〈5月12日〉

撮影場所:自宅庭
撮影日:2019.05.12
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ、撮影日付のみ異なります
ブルームーンは初代のブルー系のバラとして半世紀以上の歴史があるそうだ。
〈5月13日〉

もう10年くらい前、横浜の港の見える丘のバラ園で「シャルル・ド・ゴール」などを見たときは、咲いてすぐに傷み始めるブルー系のバラに、私は幻滅を憶えたものだ。
しかし、わが家の「ブルームーン」はなかなか立派ではないか。傷みがほとんど見えず、微妙な色合いで大きな花を咲かせている。

〈5月14日午前 雨天〉

ブルー系といっても、紫色からマゼンタ色の成分を一生懸命抜きましたよ、というもので、藤色とか、ラベンダー色とか、いろいろな表現が飛び交っている。
天候や、光の当たり方などでピンク色に見えることもあり、薄い紫色でもかなり青色の成分が出ているな、と感じるときもある。
サントリーが開発した青バラの、どこか人工的な青色とはまったく別のものだ。

1964年にドイツのタンタウ社が作出したバラだ。
〈5月14日午後 曇天〉

強い芳香があるといわれているが、さほど強く感じない。近くにイエライシャン(夜来香)があるせいかも知れない。今年の春はバラに勢いがあるが、香りはあまり強くない、という評判も聞く。
【イエライシャン(夜来香)】(5月15日)

ちなみにイエライシャンもブルー系のバラ(微妙な藤色のバラ)で、やはり大きな花を咲かせている。
イエライシャンは第6回国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」では、HT部門で金賞ほか、あわせて三冠を受賞したそうだ。
このバラは青木宏達さんという方が2013年に作出した日本産のバラだ。
本日夕刻は、近くを通るときかなり強い香りが漂っていた。
〈注〉HTという略語は「ハイブリッド・ティーローズ」のことを言います。