブログを休載します。
写真は1月24日に撮影した自宅庭のニホンスイセンです。
みなさんのところへはおうかがいしてコメントなどするかも知れませんが、当ブログは数日間休載しますので、こちらを訪問されても写真記事はありません。
よろしくお願いいたします。
なお、昨晩の「小石川植物園で見つけた紅葉(黄葉)その2」は是非ご覧ください。美しい写真をお楽しみいただけます。