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イチビ(莔麻) 2020.08.11 -- 1

2020.08.11(16:30)

20200802 こども植物園 イチビ1ブログ用

 撮 影 日:2020.08.02
 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 イチビ(莔麻)は、アオイ科イチビ属(アブチロン属)の一年草でインド原産だという。別名にキリアサ(桐麻)、ボウマ(莔麻)など。かつては繊維植物などの用途で広く栽培された(Wikioedia)、ということで。こども植物園はかつての「有用植物」ということで植えてみたらしい。
 収穫した茎を水に浸け、表皮の下の靭皮を取り出しこれを植物繊維として利用するのだそうだ。
 日本でも粗布や綱の素材として用いられ、貴族の警護を務める随身が脛の保護のため着用した莔麻脛巾(いちびはばき)などの名称が残る、という。
 壁土に混ぜ込んでつなぎとする苆(すさ)として再利用とか、いろいろと使われたらしい。


20200802 こども植物園 イチビ2ブログ用

 8月2日の写真だが、花のピークはどうもすでに過ぎているらしい。ネットで確認すると、もう少し大きく開くようだ。
 その代わり、蒴果を同時に眺めることができる。

20200802 こども植物園 イチビ3ブログ用

 有用植物して栽培されてきたとはいえ、Wikipedia を読んでいると恐ろしくなるような記述もあった。
 平安時代には既に栽培され江戸時代まで利用されていたイチビだが、「かつて栽培されたイチビは山村などで野生化しているのが見られるが、蒴果は黒くならず、開花期は遅くて短く、また分枝が少ないため種子生産量は多くならない」ということだ。
 しかし、「近年畑や空き地の雑草として急に増えてきたタイプ」のイチビは、そんな生やさしい植物ではない、というのである。

20200802 こども植物園 イチビ4ブログ用

 いま野生化してい新タイプのイチビは「蒴果が黒くなり、開花期は早くて長く、分枝が多く一株から多くの種子を生産する」という。
 新種は輸入飼料などに混じって最近侵入し、繁殖力が強いため短期間で増えたらしい。
 この新種のイチビは、一度定着を許した土壌は、地下の種子が何年も発芽能力を保持して数年に分けて発芽するため、長期的な防除を続けなければ根絶できない、という。日本の侵略的外来種ワースト100に剪定されているという。
 私がこども植物園で撮影したイチビの蒴果には黒くなっているものが見える。
 生活の役に立ってきた植物だとはいえ、現在のわが家の庭には絶対にやってきてほしくない植物だ。


2020年08月11日

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