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横浜税関クイーンの塔 2021.11.30 -- 1

2021.11.30(19:00)

20211124 横浜税関 クイーンの塔ブログ用

 正面に見えるのは横浜税関の庁舎です。
 見えている部分は先日(11月25日付当ブログ)に紹介した「象の鼻」の内側にあたり、見えている水面部分こそが、当初横浜港として開港された江戸末期の横浜港にあたります。

 横浜税関の建物は、1934年(昭和9年)竣工。この建物は横浜市認定歴史的建造物に登録されていて、見えている塔は、昨晩の「日本大通りのイチョウの黄葉」の記事で紹介した神奈川県庁舎のキングの塔、横浜市開港資料館のジャックの塔と同様に「クイーンの塔」として市民に親しまれています。
 なお、この税関庁舎の1階には税関資料室があります。
 「密輸の手口」などの資料はなかなかおもしろくて、見学するのはなかなか楽しい体験です。気軽に入れます。


日本大通りのイチョウ(銀杏)の黄葉 2021.11.29 -- 1

2021.11.29(19:00)

20211124 横浜地裁前のイチョウ並木の黄葉1ブログ用

 11月24日午後12時過ぎ、私は「gooz」というカフェの前のテーブル席に座っていました。
 朝日新聞横浜総局のビルの1階に入っているお店で、パン、ハンバーグ、サンドイッチなどおいしい上に、入れ立てのコーヒーは何種類もの中から選んで自分で注ぎ、最後にレジで精算します。
 この日は通りに面したテーブルも、風があって首など寒いので、空いていました。
 私は最初からここで食事するつもりで、首の辺りはしっかりガードできるよう準備してきています。
 目を上げると、横浜地方裁判所のビルとその前のイチョウの黄葉を眺められます。
 地裁のビルは古い建物を玄関にしてその背後に高層ビルが建っています。古い歴史的建築物を保存しようという配慮からです。

 見えている通りは「日本大通り」です。日本初の西洋式街路として知られています。
 11月から12月にかけてここへ来るのは、もちろんイチョウ並木の黄葉を楽しむため。私の頭の中には時刻による陽の当たり方までインプットされています。

20211124 キングの塔とイチョウの黄葉ブログ用

 2枚目は神奈川県庁本庁舎。神奈川県庁本庁舎は、関東大震災後の1928(昭和3)年竣工した建物で、その塔は「キングの塔」として市民に親しまれてきました。
 今年はキングの塔は改修中で、イチョウとキングの塔がコラボレーションする場面は撮影できないことは承知していました。
 だからイチョウの黄葉には少し早すぎるのです。

20151204 イチョウの黄葉とキングの塔ブログ用

 美しいキングの塔とチョウの黄葉を見たかったという方のために、2015年12月4日の写真を用意して、楽しんでいただけるよう準備しました。
 古い写真そのものではなくて、新しいPhotoshop の機能で細部まで美しく見えるよう、再調整してあります。
 もちろん、もともとの写真がきちんと撮れていないといけませんけど。


ムサシアブミ(武蔵鐙)の果実 2021.11.28 -- 1

2021.11.28(20:30)

20211124 自然教育園 ムサシアブミ果実ブログ用

 これは2021年11月24日に白金台・自然教育園で撮影したムサシアブミ(武蔵鐙)の果実です。
 下の2019年4月4日に撮影したムサシアブミの成熟した状態と、比較してみてください。

20190404 自然教育園 ムサシアブミ完成型ブログ用

 4月初め頃のこの植物が、11月にはこんな姿を見せている。
 おもしろいものです。
 2019年4月30日付の自分のブログで、私は下記のように書いています。
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 2本の葉柄のあいだに挟まれて花茎の先についた仏炎苞が真っ直ぐ立ち上がる。
 そして仏炎苞は大きくなり、縞模様がやや濃くなってきて、2本の葉柄の先の小葉3枚も大きく成長する。
 ふつうに成長すれば、仏炎苞の口辺部(仏炎苞の上部の脇)は少し張り出して、黒っぽい焦げ茶状の襞のようになって、それがくるくると巻いて耳のように見える。
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 その仏炎苞の内部に、肉穂花序が隠れています。
 最終的にはその肉穂花序が授粉し、大きく成長して、このような果実ができあがる仕組みです。

 ただし、じつは雌雄異株であり、株が小さい時や栄養状態の良くない年は雄株となり、 栄養状態がよい年は雌株となるというように、 年によって雌雄が入れ替わるそうです。大きな仏炎苞を持っている個体は、雌株ということになります。

 ムサシアブミはサトイモ科テンナンショウ属の多年草。
 テンナンショウ属には、ほかにマムシグサ、ウラシマソウなどがよく知られており、ウラシマソウは当ブログでも何度か紹介しています。



ノイバラ(野茨)の果実 2021.11.27 -- 1

2021.11.27(21:15)

20211125 自然教育園 ノイバラの偽果1ブログ用

 「自然大好き《道端観察記》」のYAKUMAさんに11月22日のブログで教えていただいたのですが、
 この赤い実は偽果であり、偽果の中には絹毛で覆われた5〜10個の堅果があって、堅果は長さ4mm程度で細長いそうです。
 そんな仕組みになっているとは、いままでまったく知りませんでした。
 撮影場所は白金台の自然教育園ですが、水生植物園付近にはノイバラがたくさんあります。

20211125 自然教育園 ノイバラの偽果2ブログ用

 残念なのは、花の最盛期にここで写真を撮ったことがまだないこと。ノイバラは園芸バラの台木に使われることが多いのですが、その花をしっかりと観察・撮影したことがありません。
 来年こそは…、と思っております。


イイギリ(飯桐)の果実 2011.11.26 -- 1

2021.11.26(21:00)

20211125 自然教育園 湿地の向こうのイイギリの大木ブログ用

 2021年11月25日、白金台の自然教育園をひとめぐりしました。
 水生植物園の池を背に、湿地のはるか向こう右側の高台の上を見ています。
 その辺りは特別保存地区として一般人は入ることのできないエリア。
 あれまあ、あんなところにイイギリの雌木があって、たくさんの果実が陽を浴びてぶら下がっているではありませんか!!

 かなり遠いので、最大300mmの望遠レンズに付け替えて、まずは全体像を一枚。

20211125 自然教育園 イイギリの大木上半分ブログ用

 2枚目はズームを最大限きかせて巨木の上半分の果実が多いあたりを撮りました。
 これで300mm目一杯です。

20211125 自然教育園 イイギリの大木トリミングブログ用

 「もう少し大きくして、細部をよく見たい」という方のために、2枚目をトリミングして、もっとも果実の多い枝が集まっている部分を拡大したのが3枚目。
 そこまで無理をしているにもかかわらず、この解像感!! なかなかよいレンズです。

 たまたま前日の24日の夜、YAKUMAさんのブログ「自然大好き《道端観察記》」にイイギリの果実の写真が出ていて、自然教育園にあるはずだけど、今年は行けていない、とコメントをしたばかり。
 25日は午後まで天候がよいらしい、と突然思い立って自然教育園を訪れたので、なんとか果実を見たい、とこだわっていました。それで目を凝らしてよく見たら、湿地の向こうの高台の上に巨木を発見したのでした。
 自然教育園にはほかにもイイギリの木はあるのです。でも真下から見上げてもはるか上空でとても見えないのです。
 「為せば成る」もので、なんとかイイギリの果実が実っている様子を今年も見ることができました。


2021.11.24のみなとみらい地区遠景写真の範囲内で、見えていない観光スポット

2021.11.25(21:30)

20211124 みなとみらい地区 象の鼻ブログ用

 「赤レンガ倉庫」は、大桟橋の左側に屋根だけ見えていました。
 有名な観光スポットでも、写真手前の長く突き出た埠頭「象の鼻」は、小さすぎて写っていません。

20211124 馬車道 新・横浜市庁舎ビルブログ用

 かなりの高層ビルですが、手前に「ザ・タワー北仲」があったので背後に隠れていたと思われる「新・横浜市庁舎ビル」。
 桜木町駅から地上を歩いていくと、信号などに邪魔されて時間がかかりますが、歩道橋に上ってしまうと2階部分にある入り口まで簡単にいくことができます。

20211124 コレットマーレとロープウェイブログ用

 ロープウェイの高さはせいぜいビルの数階分程度。正面に見えているのは桜木町駅前の「コレット・マーレ」(商業ビル)。桜木町駅からおおよそ汽車道の通っているコースの上をぶら下がって通るようになっています。
 コレットマーレでさえ、昨日の写真では遠すぎて、見えていません。

 帆船日本丸とか、遠くからでは写らないスポットはほかにもたくさんあります。いずれ、紹介したいと思っております。
 とりあえず、昨日の写真のフォローということで掲載します。
 明日は植物写真に戻る予定でおります。


山下公園から眺めたみなとみらい地区 2021.11.24 -- 1

2021.11.24(21:00)

20211111 山下公園から見たみなとみらい地区ブログ用

 自分が2021年11月11日に撮影したこの写真を見て、私は愕然とした。
 画面に写っている辺りは何度も歩き回ったところばかりで、自分はよく知っているはずなのに、なぜこれほばまでにわかりにくいのか。
 一番左、可愛くて小さい塔が見える。これは1934年に竣工した横浜税関の古い建物で、この塔は「クイーンの塔」として知られている。
 その右側手前の四角いビルは神奈川県警察本部庁舎だ。かなり横長のビルのはずが、この位置から眺めると奥行きが詰まって見える。
 その向こうの背の高い高いビルは何だろう? 画像から検索すると「ザ・タワー北仲」といって、三井不動産が開発した雑居ビルでさまざまな商業施設が入居している。
 いやいや待て待て! 神奈川県警本部庁舎とザ・タワー北仲はかなり離れて距離があるはず。まるで県警本庁舎のすぐ向こう側に隣接しているように見えるではないか。
 つまり、この写真は奥行きがかなり詰まって見えているのだ。

 じつは本日11月24日、私は肉眼でも同じように見えるのかと、もう一度確認してきた。
間違いはない、肉眼でもこんなふうに見えるのである。
 ザ・タワー北仲は馬車道通りを挟んで、新・横浜市庁舎と向かい合っているはず。横浜市庁舎はどこなのか?
 判然としない。ザ・タワー北仲の陰に隠れているのかも知れない。
 小さいビルは別にして中央やや左寄り、もっとも高いのがランドマーク・タワーだ。
 その左に見えるのはAPAホテル&リゾート横浜ベイタワー。APAグループの高級ホテルらしい。
 一番手前、妙なかたちの建物は大桟橋の附属施設。横浜市港湾局の施設管理課ほか、株式会社ロイヤルウイングなど、大桟橋に関連する会社が入居している。その右側にだらだらと続くのが有名な大桟橋だ。屋上が芝生になっていて、眺めがよい。
 大桟橋の向こう側、芝生の屋根の上辺り、ミカンの房の上半分のような建物は、横浜グランドインターコンチネンタルホテル。超高級ホテルだ。その辺り一帯はパシフィコ横浜といい、大規模なイベントなどが開催されるスペースだ。

 ランドマークタワーと横浜グランドインターコンチネンタルホテルに挟まれ、同じ形ながら背丈の異なるビルが三つ連続している。この辺りをクイーンズ・スクエアという。ランドマークタワーからクイーンズ・スクエアに欠けて商業施設が集積して、みなとみらい地区の中心となっている。

 ひとつの画面におさまっているものの、奥行きはとても広く、画面に見えている一帯は1日ではとても歩き回ることはできないほど広大で、横浜観光の中心となる地区である。
 たとえば、この画面の中には、名前がよく知られた赤レンガ倉庫の屋根部分も見えている。観覧車の下に写っている。


2021年11月

  1. 横浜税関クイーンの塔 2021.11.30 -- 1(11/30)
  2. 日本大通りのイチョウ(銀杏)の黄葉 2021.11.29 -- 1(11/29)
  3. ムサシアブミ(武蔵鐙)の果実 2021.11.28 -- 1(11/28)
  4. ノイバラ(野茨)の果実 2021.11.27 -- 1(11/27)
  5. イイギリ(飯桐)の果実 2011.11.26 -- 1(11/26)
  6. 2021.11.24のみなとみらい地区遠景写真の範囲内で、見えていない観光スポット(11/25)
  7. 山下公園から眺めたみなとみらい地区 2021.11.24 -- 1(11/24)
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