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自宅庭のバラ「クイーン・エリサベス」 2021.11.23 -- 1

2021.11.23(19:00)

20211121 自宅庭 クイーン・エリザベス1ブログ用

 亡き父から引き継いだ庭のバラ「クイーン・エリサベス」だ。
 1954年に米国で作出された品種で、1979年に世界バラ会連合の「バラの栄誉の殿堂」入りをした品種である。
 米国ではこの「クイーン・エリサベス」を「グランディフローラ系」と名付けたらしいが、アメリカバラ会のみがこの分類を採用しており、日本でもハイブリッド・ティーローズに分類したままのバラ園が多い。

 昨日も書いたが、西欧と米国のあいだには「歴史と伝統の主導権争い」のようなものがあり、ハイブリッド・ティーでもなければ、フロリバンダでもない、「新しい系統を勝手に作り出して分類するなどとんでもない」と、クイーン・エリサベスの分類について米国は猛反発を喰らった。

20211121 自宅庭 クイーン・エリザベス2ブログ用

 私は庭を父から引き継いでから、初めて真剣にこのバラを観察したのだが、「クイーン・エリザベス」は下から太い幹が伸張し、どんどん伸びる。陽当たりのよいわが家では放っておくと花がみんな上のほうで咲いてしまい、下から見上げるしかなくなるので、強く剪定するのだが、それでも伸びる。
 この写真も、じつは脚立に上って撮影しているくらいだ。
 最初は、「大輪だしハイブリッド・ティーローズかと思っていた」のに、「フロリバンダのように花が房咲きになるという性質がある」のに気がついて、このバラは「大輪で房咲き、房咲きといっても実際には微妙に開花の時期を自らズラして花が重ならないようにしている」妙なバラだと気がついた。
 それで真剣になって調べて、このバラが「クイーン・エリザベス」なのだ、と気がついた。

20211121 自宅庭 クイーン・エリザベス3ブログ用

 英国女王の名前が付けられているが、1954年に米国の Dr. Walter E. Lammerts によって作出されたバラだ。戴冠したばかりのエリザベス2世に捧げられて名付けられた、という。

 米国は「クイーン・エリザベス」が、上で述べたような変わった咲き方をする性質のバラであるために「グランディフローラ」という新系統を打ち立てようとした。
 ところが、欧州勢の大反対・猛反発に遭った、という曰く付きのバラなのである。

 というくらいだから、じつに強健。比較的遅咲きだが、咲き始めればもう放っておいても次から次へと咲く。いや、咲いていた。
 というのは、そうはいっても温暖化には敵わないのか、ここ数年どうも調子が悪いのである。

 以上、昨日と本日の記事は、「米国のバラ」特集とした次第だ。


2021年11月23日

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