〈1月3日撮影〉

撮 影 日:2021.01.03
撮影場所:自宅庭
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ
ヒガンバナ科ナルキッソス(スイセン)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域原産の多年生球根植物である。
学名は Narcissus papyraceus。ラテン語に近いフランス語辞典で調べると、パピルスに、語源を示す aceus という接尾語が付いているようなので、「紙のように白い水仙」ということだと思われる。
和名は単にフサザキスイセン(房咲水仙)としているようだが、英名の Paper Whiteという名前が通称として使われている。
水仙の仲間の中ではかなりの早咲きで、わが家では通常12月の早めから咲き始める。
同様のスイセンは横浜市こども植物園でも小石川植物園でも当たり前のように咲いているので、ニホンスイセンよりも早めに咲く房咲きのスイセンとして広く普及している様子だ。
〈12月27日撮影〉
後半は昨年12月27日に撮影した写真だ。
天候や、咲き始めからどのくらい経過しているかなどにより、微妙に異なって見えるかも知れない。

撮 影 日:2020.12.17
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
講談社ブルーバックスの「お茶の科学」の19ページに「すべてのお茶は、同じ茶葉からできている! 」という見出しがあり、そのあと、「日本茶もウーロン茶も紅茶も製法が異なるだけで元はすべて同じ茶葉」というふうに展開していく。
私は講談社ブルーバックスにも書かれていることだし、一時はすっかりこの話を信じ込んでいた。
ところが、小石川植物園でアッサム茶の木の花と葉を見て、「上のことはいくらなんでもひどい暴論だ」と気がついた。
基本的な議論の展開方法として、日本茶、ウーロン茶、紅茶の違いを生み出しているのはたしかに「製法」だから、それを強調したいのはわかる。
しかし、アッサム茶の葉は日本茶の茶葉よりずっと大きく、葉は分厚く、日本茶の茶葉とアッサム茶の茶葉が同じものだ、というのはあまりにも乱暴だろう。
撮 影 日:2018.11.11
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
歴史的に、中国のチャノキがインド方面へと伝わっていった、というのはよいにしても、アッサム地方に交易開拓にきたイギリス人が発見したチャノキは、最初独立種だと思われたくらいに外見が異なっており、後に変種だとされた。
性質がかなり異なり、日本や中国のチャノキとは、あるいはインドの他の地方やスリランカのチャノキとは、アッサム茶は別の変種である、というのが定説らしい。
下に、横浜市こども植物園で撮影したチャノキの写真を載せたが、写真をみただけでも葉の形や大きさの違いが明瞭である。
《参考》チャノキ(茶の木)の花と実
撮 影 日:2020.11.05
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
私は日本茶、ウーロン茶、紅茶など、茶が好きでいろいろと飲み分けて楽しんでいるが、アッサム茶には独特のコクと濃厚な風味がある。
ダージリンなどの茶葉をアッサム茶と同様の製法・工程で仕上げても、同じようになるとは到底思えない。
私はどんなお茶でも好んで飲むが、どういうシチュエーションのときにどういうお茶が飲みたいか、ということで茶葉を選ぶ。
紅茶の場合、一般的に価格がもっとも高い(高級茶とされる)のはダージリンティーである。アッサム茶とは日本では数倍以上の価格の開きがある。
それだけ高額なのに、ダージリン茶の夏摘みはすぐに売り切れになるので要注意だ。
なお、明日(1月5日)はブログはお休みします。
【イロハモミジの紅葉】

撮 影 日:2020.12.17
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ
横浜・東京での紅葉の写真は iPhone で撮影した写真しか出していなかったので、今晩は少しだけ紅葉の写真を載せようと思いました。
久しぶりの小石川植物園でしたが、陽当たりのよい場所での紅葉はほとんど終わっていました。
撮影場所は暗い林の中。木漏れ日に輝くイロハモミジの葉がきれいでした。
【イチョウの黄葉】
どうしてこんな中途半端な構図なんだ? と言われるかも知れません。
10ヶ月ぶりの小石川植物園の散策は、まだ体力の回復に自信がなかったので、100mmMacro1本しか持っていかなかったのです。
見上げたイチョウの大木の黄葉がすばらしかったのですが、100mmレンズ しか持っていないので仕方ありませんでした。
【メタセコイアの紅葉】
何しろ100mm レンズですから、きれいだなと見上げても、こんなふうになってしまいます。
こちらはできるだけ遠ざかって撮影した一枚。
メタセコイアは樹形が美しいです。
メタセコイアやラクウショウの紅葉が美しくなるのは、横浜・東京では12月まで待たなければなりません。
以上の紅葉ではちょっと寂しいので、下は特別出演。
昨年の12月4日の小石川植物園から「ムクロジの黄葉」です。
〈特別出演〉ムクロジの黄葉

撮 影 日:2020.12.17
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
基本方針として、できるだけブログ初登場の花を採り上げたいと思っているので、今回は、サザンカ「歌枕」の登場となった。
この花については、過去に単独で採り上げたことはなくて、参考事例として、「寒椿との類似点」を採り上げたことがある程度。一般的な寒椿「獅子頭」とよく似ていて美しいが、私の印象では、寒椿「獅子頭」よりは八重の花弁の枚数が少なく、色合いが薄くてピンクに近い。逆に言えば、ふつうの寒椿「獅子頭」よりも赤っぽさが薄い印象である。
サザンカは花弁がだらっとした印象のものが多く、このように整った姿の花は少ない、との印象を私は抱いているが、それは原種に近いサザンカの場合の話だ。
ネットで調べてみると、案の定、「歌枕」はサザンカではなくてハルサザンカだとしている記事もあるようだ。
あるサイトでは「タチカンツバキと同種だとの説がある」とも書かれている。
撮 影 日:2018.12.19
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
ただ、小石川植物園の札には書かれていなかったが、同植物園の「2018年12月14日付開花状況」には「Camellia sasanqua cv. Utamakura, Theaceae」と学名が書かれているようなので、やはりサザンカとしておこう。
すぐ上の写真と、この下の写真は、昨年12月ではなく、2018年12月に撮影したものである。
じつは、サザンカ、カンツバキ、ハルサザンカはどう違うのか、という記事を準備中である。
記事の文章はほぼできたが、どういう写真と合わせるかを考えていない。
これが「獅子頭」だ、と自信を持って掲載できる写真があればよいのだが、それも残念ながらまだない。
新型コロナウイルスの感染者が急増しているので、出歩きにくいのが困る。
(注)本日はこの記事の前に、「おせち料理」の記事があります。

撮 影 日:2021.01.01
撮影機器:iPhone11Pro 以下同じ
2021年2日目の記事では、サザンカの「歌枕」を紹介する予定でいましたが、正月気分を出してみたくて、おせち料理の写真も出すことにしました。
千葉から長女夫婦と二人の孫がわが家に来て泊まっており、それに次女と二人の孫たち、私たち夫婦の総勢9名が自宅にいます。
食事だけでも大変です。まだ離乳食しか食べられない子どもたち二人がいますし…。
でも、サザンカの写真記事もすでに準備していたので、今晩は記事が2本です。できれば両方ともご覧下さるようお願いいたします。
おせち料理の写真は、iPhoneであわてて撮影しましたので、多少乱暴ですが、ご容赦ください。

撮 影 日:2020.12.17
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
福岡県久留米市は、古くからサザンカ、ツバキなどの生産が盛んな地域です。
「久留米市世界のつばき館というのがあって、ツバキの起源である原種ツバキをはじめ、世界のツバキを収集、展示しています。
12月28日に紹介したグランサムツバキも収集され、展示されています。
サザンカも数多く栽培されており、余裕があれば11月頃合宿してみたいくらいです。
ところが「久留米白寒椿」の名前が見当たらない。どうしたものでしょう。
久留米市草野町吉木には耳納連山・長岩山という名所があって、サザンカの原生林で約10.000本が10月下旬から11月中旬にかけて咲くそうです。標高549メートルの長岩山は、別名「山茶花山(さざんかやま)」ともいわれる、福岡県指定の天然記念物となっているそうです。
結論として、「この品種については結局わかりませんでした」なのですが、市内には数多くの園芸業者があり、新種なども作られているらしい。
寒椿には、ここで紹介した「久留米白寒椿」以外にも「白い品種があるのだ」くらいを憶えておきましょう。
撮 影 日:2018.12.19
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
最後の写真は、2018年12月に撮影した久留米白寒椿です。
