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アマギヨシノ(天城吉野) 2019.03.30 -- 2

2019.03.30(21:31)

190327 小石川植物園 天城吉野1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.03.27
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 「アマギヨシノ(天城吉野)」は、三島市の国立遺伝学研究所で竹中要氏が、オオシマザクラ(大島桜)を母とし、エドヒガン(江戸彼岸)を父として交配を行い、得た品種だ。(山と渓谷社「日本の桜」に拠る)
 昨晩の記事「イズヨシノ(伊豆吉野)」とは、父と母が逆転していることになる。


190327 小石川植物園 天城吉野2

 しかし、それでどんな違いがあるのか、見てもなかなかわからない。
 逆に共通点にはすぐ気がつく。
 ・花はオオシマザクラのように白く、サイズが大きい。
 ・開花時点で葉が少し出ているものの、あまり目立たない。
 ・花数がソメイヨシノのように多く、木全体にびっしりと咲き、満開になると見映えがする。


190327 小石川植物園 天城吉野3


190327 小石川植物園 天城吉野4


【エドヒガンとオオシマザクラの交配について】
 
 ところで、「ソメイヨシノ(染井吉野)」だが、Wikipedia によれば「エドヒガンとオオシマザクラが交雑して生まれた雑種のサクラの中から特徴のある特定の一本を選び抜いて接ぎ木で増やしていったクローンである」そうだ。
 この点は「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の交配種である「アマギヨシノ(天城吉野)」や「イズヨシノ(伊豆吉野)」という桜が、いずれも白いの大型の花弁を持つことから、そうでもしなければ、ソメイヨシノのような微妙な色合い(白っぽいけれどもほのかな桜色に色付いている)のサクラが全国的に広がることはほとんど不可能だったのだろう、と推測できる。 
 「ソメイヨシノ(染井吉野)」は「エドヒガン(江戸彼岸)」から「葉の展開よりも先に花が咲く性質」を受け継ぎ、「オオシマザクラ(大島桜)」からは、「適度な白さ」や「すっきりした幅広の花弁のかたち」を引き継いだのだが、このように単に「エドヒガン」と「オオシマザクラ」を交配しても、じつはなかなかソメイヨシノのような色のサクラは生まれない。
 両者を交配しても、アマギヨシノやイズヨシノのように、真っ白に近い花弁の大きな花を咲かせる桜が生まれる可能性が高い、ということなのだろう。


〈注〉今晩は、この記事の前に「クサボケ」の記事があります。
   こちらとともにお楽しみいただければ幸いです。

クサボケ(草木瓜) 2019.03.30 -- 1

2019.03.30(21:30)

190327 小石川植物園 クサボケ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2019.03.27
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 小石川植物園で撮影したクサボケだ。
 ところが、ボケにも同じ色の花を咲かせる品種があり、写真に撮ったらほとんど背丈はわからなくなるから、区別はもう付けられない。
 そんなことでは、ボケが幼木だったら背は低いのだから、もう区別は付けられない、というのと同じことではないか。
 背丈などいう曖昧な基準ではなくて、すっきりと「ここが違う」という違いはないのだろうか。
 解説している文章は数多く読んだが、結局「ここが違うのだ」と納得できないままである。

2019年03月30日

  1. アマギヨシノ(天城吉野) 2019.03.30 -- 2(03/30)
  2. クサボケ(草木瓜) 2019.03.30 -- 1(03/30)