
8月13日朝これから台風が来ると聞いて、慌ててフヨウの写真を撮ったことがある。
フヨウは根元で2つに別れた大枝のうち、1本はすでに折れてしまい、もう1本は傷んでぐらついいたからだ。草むしりのときにちょっと手をかけただけで、根元から折れてしまいそうなのだった。
さて、フヨウは例年暑さが増す前と、暑さが通り越して涼しくなり始めた頃の2回、花のピークを迎える。
9月17日はなんと2回目の台風もやり過ごし、満開の花が咲き乱れていた。
今度こそ、これが最後だろうと思われるので、ピンクのフヨウの最後の姿をブログに掲載しておきたい。

左端に横へ伸びている茎の先の花も全開していますが、そこまで入れると画面が小さくなるので撮影していません。
本日は、朝から突然落雷が響いたりします。落雷はPCの大敵であり、落ち着いて作業ができません。
21日の記事で「映画館で聴くようなドルビーアトモス・サラウンド音響がイヤホンだけで聞こえてくる」と書きました。
「表現が大袈裟なだけだろう、そんなことができるはずがない」と疑問を持たれた方も多いかと思います。かつては、部屋を特別に作り、大きなボックス型のスピーカーを置いて、高級な機材を揃えないとそういうことはできなかったからです。
そこで私ではなく、9月23日の日経新聞記者の言葉を借りたい、と思います(下記)。
「AirPods Proを使って感じるのが、もはやイヤホンのような音響機器はかつてのように材質や形状で音質を良くするものではなく、いかにコンピューターのチカラで音声や使い勝手の良さを強化するかという競争に突入しているということだ」
現状では、私は Apple社のイヤホンだけではなくて、Mac Studio と、Studio Displayに組み込まれたスピーカーで音楽を聴いているわけですが、このスピーカーは幅18mmほどの 液晶ディスプレイの下部に組み込まれています。
ディスプレイの前の適当な位置に座っているだけで、ホールでの演奏を生で聴いているかのような音を味わえます。音楽鑑賞のための特別室にいるわけでもなければ、巨大な高級スピーカーの前に陣取っているわけでもありません。それでも満足しているのは、「コンピュータの力」と「技術進歩」のおかげです。
さて、明日は約束通り、満開のフヨウの記事を載せたいと思います。

今朝(9月22日)庭の見まわりをしたところ、藤棚の下に新しい白の彼岸花が咲いていた。
これまでは一度も咲いたことのない場所で、しかも立派な大きい株だった。
満開のフヨウの写真を掲載するつもりだったが、枚数が多くなり間に合わない。
とりあえず、これでご容赦を!

ヒガンバナは、昨日玄関前で咲きかけていてのを、本日9月21日に完全に開花したので撮影した。付近はあまり明るくないし、午前中は日も射していなかった。しかし、背景を考えると、まさにこの場所でこの角度で撮影するしかないのだ。それでも、明るい道路が背後に見えているよりはよいだろう。
さて、21日のセンニンソウの記事に関して、多摩NTの住人さんから「私はクラシック、ポップスをひっくるめて耳に掛けるタイプのウォークマンで運動中に聴いています」とのコメントを頂戴した。
そこで、まず、ちょっと前置きなのだが…。
私は三十代半ばにぎっくり腰をやった。それ以来ちょっとしたことで繰り返す。十数年前にぴたりと繰り返さなくなったのは、新横浜のカイロプラクティックの院長のおかげだ。
ぎっくり腰は腸腰筋(ちょうようきん)という腹の奥のほうにある腹筋(インナーマッスル)を伸ばせば治る。それがわかってから、腰の具合がそろそろやばいな、と感じたら腸腰筋を伸ばしてもらいに行く。そんなふうに、身体の筋肉の痛みは、遠くつながったところの筋肉が堅くなっていることに起因することが多い。
今年の初め、膝の内側やや下部の鵞足が痛んだ。鵞足炎らしい。多分左腿の内転筋を伸ばせばよいのだろう、と考えた。それは間違っていなかった。ただ、自分で伸ばすのはなかなか難しい。結局またカイロプラクティックの院長の助けを借りた。
その院長とイヤホンの話題になった。
iPhoneで Apple Musicを聴くのに、「同社の AirPodsProを使うと凄い音がするね」「うんうん」というわけだ。「映画館で聴くようなドルビーアトモス・サラウンド音響がイヤホンだけで聞こえてくるのがすごいですね」という話である。
イヤホンでこのようなことができる Apple社の技術の進歩に驚いて、私は結局PCの買い替えを考え始めた次第だ。
残念ながら iPhoneは画面が小さいのが欠点だ。Apple Musicで聴きたい曲を捜したり、あれこれ検索をしたりするのに使い勝手が悪い。しかも、それまで私が使っていた iMacは8年前のPCで、古すぎて新しいOSにバージョンアップできないのだ。しかし、新しいOSでなければ、AppleMusicは使えない。私はPCそのものの買い替えを検討せざるを得なかった。
しかたなく、今年の春は、iPhoneと Apple社のイヤホン「AirPodsPro」が、私の「庭いじりの友」だった。そんなふうにして、庭の手入れに力を入れすぎたのが、私が親指を傷めた原因になっているのだけれど。
(注)AirPodsProはBluetoothの無線接続です。iPhoneはパンツ(ボトムズ)のポケットに入れておきます。

9月1日頃、自宅の東側のお隣さんでセンニンソウ(仙人草)の花が満開になりました。
改修中の庭は、賃貸募集中だからとりあえず誰もいません。そうなるともう、ちょっと庭へ入らせていただいて、センニンソウは撮り放題。例によって、またいろいろとレタッチの実験を試みています。
とはいえ、私はいま頭の中が西欧のクラシック(ルネサンスから現代音楽まで)と、ジヤズと、米国のR&B、ロック、ポップスなどで満たされており、自然観察の写真はとりあえず3枚だけでご容赦ください。
じつは「いずれこういうことをやりたい」と想定して、私の本棚にはクラシック、ジャズ、ロック関係の本がそれぞれ数十冊揃っています。数十年前からこつこつと買い揃えてきたのです。
それらをぱらぱらと読みながら、とりあえず初めたことは、
1. ジャズ ----- ブルーノートの1500番台、4000番台の録音を、1枚ずつ全曲聴くこと。
2. ベートーベン ----- 後期のピアノソナタの聴き比べ。
3. クラシックの世界のいま生きて活躍している若い世代の発掘
4. 英米のここ数年のPopsの中から好きなアーティストの曲を聴きまくること。
上のようなことをやりたいと想定して、昨年後半から Apple社の動向を注視し、新製品を狙って準備していました。Spotify、AmazonMusicUnlimited、AppleMusic の音楽配信を試聴のかたちで契約し、聴き放題の体制を整えようとしていました。
「Amazon は結局CDを売りたいだけ」なのだと判断して契約を解除しました。Apple社も最終目的は PC、iPhoneなどの製品を売りたいのですが、そのためには大金をかけて音楽配信を各分野で充実させ、揺るぎないものしたいというやる気が満々。
Apple社はCPUまで自社開発して、圧倒的な速度と、AppleMusicという使いやすいソフトを工夫し、「これだけ使いやすくして音楽も各分野で充実させているから、わが社の製品を買ってくださいね」という姿勢です。ただ、先行のSpotify のように世界中の古今東西のあらゆる曲が何でも揃う体制にするにはあと一歩。もう少し時間がかかりそうです。
Spotify は世界中の既存の多数のリスナーが自分たちなりのライブラリを作って応援しているのが強みで、体制盤石です。これは Apple社の資金力と開発力を以てしても、そう簡単には崩せないでしょう。
というわけで、私の音楽視聴体制は AppleMusic と Spotify の2本立て。しかも新しい MacStudio とスピーカー付きディスプレイの音質は圧倒的です。オーディオ専用の機器ではないのに、どうしてこんな音を出せるのか。技術の進歩は圧倒的です。
そしてその同じマシンで、私は写真のレタッチを楽しんでいるのだから、たいへん満足しています。

シロバナマンジュシャゲという呼び名が定着しているようだ。定説では「ヒガンバナとショウキラン(ショウキズイセン)が自然にかけあわさってできた、とされているようだが、諸説いろいろとあるらしい。
昨日台風の風雨がひどくなる前にと、庭の花を撮影した。
2本の茎が重なっていたので、まず2つの花の絡みをほぐして、上下に離し、それから撮影した。風雨に倒れやすくなるが台風がくるというから、どうせ風雨にやられてしまうだろう。それまでの美しさだ。
白花といっても真っ白ではない微妙な色合いで、それを表現するには色飛びを抑えなければならないし、花に広がりがあるので、背景とごちゃごちゃしないように撮影するのはなかなか困難だ。
正直に言えば、私の頭の中はいまクラシック、ジャズ、ロックほかの音楽でいっぱいになっていて、「自然観察は後回し」という気分なのだが、台風は待ってくれないので、昨日は少しだけ撮影に力を入れた。
さて、ベートーベンのピアノソナタの演奏者別聴き比べとか、そういうことをやっていると、時間は飛ぶように過ぎていく。
学生時代から、まずクラシックほかの音楽があり、美術があり、読書があり、カメラや自然観察は60歳頃からの新しい趣味である。そうは言っても私という一人の人間の頭の中では、これらは複雑に絡み合っていて、切り離せるものではない。
たまたまデジタル配信の時代になって、どんな曲でもすぐに最高の音質で手に入る。若い頃は同じ曲を何人もの演奏者で聴き比べるなんていうことは、いくら金があっても足りなかったが、いまはそれが簡単にできるようになったのだから、重点がそちらへ行っているに過ぎない。
そこへ、孫の世話だの天候異変だの新型コロナの蔓延などがあって、出掛けにくくなっているから、重点を音楽に移しているというに過ぎないのだ。
ただ、「音」が主だから、ブログとの親和性はあまりよくない、のは仕方ない。
みなさんのブログへはここ一週間ほどうかがえていないので、本日から明日にかけてうかがう予定だ。ただ、当方の記事更新は、庭の花くらいしか撮影していないので、私の気分次第ということになる。

これが5日になると、上の茎の先端の花2つの、雌しべの柱頭が開きました。
これこそがキキョウの雌花だ、ということがわかります。
5日の時点で、これら2つの花の雄しべは開ききって、雄しべの花粉はすでに散ってしまい、別の花ないし別の株の雄しべの花粉を昆虫が運んでこないと、この雌しべは受粉できないことがわかります。
つまり、キキョウの花は「雄性先熟」だったことがわかります。
3枚目の写真では下の茎の花の雄しべが見えています。
未成熟の雌しべを、雄しべがしっかり取り囲んでいるのですが、中にある未成熟の雌しべは柱頭が開いていないので、その雌しべは受粉することはできません。
前回の写真も含めて全体を見直してみると、キキョウの花がどんなふうに成長するか、キキョウの花の雄性先熟とはどういう仕組みなのか、よくわかりますね。