俣野別邸訪問記の第2回。
この記事は前回からの続きなので、必ず前回をご覧いただかないと、何が何だかわからなくなるので、前回も併せてご覧いただきたい。
では、俣野別邸の内部見学の途中からだ。

撮影場所:横浜市戸塚区・俣野別邸
撮影日:2019.06.19
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 以下同じ
中2階のスペース。

2階の和室。

浴室。

1階廊下。

1階座敷。

1階書庫。

1階外廊下。

1階サンルーム。

昼食を食べたテラスから芝庭のほうを見ている。
こんな家に住んで、ゆっくりと冷たいお茶を飲みながら、読書したりする。
すばらしい贅沢だ、とうらやましくなる。

このテーブルでビーフカレーを食べ、アイス・カフェラオレを飲んだ。
なお、ダイニングとキッチンの写真がないが、1階のダイニングでは先客たちが食事をしているし、キッチンはお客さんの食事の調理に実際に使用されているので、覗くことはできなかった。

昼食後、もう一度「俣三郎の家」を見にいった。「なるほど…」とようやく合点した。
俣三郎って、あの芝刈り機に付けた名前なのね。
さて、次回はいよいよ「花通信」らしく、俣野別邸庭園を散策して見つけた花々を紹介しよう。

撮影場所:横浜市戸塚区・俣野別邸
撮影日:2019.06.19
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 以下同じ
俣野別邸は建築家佐藤秀三の設計施工により、昭和14年に建てられた和洋折衷住宅だ。
住友財閥の第16代住友吉左衛門友成の別邸として戸塚区東俣野町に建設された。
昭和初期モダニズム影響下における建築物として高い評価を受け、平成16年に国の重要文化財に指定された。
ところが建物の主要部分焼失により指定が解除。そこで横浜市は資料を基に保存していた部材も使用して再建した。平成29年に横浜市認定歴史的建造物となった。
所在地は戸塚区東俣野町80-1 で、藤沢駅北口からバスで約10分、河岸段丘を利用した広大な庭園の中に位置している。
撮影している私は芝生庭のベンチに腰掛けている。
正面の日傘の下で食事をしている人が見え、広大な庭園を巡ってくたくたになっているので、自分もあそこで昼食をとりたい、と考えている。
下の2枚の写真は、上の建物の左端、と右端だ。
見えている部屋は、後で内部を見てまわったので、このあと紹介しよう。


建築物もなかなか魅力的だが、驚かされたのは広大な庭園である。巨木の林の中の散策路、高低差を利用した植栽、広い芝生庭など、ゆっくりと一巡りし、各所のベンチで休んだりしながら回ると、1時間では見てまわれない。
しかし、庭園の紹介記事は次回に譲り、今回は建物を中心に紹介しよう。

これは何だろう、と思った。私の座っている芝生庭のベンチの背後にある。
犬小屋にしてはどうも変だ。
真相はあとで判明する。

芝生庭では自動芝刈り機が作動していた。
いまはこんな便利なものがあるらしい。

見学と昼食をとりたいので、正面玄関へ回った。
満員なのでオーダー・ストップしているが、先に内部を見てまわってもらっているうちに席が空くかも知れない、という。
そこで、以下、モダンな建物の内部の写真が続くが、枚数が多くなるので途中まで。後は次回に譲る。

玄関から二階への階段を見上げて撮影した。

二階から階段を見下ろしている。

2階の廊下だ。

2階の書斎。
以下、次回、「俣野別邸訪問記2」につづく。
5月12日の庭の花々。今年すでに個別に記事を書いたものは除きます。
【コバノズイナ】(木葉の随菜)

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.05.12
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
この週が庭の花のピークで、とくにバラについては一番勢いがある頃でした。
かみさんがバラの種類を数えたところ、鉢植えでおいてあるものも含め、51種類のバラがあるそうです。
【アルテミス】

アルテミスはギリシャの狩猟・貞潔の女神です。ローマ名ではディアナ、英名ではダイアナです。
2009年にドイツで作出されたバラです。


【ディープ・シークレット】

1976年にドイツのタンタウ社が作出したバラ。
黒成分の強い深紅で、半剣弁高芯咲き。
【ホワイト・メイディランド】

フランスのメイアン社が1985年に作出したバラです。
【ジャーマン・アイリス】

伯母が父のためにとして持ってきた球根がこのジャーマン・アイリスの元だと聞いています。
【ヨハネ・パウロ2世】

昨晩の「ヨハネ・パウロ2世」の花をクローズアップで撮影した写真です。
【ゴールデン・ボーダー】

1993年にオランダで作出されたバラ。
港のみえる丘公園の山手111番館の柵に絡ませてあったのがこのバラではなかったか…。
黄色と白が不規則に混じり合い、日が当たると美しいけれど、撮影はとてもやっかいなバラです。

【花ぼんぼり】

若い花は昨晩に紹介した「しずく」とよく似ています。
「しずく」を作出したのと同じ Rose Farm KEIJI が育種した和バラです。
【アルベリック・バルビエ】

1900年にフランスのバルビエ社が作出したバラ。
モッコウバラ、ナニワイバラに次いで、わが家の西側の高い擁壁を這い上がった3番目のバラです。
道路の下のほうに顔を出してみっともないので、道路側に出た花はかみさんが切り花にして、室内で楽しみました。
【エンジェル・フェイス】

エンジェル・フェイスは5月2日に個別に記事にしましたが、次から次へと新しい花を咲かせるので、特別に今回2度目の顔見せです。
米国の Swim and Weeks というブリーダーが1969年に作出したフロリバンダ系のバラ。 All-America Rose Selections(AARS)の 1969年受賞花です。
《ご参考》Photoshop の新機能「テクスチャ」
Photoshop というソフトは、以前は非常に高額だった。
初心者向きにということで Photoshop Elements というソフトが販売され、これは安価だったが、写真のレタッチ機能などはちゃちであまり使えなかった。
その後、写真の Raw編集やレタッチ機能に特化した Photoshop Lightroom が発売されたが、その頃私はもう Photoshop 本体のRaw編集機能を使いこなしていたので、現在は Photoshop only で写真を編集している。
「そんな高価なソフトを使っているのか」と尋ねられるかも知れない。
じつは数年前から Adobe社は月払い定額のサブスクリプションを推奨し、私は月額1000円程度で Photoshop を使っている。
その強みは常に最新機能を使えることだ。
半月ほど前、Photoshop のRaw編集機能に「テクスチャ」という機能が加わった。
これがたいへんな優れものなのだ。
最近の私の写真は「テクスチャ機能」のおかげで各段に画質が向上した。
いわゆるやや眠い写真を見やすくするために、以前は「明瞭度」を引き上げたり、最後に「アンシャープネス」を使ったりしていた。
そうすると写真はくっきりと見やすくなるが、輪郭の細部でエッジが先鋭化し、どうしても不自然な感じがしてくる。
しかし、いまや私は「明瞭度」機能はほとんど使わない。それどころか、晴天下で撮影した写真は最終的に「明瞭度」を引き下げて落ち着いた写真に見えるよう配慮している。
それでも、「テクスチャ」機能のおかげで花の細部などはくっきりと細かいところまでよく見える。
仕上げに「アンシャープネス」を使うこともほとんどなくなった。
写真がぎらぎらした感じにならないよう、落ち着いた美しさを見せられるよう、配慮する余裕が生まれた。
「テクスチャ機能」が何をどうやっているのか、いまのところ私にはよくわかっていない。
しかし、結果よければすべてよし、なのである。
【ハナユズ】(花柚子)

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.05.11
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
【しずく】

「しずく」は Rose Farm KEIJI が育種した和バラです。
【アヤメ】(菖蒲)

すでに紹介したアヤメよりも、やや色が薄い種類です。
【パット・オースチン】

デヴィッド・オースチン社のイングリッシュ・ローズの代表格「パット・オースチン」です。
鉢植えから地植えに変更。ようやく安定してきました。
【ヨハネ・パウロ2世】

2008年に米国のJ&P(Jackson & Perkins Roses) 社が作出した大輪の白バラです。
つぼみが開花し、大きくなり、咲き揃うまで、かなりの日数が経過したように思います。
【ソフィーズ・パーペチュアル】

中国に古くからあったバラです。
【ファンタン・ラトゥール】

1900年頃、フランスで作出されたバラ。
アンリ・ファンタン=ラトゥールは 19世紀後半にバラほかの静物画でよく知られ、人気のあった画家です。
パーゴラの上に藤が伸びて日陰になり、すっかり元気がなくなってしまいました。
【ウォラトン・オールドホール】

これもデヴィッド・オースチン社のイングリッシュ・ローズです。
周囲をオルレアに取り囲まれています。
写真を整理したり、記事を書いたり、面倒で後回しにしていたら、1ヶ月を越えてしまいました。
大急ぎで追い着こう、としています。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.05.19
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
京成バラ園芸が1999年に作出した大輪のハイブリット・ティーローズ、剣弁高芯咲きです。
わが家のバラの中ではかなりの遅咲き。5月19日の写真です。


上の写真の花を咲かせたあと、5月下旬から6月上旬にかけて、運の悪いことに風雨の強い日が続きました。
頼りない感じの小さいつぼみが可愛そうなので、早々と切り花にして、花瓶に活けました。
5、6日かけてじわじわと大きくなり、立派な花に成長。
右側の花が傷む前に、本日記念に1枚撮りました。それが下の写真です。

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.06.09
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
5月上旬(5/1〜5/10)の庭の花々 です。
すでな詳細な記事を書いているナニワイバラ、コバノタツナミ、アヤメ、オオツルボ(シラー・ペルビアナ)、バラ(エンジェル・フェイス、バター・スコッチ、ポール・スミス、サザン・ホープ、ブルー・ムーン)は除きます。
【シラン】(2019.05.01)

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.05.01
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ、撮影日付のみ異なります
【オルレア・グランデフロラ】(2019.05.01)

バラなどほかの花々と相性がよく、重宝しています。

【スレーターズ・クリムゾン・チャイナ】(2019.05.01)

もともとは中国のバラをギルバート・スレーターという海運業者が英国へ持ち込んだもの。4月から1月頃まで咲き続けるほど、強健なバラです。
〈同〉(2019.05.10撮影)

【ジャクリーヌ・デュ・プレ】(2019.05.03)

名前は早世したしたイギリスの女性チェリストにちなんで名付けられました。
【イチハツ(一初)】(2019.05.03)

【いおり】(2019.05.04)

「いおり」は國枝啓司さんという方が作出された和バラで、洋バラのような派手さがありません。しっとりとした柔らかみを感じます。切り花にしても長持ちする品種として販売されています。
〈同〉(2019.05.06撮影)

【カタバミとヒメフウロ】(2019.05.05)

【ディープ・シークレット】(2019.05.06)

【フジ】(2019.05.07)

【シラン】(2019.05.07)

【チョウジソウ(丁字草)】(2019.05.07)

【イエライシャン(夜来香)】(2019.05.09)

【かおりかざり】(2019.05.09)

和バラです。2012年に Rose Farm keijiが作出。
【ファンタン・ラ・トゥール】(2019.05.09)

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールではありません。バラの名前ですから、植物画の上手なほうの画家の名前をもらいました。
【ツルマンネングサ】(2019.05.10)

【プリンセス・ドゥ・モナコ】(2019.05.10)

どんどん大きくなって、これではプリンセスでなくクイーンのようです。
