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オオボウシバナ(大帽子花) と ツユクサ 2020.08.13

2020.08.13(20:14)

20200802 こども植物園 オオボウシバナ1

 撮 影 日:2020.08.02
 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 オオボウシバナ(大帽子花)は2016年と2018年の2回記事にしていて、「京友禅の下絵を描く染料になる青花紙(あおばながみ)」の原料として用いられ、草津市の特産物として江戸時代から栽培されている、などと調べたことを偉そうに解説している。
 ところが、いざ現場に行くと「あれ、これはツユクサじゃないよな、オオボウシバナだよな」といまひとつ自信がなかったりする。
 花の形について、「ツユクサの大きなやつ」などといい加減な憶え方をしていたからだ。
 今回は3回目の記事であるし、もう「いい加減な憶え方」ではよくない。しっかり観察して憶えよう、という次第。

20200802 こども植物園 オオボウシバナ2

 オオボウシバナをざっと見ると、2本のしっかりした長い雄しべと、真ん中の雌しべの花柱とが、ずいぶんとちんちくりんで小さく見える。
 ところが花に近付いて(1枚目の写真など)よく見ると、ちゃんと長い立派なのが付いているではないか。


《参考:ツユクサの写真》2019.07.03撮影

20190703 こども植物園 ツユクサ

 撮 影 日:2019.07.03
 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 逆に、ふつうのツユクサは、花弁が小さい、と思う(上の写真)。
 耳みたいな青い花弁が上の方にちょこんとふたつくっついているから、雄しべ2本と雌しべ1本が立派に長く突き出しているように見えるのだ。

〈下は再びオオボウシバナ〉

20200802 こども植物園 オオボウシバナ3 

 撮 影 日:2020.08.02
 撮影場所:横浜市こども植物園

 オオボウシバナの青い2つの花弁は、長い雄しべ2本と雌しべ1本の付近までをも囲うように立派に大きく咲いているから、雄しべ2本と雌しべ1本が、逆に小さく見えるのである。

 …というような観察をしてみると、オオボウシバナが当たり前の花で、ツユクサが「花弁が耳みたいな貧相なやつ」に見えてきた。

 さて、以上の観察だが、どちらも花弁は3枚だとか、雄しべは全部で6個、つまりほかに4個あるとか、そういうことは基礎知識として承知している。花の構造の話題ではないのだ。
 私は単に、人は見かけの印象で花を憶えるが、印象は当てにならない。ときには発想の転換を試みてじっくり観察する必要がある、と自戒の言葉を述べているのである。


2020年08月13日

  1. オオボウシバナ(大帽子花) と ツユクサ 2020.08.13(08/13)