2020.04.29(20:00)
今晩の写真は、自宅の庭にもかかわらず「至難の撮影」を切り抜けた2枚です。
先日のウラシマソウもそうでしたが、自分の家の庭だというのに、何回試してもどうもよく撮れない。それは「花が咲いている近くへ行くことができない」「暗くて陽が射さない」などの悪条件があるから、なのです。
【イチハツ】(一初)

撮 影 日:2020.04.29
撮影場所:自宅庭
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
まずイチハツですが、ずっと同じ個所に植えられていたせいで、弱って花が咲きにくくなっていたため、かみさんが庭の数ヵ所に根茎を株分けしました。
しかし、そちらはまだあまり大きく伸びていないので、花に勢いがありません。
だから仕方なく、以前と同じ場所で撮影せざるを得ないのですが、まだ往時の勢いが残っているイチハツは、キャラボクの長い枝下の暗がりの辺りです。障害物が多くたいへん撮りにくい。
陽が射してくる方向にあるキンモクセイの木が大きくなってきて、日の光を遮断しているのも厳しい。
やむを得ず、めったに使わない 70ー300mm の望遠ズームを持ちだして、遠くから暗がりを狙いました。
当然のことながら、明るさが足らず苦しい撮影です。ISO2000 に設定してきらきら光る白い部分を抑えるため露出はマイナス補正。
撮れた写真を Photoshop で大胆に現像補正してなんとか見られる写真に仕上げました。
【カラー】
撮 影 日:2020.04.28
撮影場所:自宅庭
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM
カラーは先日のウラシマソウと同じ状態。パーゴラにバラ用の横線が張ってあって侵入できないので、これは擁壁沿いに横から望遠レンズで狙いました。花の辺りだけ陽を浴びて光っているのをどう撮るか、という難題を、絞りは F4.5 と開き目にして、露出は暗めに補正して撮影。それをあとから Photoshop で現像補正して仕上げました。
望遠レンズはめったに使わないのですが、今回は焦点距離は 128mm と112mm であり、マクロレンズの100mm とさほど違いはありません。ただ、ズームレンズなので使い勝手がよいのと、被写界深度やボケのコントロールが容易になるのが利点でした。
望遠レンズは上手に使えば、対象物はくっきりと、そのほかの背景は大きなボケを期待できるのですね。
重いけれども、今後はもう少し活用することにしよう、と思いました。