
撮影場所:小石川植物園
撮影日:2019.03.20
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
「崑崙黒」とかいて「こんろんこく」と読む。
いままで知らなかったが、こういう咲き方を「宝珠咲き」というらしい。
真ん中の部分が開いてしまって、やがて八重のようになって開き、シベが見えてくるというが、その前の宝珠咲きの姿を愛でる椿である。

黒みの強い暗赤色が人気で、神戸、大分などいろいろな椿園を扱った記事を見ていると、これらの椿園でも人気があるようだ。
椿を扱うオンラインショップでも販売されている。

上の写真は、真ん中の「宝珠」が開ききってしまい、魅力を失った崑崙黒だ。

GKZ植物事典によると、日本で戦前に作出された園芸品種だという。
〈注〉今晩は、この記事の前に「マグノリア」の記事があります。

撮影場所:横浜市環境支援センター
撮影日:2019.03.15
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
ハクモクレン(白木蓮)という木は、3月後半になるとあちらこちらで目に付くが、基本的に大きい木が多く、木全体にびっしりと咲くくらい花付きがよい。
前回こども植物園付近の道路際で撮影したハクモクレンがそのよい例である。
だとすると、上の写真はほんとうにハクモクレンなのだろうか。
横浜市環境支援センターの立て札はそうなっていたが、どうも何か別種の花を見ているような違和感が感じられる。木が小型で、花がずいぶんと大きい。
ハクモクレンをベースにした園芸種なのではあるまいか。
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《参考:ほんとうのハクモクレン》

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これはほんとうにハクモクレン(白木蓮)なのか?

似たような花は横浜イングリッシュガーデンでも見ていて、同ガーデンは見映えのよい園芸種の植物をこれでもかというくらい集めていて人気がある。

モクレン属の仲間には園芸種が多いので区別が難しく、こういうときにはマグノリア(Magnolia)と呼んでおく手がある。マグノリアはモクレン属の呼び名そのもので、「呼び名がかっこいいから」とこの呼び方が流行っているが、園芸種であろうが何だろうがモクレン属であれば「マグノリア」なのである。