《野川周辺の住宅地で見つけたトキワマンサク》

撮 影 日:2012.04.15
撮影場所:野川周辺の住宅地域
撮影機器:Olympus E-5
トキワマンサクを初めて見たのは2012年4月15日の San Poの会のウォーキングだった。
この日は野川の周辺を歩いて、多摩川の河岸段丘を上ったり下りたりしたのではなかったか、と思う。
当時は心房細動がひどくなっていた頃で、San Poの会に付き合って歩くのもときどきしんどい時期があったように記憶している。
そんな散策の途中、ある家の垣根が真っ赤に染まっているのに気がついて私はびっくりした。それがトキワマンサクとの出会いだった。
垣根だから刈り込みも強くて、色が真っ赤なだけにトキワマンサクも何やら堅い花の印象だった。
《横浜イングリッシュガーデンのトキワマンサク》
撮 影 日:2020.03.17
撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
それと比較すると、先日出掛けた横浜イングリッシュガーデンのトキワマンサクは柔らかい。何やらふんわりとした細工物のようで、色も薄くじつにソフトな印象だ。
《小石川植物園のトキワマンサク》
撮 影 日:2018.04.10
撮影場所:小石川植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012 下の写真も同じ
これらのトキワマンサクとはまた違うのが、小石川植物園のトキワマンサクで、これは圧倒的な木の大きさ、存在感に、ただただ畏れ入ってしまう。
野川周辺を訪れた2012年の頃は、体調を崩してはいるものの、目新しいところを歩く歓びに溢れ、自然の中で花を見つけるのがただただ楽しかった。
2018年は小石川植物園で初めて出会う花の種類の多様さに私は夢中になって、浮かれていた。
今年2020年は新型コロナウイルス騒ぎの真っ最中。目新しい花々を見つけて楽しむなどは最初から諦めている。こうして過去を振り返っては一人楽しんでいる次第だ。

撮 影 日:2020.03.18
撮影場所:本牧山頂公園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
3年ほど前、久しぶりに本牧山頂公園へ行って愕然とした。
ナワシログミの繁み(たしか二つあったはず)がきれいになくなっていた。
例によって、余計なお世話の横浜植木株式会社が根際から刈り取ってしまったのだ。
これでもう、花も実も見られない、と残念に思っていたが、昨年秋頃行ってみると、繁みが小さく復活していた。一部に花も見られるところがあった。
今年3月18日、繁みはさらに大きくなっていて、果実(正確には偽果)がなっていた。
自然の復活力の強さに、あらためて感心した。
《参考:ナワシログミの花》
撮 影 日:2011:10:17
撮影場所:本牧山頂公園
撮影機器:Olympus E-5
レ ン ズ:35mm Macro
思い出してみると、この繁みの存在に気がついたのは2011年の10月頃で、私は写真の花がナワシログミだとは知らなかった。ただただ、変なざらざらした白っぽい葉が出てきて、10月頃に妙な形の花を咲かせるなあ、と思っていた。
あれから8年以上が経過した。私は相応に植物に詳しくなったが、あの頃見られた木々や花々がいまはもうなくなっている、という例がたくさんある。
古いカメラで撮影した写真の原データをそのまま残しておいてよかった、とつくづく思う。
多少の難がある写真でも、上の写真のように、進歩した Photoshopの RAW現像でかなり鮮明な写真に甦るからだ。

撮 影 日:2020.03.18
撮影場所:本牧山頂公園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
3月18日、久しぶりに本牧山頂公園を散策したが、私が真っ先に確認したのはムベだった。
柵にからみついて勝手に繁殖しているこの蔓性植物は、きれい好きの横浜植木株式会社が、まずは徹底して刈り取ろうとするだろう、と思っていたからだ。
根岸森林公園だけでは飽き足らず、里山の自然を残すはずの本牧山頂公園でも、最近は横浜植木株式会社が活発に仕事をしているようなので心配していた。
一方で、ムベの繁殖力を信じる気持ちも少しはあった。
ていねいに見てまわって、ようやく私はほっとした。
よかった!! 一部の柵でまだ生き残っていた。少しでも生き残っていれば、なにしろムベの蔓の力は強いから、今年も花が見られるだろう。
以下、過去の写真も入れて紹介しておきたい。
撮 影 日:2016.03.20
撮影場所:本牧山頂公園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
上は2016年のムベの芽吹きだが、本日くらいになれば、この程度には芽吹きが進み、もしかすると花も開き始めているかも知れない。
《参考:ムベの花》(2012.04.18 本牧山頂公園にて撮影)
撮影機器:Olympus E-5
レ ン ズ:OLYMPUS 12-60mm Lens 下も同じ
上はムベの雌花。雌しべは3本だ。
上はムベの雄花。雄しべの先のほうが、よく観察すると6本に別れている。

撮 影 日:2020.03.11
撮影場所:自宅庭
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
ムスカリはキジカクシ科ムスカリ属の草本。
放っておけば毎年3月〜4月に開花してくれる。青い色は春の花壇にとって貴重な色合いだ。
写真の赤い葉とピンクの花はオキザリス。カタバミの仲間だが800〜850種が世界に分布しているそうだ。
わが家の庭にも数種類あって、あちらこちらで花を咲かせている。
北東側の花壇では黄色のチューリップを囲むように配していたが、年々チューリップが小さく、少なくなり、今年はまだ姿を見ていない。
〈参考〉ムスカリとチューリップ
撮 影 日:2007年4月初旬
撮影機器:Olympus E-330
レ ン ズ:35mm f3.5 Macro

撮 影 日:2020.03.28
撮影場所:本牧山頂公園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
本日はやむを得ず、ほぼ満員の湘南新宿ラインに乗って、信濃町の慶應病院に出掛けた。
慶應病院の診療予約はもともと3月6日だったが、胃癌の内視鏡による切除が3月2日となったので、この予約を3月27日にしてほしい、と電話連絡し、了承してもらっていたのだ。
何か起きると困るからと、薬は常に3週間ほど余分にもらってあったが、本日はどうしても通院しないと、毎日服用している甲状腺機能亢進症などの薬が切れてしまうから、やむを得なかった。
久しぶりに混雑した電車に乗って都心に向かうのは、ずっと引き籠もって人混みに出掛けなかった私にはかなりの勇気が必要だった。
海外のニュースをよく見ているので、閑散として人通りがほとんどないニューヨーク、パリなどの映像が頭の中にあった。
日本人は強制されなくても、要請されれば自主的にある程度は自制して、電車は空いているだろう、と思っていた。
思いのほか、混み合っていた。
仕事を休めない人たちは仕方なく通勤しなければならない。それは仕方がないだろう。
私は自分の年齢の問題と、胃癌の手術から十分回復できていないなどの事情もあり、人並み以上に用心をしなければならない、と思う。
車輌内ではずっと座らなかった。揺れる湘南新宿ラインの車輌内でもつり革には一度も掴まらず、ドアの近くにいて他人とは対面しないようにしていた。咳をしたりする人、マスクを外して平然としている不用心な人とは向かい合わないようにしていた。
いやしかし、乗り換えに使った新宿駅の混雑にはびっくりした。
そのほか、車輌の窓から見える渋谷駅前の交差点、原宿の竹下通りの雑踏には慄然とした。こんなに密集して平然としていられるのが不思議だ。しかも、服装などから、仕事ではなくて遊びに来ている人たちが多いと思われた。
海外でどれほど酷いことになっているのか、この人たちはテレビも見ないのか? 自分だけは大丈夫と思い込んでいるのか?
まあ、結果が出てくるのは1、2週間経過してからだろう。

撮 影 日:2020.03.17
撮影場所:横浜イングリッシュガーデン
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ
ギョリュウバイ(檉柳梅)はフトモモ科ギョリュウバイ属の常緑低木だそうだ。
ニュージーランドやオーストラリアが原産地で、もう少し薄いピンク色の花が主流のようである。
原産地で蜂蜜の蜜源として好まれ、その蜂蜜はマヌカハニーとして知られている、というと「ああ…」と思われる方も多いのではないだろうか。
〈iPhone11Proにて撮影〉
カンロ株式会社の製品で、「健康のど飴」というのがあるが、「ニュージーランド原産マヌカハニー入り、プロポリス配合」を謳っており、なかなかおいしくて、私の家では愛用している。

撮 影 日:2020.03.21
撮影場所:横浜市こども植物園
撮影機器:Canon EOS 5D Mark II
レ ン ズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
ツツジ科のクロフネツツジで品種名は「羽衣」だそうだ。
横浜市ゆかりの育種家である平野重一氏により作出された、という。
クロフネツツジ(黒船躑躅)はツツジ科ツツジ属の落葉低木で、大輪の花を咲かせ、「ツツジの女王」と呼ばれることもあるそうだ(Wikipedia より)
日本には江戸時代初期の1668年に朝鮮から到来したとされているらしい。
この「羽衣」は、過去何回かこども植物園で見ていたが、いずれもやや時季外れのときだった。今回はベストの頃合いに遭遇したようだ。あまりの美しさにびっくりして、陽射しを考えて2回に分けて撮影した中の4枚である。