

プロコフィエフと横浜は縁が深いらしい。
祖国を離れ米国への亡命を決意したプロコフィエフは、途中日本に立ち寄り、次の米国行きの船便が出るまで2ヶ月ほど滞在した。
その日本滞在中に横浜で演奏会を開いたそうだ。
今回の演奏会では、プロコフィエフ自身が横浜で演奏した曲、日本で構想を練ったとされる曲などが演奏された。
〇 横浜でプロコフィエフが自演した曲
・10の小品より「プレリュード」。4つの小品より「悪魔的暗示」
〇 日本で構想された曲たち。アメリカ・パリ時代へ
・「三つのオレンジへの恋」より「行進曲」。
・オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン(2)、コントレバスのための五重奏曲。
〇 祖国ロシアへ…バレエ・子供・戦争
・バレエ「ロミオとジュリエット」より
・弦楽四重奏曲第2番
・無伴奏チェロ・ソナタ
・「子供のための音楽」より行進曲
プロコフィエフの作曲した曲で、現在演奏会のプログラムに掲載される曲はごく限られている。
上記のプログラムでは、五重奏曲、弦楽四重奏曲などはほとんど演奏される機会がない、と思う。
そんな演奏会のチラシを見て飛びついたのは私が大のプロコフィエフ好きだからだ。
チケットの販売状況は、会場の埋まり具合を見るとあまりよいとは言えないようだったが、このようなプログラムを決めた「ハマのJACK」の面々に感謝したい。
「ハマのJACK 定期演奏会」はこの日が第44回だった。なんと、N響のメンバー数人が中心になって運営しているらしい。
すばらしい演奏で、私は大満足だったことをここに記録しておこう。
《木に登ったヤギ》

撮影場所:根岸森林公園
撮影日:2019.10.24
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

根岸森林公園の管理事務所が草刈りの応援に呼んだ2匹のうちの1匹です。