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タイアザミ(大薊) 2011.11.09 -- 1

2020.11.09(16:30)

20181001 自然教育園 タイアザミとツマグロヒョウモン1ブログ用

 撮 影 日:2018.10.01
 撮影場所:白金台・自然教育園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 9月、10月、11月と、舞岡公園や横浜市こども植物園でアザミの花を撮っていて、私は「秋に咲くアザミの花の見分け方」をこのままにしておくわけにはいかない」という思いに駆られた。
 「タイアザミ」と「ノハラアザミ」の区別を、いままでずっと曖昧にしたまま、きちんと憶えてこなかった。

20181001 自然教育園 タイアザミ2ブログ用

 さて、各種参考文献やネットの情報を整理しつつ、ここ数年に自分が撮影した写真を見直してみた。
 しかし、いまひとつ「納得がいかない」。いろいろと書かれているが、決して教科書の通りにはいかない、現場では当てはまらないことが多い、と感じたのである。
 以下、2018年10月1日に白金台の自然教育園で撮影した写真を並べつつ、自分なりに整理したことを書いてみよう、と思う。

20181001 自然教育園 タイアザミとセセリ5ブログ用

 まず、基本的なことを書いておこう。
 タイアザミ(大薊)はタイの国から来たアザミというわけではない。諸説あるものの「大きいアザミ」という意味だというのが一般的なようだ。
 また、「東北地方に分布するナンブアザミ(南部薊)という種があり、タイアザミは関東地方周辺で見られるその変種」とされているそうだ。「トネアザミ(利根薊)という別名もよく使われている」と解説の多くが書いているが、別種だという説もあるようだ。

20181001 自然教育園 タイアザミとアゲハ3ブログ用

 さて、一般的に解説されていることでもっとも違和感があるのは、タイアザミは「花を横向きまたは下向きに付ける」という項目である。
 これを厳密に守ったら、「タイアザミ」の立て札があるここで撮影し、今回掲載した大半の写真がタイアザミではないことになってしまう。
 ほんとうにそれが正しいのか。
 そんなことはない、と思う。当てはまらない実例が多い、ということだと考えている。
 現実に、ネットには茎の先で上を向いたままの花の写真を「タイアザミ」として掲載している例が多く見受けられる。

20181001 自然教育園 タイアザミとセセリ4ブログ用

 「葉に深い切れ込みがあり、鋭くて長い棘がある」「総苞片の先は大きな棘になって水平に開くか、それ以上に反り返る」「葉は茎を抱かない」「ノハラアザミと比べると羽状複葉の裂け方が大きくて深く、ノハラアザミより棘が鋭い感じになる」などの特徴が一致したら、「花が横向きまたは下向きに付いていなくてもタイアザミである」ということでよいのだ、と思われる。
 要は、どの特徴を優先するか、ということだろう。

20181001 自然教育園 タイアザミとアゲハ6ブログ用

 これまで不勉強だったので、確認していない点もある。「花期には根生葉がない」かどうか、「つぼみの状態のときの総苞片の向き」などだが、上の諸点の特徴が一致したら、それはタイアザミだ、ということで間違いないだろう、と思っている。

20181001 自然教育園 タイアザミと黒いアゲハ7ブログ用

 最後に、アザミの花は蝶や他の昆虫たちに大人気のようだ、と感じた。
 トップの写真のチョウはツマグロヒョウモンの雌、セセリはイチモンジセセリ、アゲハはナミアゲハということでよいのだろうか。自信はない。
 最後の黒いアゲハは、この写真だけではよくわからない。


2020年11月09日

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