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ムクロジの花 2019.06.26 -- 1

2019.06.26(21:00)

190619 こども植物園 ムクロジ つぼみばかりの花穂

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.06.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ムクロジ(無患子)は果皮がサポニンを含み、石鹸代わりに使われるとか、種子は羽根突きの羽根の頭に使われるとか、話題に事欠かないし、深大寺などでは秋の黄葉も美しい。
 しかし、神社などで見られるムクロジの樹高は15m〜20m にもなる大木で、花の観察となると容易ではない。
 
 6月19日の横浜市こども植物園では、ムクロジの枝が大きく垂れていて、花穂を撮影する絶好のチャンス。
 ただ、太陽の光線がとても強く、全体が緑と黄色と白のグラデーションとなる花穂は、肉眼で見てもごちゃごちゃして、雄花の雄しべくらいしか判別できない。
 仕方がないから、「まあこんな程度」といい加減な絞りとフォーカスで30枚ほど撮影した。

 上の写真の花穂はつぼみばかりだが、下の写真の花穂では数多くの花が開いている。


190619 こども植物園 ムクロジの花穂


190619 こども植物園 ムクロジの花穂マクロ

 なんとかなるもので、あとからPCの画面で見てみると、雄花だけでなく雌花と認められる花にもフォーカスが当たっている写真がある。
 Wikipedia には雌雄異株などと書かれているが、それはあきらかに間違いで、ひとつの花序の中に雄花と雌花が両方ができることから、雌雄同株であることが確認できた。
 そこで今回、記事にまとめてみることにした。


190619 こども植物園 ムクロジの花穂マクロ2

 雄花は雄しべがはっきりと目立ち、雄しべの先端には黄色い葯が付いている。
 雌花は雄しべが退化して中途半端な形だけが残っており、柱頭の下に子房がふくらんで見えている。
 わかりますよね?


190619 こども植物園 ムクロジの雄花マクロ2

 最後の写真では、雄しべの花糸の毛まで確認できる。
 右下方、開きかけた雌花が見えている。

 これらの写真の撮影中、私の周囲ではクマバチやハナアブがしきりに飛び回り、ムクロジの花が昆虫たちから好まれていることもよくわかった。

2019年06月26日

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